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家づくりコラム

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2023.07.18

北九州における高性能樹脂サッシを使用したZEH住宅の魅力と特徴

こんにちは!
価格と性能を両方真面目に考える北九州の「地元で生まれ地元で育った工務店」
ハゼモト建設より家づくりの役に立つ家づくりコラムです。

ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)住宅は、省エネ性能が高く、太陽光発電システムにより、生活で消費する
エネルギーよりも生み出すエネルギーが上回る住宅を指します。
樹脂サッシを取り入れることで、より高い省エネ性能と快適な生活空間を提供できる住宅が実現します。
今回は、北九州で樹脂サッシを採用したZEH住宅の特徴やメリットについて詳しく説明していきます。

光熱費を大幅に節約!
樹脂サッシの優れた断熱性・省エネ性能【北九州 新築・注文住宅】

光熱費を大幅に節約!樹脂サッシの優れた断熱性・省エネ性能【北九州 新築・注文住宅】

樹脂サッシは高い断熱能力と省エネ性能を持ち、ZEH住宅において効果的なアイテムとなっています。
これにより、冷暖房費が削減でき、家計の負担を軽減することができます。樹脂サッシは金属サッシに比べて、
断熱性や遮熱性に優れており、外気の影響を受けにくいため、室内の温度を保ちやすくなります。
また、樹脂素材は金属製のサッシに比べ軽量であり、取り扱いが容易なことも特徴の一つです。

開口部は家の中で熱の移動が起こりやすい部分であり、夏も冬も様々な問題が生じます。冬の暖房時には、
室内から逃げる熱の約6割が窓や開口部からであり、夏の冷房時には室外から侵入する熱の約7割が窓や
開口部から起こります。したがって、窓対策を行うことは、断熱性能を高める上で非常に重要となります。

窓対策を行うことは、断熱性能を高める上で非常に重要【北九州 新築・注文住宅】
窓対策を行うことは、断熱性能を高める上で非常に重要

まずは、窓対策の基本についてしっかりと考え、次のステップに進むことが重要です。

政府インターネットテレビでは、冬の省エネ対策についてわかりやすく解説しています。
冬の快適な住環境を実現するためには、断熱性、気密性、換気性の3つが重要です。

冬の快適な住環境を実現するためには、断熱性、気密性、換気性の3つが重要【北九州 新築・注文住宅】
冬の快適な住環境を実現するためには、断熱性、気密性、換気性の3つが重要

しかし、日本の窓の性能レベルは世界的に見て遅れていると言われています。
この状況を改善するために、樹脂サッシが注目されています。

窓の断熱性能の指標である熱貫流率(U値)は、小さいほど熱の出入りが少なく高性能であることを意味します。多くの国で、U値に関して最低基準を設けています。【北九州 新築・注文住宅】
窓の断熱性能の指標である熱貫流率(U値)は、小さいほど熱の出入りが少なく高性能であることを意味します。多くの国で、U値に関して最低基準を設けています。

サッシの種類は、アルミ、アルミ複合、樹脂、木製の4種類があります。性能や価格は、この順番で高くなります。

現在流通している木製サッシは、構造や使用する材質も改善され、冬に隙間風が入ってきたり、風が吹いて
ガタガタするものとは異なり、断熱性が高くガラス面積も大きくとれる製品が製作されています。

産業用製品メーカー比較 metoree


日本の窓の市場では、アルミサッシが主役でしたが、徐々に樹脂サッシへ移行している状況です。

特に住宅では、環境に配慮した樹脂サッシが好まれますが、店舗や事務所などの建物ではまだ
アルミサッシが利用されていることが多いです。

このような背景から、北九州の建築会社や工務店では、高性能な樹脂サッシを使用したZEH住宅を
提供することが求められています。
これにより、エネルギーを効率的に活用することができ、快適な暮らしを実現できます。

アルミ樹脂複合サッシの利点

【北九州 新築・注文住宅】

現代住宅において主要な選択肢となっているアルミ樹脂複合サッシは、室内側を樹脂製にすることで断熱性が
向上します。
樹脂サッシのような完全な断熱性ではありませんが、アルミ材に比べて冷え込みや結露の軽減が期待できます。

樹脂サッシによる快適な居住環境の実現【北九州 新築・注文住宅】

樹脂サッシによる快適な居住環境の実現【北九州 新築・注文住宅】

【北九州 新築・注文住宅】

樹脂サッシは低温環境下でも省エネで快適な生活空間を実現するために開発されました。

主要原料である塩化ビニル樹脂は加熱することで容易に成形でき、手袋や長靴、バックなどの身の回り品に
使用されています。また、パイプやクッションフロア等の土木・建築資材やビニル袋やラップフィルムなどの
包装材にも広く利用されています。

樹脂製のサッシは、断熱性能と気密性が高いことが評価されており、ドイツで開発された後、寒冷な北米や
北欧地域で広まりました。
しかし、日本ではアルミサッシが依然主流であり、北海道や東北などの寒冷地を除く地域での普及は限定されています。

日本の樹脂サッシ普及率は約7%に過ぎず、韓国の80%、フランスの69%、イギリスの66%、アメリカの67%と
比較すると、導入が遅れていることが明らかです。

一般的に知られるプラスチックと同義であるポリ塩化ビニルが樹脂の代表的な素材で、その熱伝導率の低さから
高断熱性が期待できます。金属製のコップとプラスチック製のコップに冷水を入れてみると、金属製のコップは
すぐに冷たくなるのに対し、プラスチック製のコップは冷たさが伝わりにくいことが分かります。

樹脂製のサッシは、断熱性能と気密性が高い【北九州 新築・注文住宅】
樹脂製のサッシは、断熱性能と気密性が高い

この特性により、樹脂サッシは冷暖房効率の向上や結露の防止、さらには錆びないためのローメンテナンスなど、
高断熱仕様の住宅に適しています。特にガス入りの複層ガラスと組み合わせることで最高の性能が発揮されますが、
外観が安っぽく感じることから、好みの問題もあります。

樹脂サッシの使用により、遮音性能も向上し、住む人にとって快適な生活環境が実現されます。
道路や駅に近い場所でも、外部からの騒音や振動が軽減されることで静かな居住空間が確保でき、
健康面やストレス軽減にも寄与します。

日本と世界の窓の歴史【北九州 新築・注文住宅】

日本と世界の窓の歴史【北九州 新築・注文住宅】

日本の窓の歴史は、旧石器時代の単純な穴から始まり、平安時代には板を上げ下げする窓、室町時代には
木枠に和紙を張った窓が登場しました。その後、障子窓が長らく主流でしたが、1900年前後のガラス工業の
発展に伴い、現代的なサッシ枠にガラスがはめられた窓が登場しました。当初は木製サッシが主流でしたが、
昭和30年代からアルミ製サッシが住宅用に普及し、昭和50年頃には新築住宅のほぼ全ての窓がアルミサッシに
なりました。この時点で窓ガラスは単板ガラスでした。

一方、欧米では1970年のオイルショックを機にエネルギー削減を目的とした家の断熱化が進展し、窓サッシの
素材は樹脂製に変わり、ガラスも複層ガラスやトリプルガラスに切り替わりました。現在では欧米や韓国では
樹脂窓が主流ですが、アルミ製サッシの登場から製品改良に力を入れてきた日本は、窓の性能面で大幅に
遅れをとっています。

現在の日本における窓の状況

日本では、京都議定書(COP3・1997年)やパリ協定(COP21・2015年)をきっかけに、地球温暖化対策が
求められるようになりました。それに伴い、住宅の省エネルギー化とともに、窓の断熱化が促進されています。

特に注目されているのが、樹脂製の窓枠である「樹脂サッシ」です。ドイツで発祥した樹脂サッシは、
気密性と断熱性が優れており、寒冷な北欧や北米だけでなく、近年では中国や韓国でも急速に普及しています。
日本国内では、北海道の樹脂サッシ普及率が約90%に達しています。

樹脂サッシは高い断熱性能で光熱費を削減
樹脂サッシは高い断熱性能で光熱費を削減

樹脂サッシは、その高い断熱性能により光熱費の削減に効果的です。

ZEH住宅における省エネ効果と冷暖房の使用時間の削減

樹脂サッシを採用したZEH住宅は、高い断熱性能により、冷暖房設備の使用時間が短縮されます。
室内の温度を保つのが容易になるため、エアコンや暖房器具の運転時間を抑えることができ、
それによってエネルギー消費が軽減され、光熱費が削減されるのです。

環境に配慮した樹脂サッシの利点【北九州 新築・注文住宅】

環境に配慮した樹脂サッシの利点【北九州 新築・注文住宅】

樹脂サッシを用いることで、地球環境にも配慮した住宅づくりが実現可能となります。樹脂はリサイクルや
再生が容易であることに加え、製造過程でのCO2排出量も少ないため、環境負荷が低い素材となっています。
さらに、耐久性や耐候性にも優れているため、長期間使用が可能で資源の節約にも貢献します。

出典:ハウスメーカー比較マイスター 家の断熱性能の大部分は「窓で決まる」【北九州 新築・注文住宅】
出典:ハウスメーカー比較マイスター 家の断熱性能の大部分は「窓で決まる」

ここで、樹脂サッシのメリットとデメリットを改めて整理してみましょう。

樹脂サッシの主なメリット3点

樹脂サッシには以下の3つのメリットがあります。

①   高い断熱性能

②   防音効果がある

③   結露の発生を防ぐ

それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

樹脂サッシのメリット①:高い断熱性能

出典:日本住環境株式会社 樹脂サッシはアルミサッシの約1000倍もの断熱性能【北九州 新築・注文住宅】
出典:日本住環境株式会社 樹脂サッシはアルミサッシの約1000倍もの断熱性能

例えば塩化ビニル樹脂の熱伝導率は、アルミニウムと比較して約1/1000と低いです。
このため、アルミサッシよりも樹脂サッシを使った家は、室内の暖かさを逃がしにくく、外からの
冷たい空気を遮断します。
さらに、ガラスとガラスの間に空気の層を作るペアガラスやトリプルガラスを組み合わせることで、
断熱性能をさらに向上させることができます。

樹脂サッシの利点②:優れた防音性能

樹脂サッシは高い気密性を誇る製品です。この気密性とは、サッシの隙間から漏れる空気の量が非常に
少ないことを指します。そして、気密性が高いことが、サッシの隙間から漏れる音も少なくなるため、
防音効果が期待できます。

樹脂サッシの利点③:結露の抑制

樹脂サッシは、熱伝導率が低いため、室内側のサッシ表面が冷えにくく結露の発生を防ぐことができます。
結露の抑制により、結露が原因で発生するカビやダニを防ぎ、アレルギーの発症を抑えると同時に、快適な
室内環境を実現することができます。

続いて、樹脂サッシにもデメリットはあるでしょうか。

樹脂サッシのデメリット①:高価格であること

樹脂サッシのデメリットの一つとして、アルミサッシに比べて価格が高いことが挙げられます。例えば、
家の内側・外側の両方に塩化ビニル樹脂を使用したオール樹脂サッシは、アルミサッシの約2倍の価格であり、
内側に塩化ビニル樹脂、外側にアルミを使用したアルミ樹複合サッシは、アルミサッシの約1.5倍の価格です。

出典:三協アルミ 予算やお住まいの地域の気象に合わせた最適な窓を選びましょう。【北九州 新築・注文住宅】
出典:三協アルミ 予算やお住まいの地域の気象に合わせた最適な窓を選びましょう。

樹脂サッシのデメリット②:重量が重いこと

樹脂サッシに使用されている塩化ビニル樹脂は、アルミニウムに比べて強度が劣るため、サッシ枠を厚くして
強度を向上させています。その結果、サッシ自体の重量が重くなり、窓の開閉が困難になることがあります。

ZEH住宅の魅力と高性能・省エネ基準の達成【北九州 新築・注文住宅】

省エネ基準を満たした高性能住宅、特にZEH住宅は、快適な生活を実現するだけでなく、エネルギー消費の
削減にも貢献する住まいとして多くの人々から注目を集めています。樹脂サッシを採用することにより、
外部からの熱の侵入を抑え、室内の温度変化を最小限に抑えることが可能です。
また、樹脂サッシは熱伝導率が低いため、冷暖房費の削減にも繋がります。
さらに、防音性能も高いことから、外部の騒音が気になる環境でも、快適な生活を送ることができます。

夏冬の室内環境を快適に保つための工夫と住宅設計

日本の気候は夏と冬の温度差が大きく、快適な室内温度を保ちつつエネルギー消費を抑えることが求められます。
樹脂サッシは断熱性能が高く、暑い夏には熱を遮断し、寒い冬には寒さを遮断することができます。
また気密性も高く、冷暖房の効率を上げることにより光熱費を削減できます。

エネルギー消費を抑えつつデザイン性にも優れた住まいの実現

省エネ住宅が求められる一方で、住まいのデザイン性も大切です。樹脂サッシは軽量で強度が高く、
様々なデザインに対応できます。さらに色や形状のバリエーションも豊富で、個性豊かな住まいを実現できます。
機能性とデザイン性を兼ね備えた樹脂サッシを用いたZEH住宅は、今後の住まいづくりにおいてますます
重要になっていくでしょう。

樹脂サッシの選び方と効果的な設置方法

樹脂サッシは断熱性能や遮音性能が優れ、省エネ効果が期待できる住宅設備です。選び方を工夫することで、
快適な暮らしを実現できます。樹脂サッシを選ぶ際のポイントとして、素材の種類や耐久性、取り付け方法
などが考慮されます。また、効果的な設置方法には、窓やガラスの選び方や設置場所の工夫が必要です。
これらを適切に組み合わせることで、高性能な住宅環境を実現できます。

遮音・断熱性能・耐久性を持つ
樹脂サッシの選び方のポイント【北九州 新築・注文住宅】

遮音・断熱性能・耐久性を持つ樹脂サッシの選び方のポイント【北九州 新築・注文住宅】

遮音性能は外部の騒音を遮断し、快適な生活空間を提供します。
断熱性能は室内温度を一定に保ち、冬は暖房費、夏は冷房費を削減できます。
耐久性はサッシが長期間使用しても劣化しないように、強度や耐久性の高い素材を選ぶことが大切です。
これらの機能を備えた樹脂サッシを選ぶ際には、製品の性能や価格を比較検討し、最適な選択を行うことが重要です。

地震に強く、エネルギー効率を向上させる施工技術の活用

耐震性は地震に対するサッシの強度を高め、住宅の安全性と快適性を向上させます。
気密性は外部からの空気侵入や室内の空気漏れを防ぎ、省エネ効果を高めます。
また、結露防止は窓ガラスの結露を軽減し、健康や快適な住環境に寄与します。
これらの性能を向上させるためには、適切な取り付け方法や窓周りの構造工法を検討し、
専門の施工会社に相談することが大切です。

設置場所や窓ガラスの選択により省エネ性能を向上させる方法

省エネ性能を向上させるために、適切な設置場所や窓ガラスを選ぶことが重要です。まず、設置場所については
日当たりや風通しが良い場所に配置することで、自然光や風を効率的に利用でき、光熱費の節約や快適な
住環境の実現が可能です。また、窓ガラスの選択に関しては、断熱性能や遮音性能が高いタイプを選ぶことで
省エネ効果をさらに高めることができます。適切な設置場所や窓ガラスを選ぶことで、樹脂サッシの性能を
最大限に活かすことができます。

樹脂サッシの知識を深めるQ&A【北九州 新築・注文住宅】

樹脂サッシの知識を深めるQ&A【北九州 新築・注文住宅】

省エネルギーと断熱性能が重視されるZEH(ゼロエネルギー)住宅の実現において、
樹脂サッシは非常に効果的な選択肢となります。

樹脂サッシに関する一般的な質問とその回答を通して、樹脂サッシの特性、利点、性能などについて
詳しく知っていただければと思います。

樹脂サッシとアルミサッシの比較:どちらが優れているのか?

樹脂サッシとアルミサッシ、どちらが優れているかについて比較検討してみましょう。樹脂サッシは、
断熱性能や遮音性能に優れており、省エネ効果や快適な住環境を実現します。一方、アルミサッシは
耐久性や軽量性に優れていますが、断熱性能では樹脂サッシに劣ります。自分の住宅に最適なサッシを
選ぶために、それぞれの特徴を理解しましょう。

ドライアイスをのせた実験 出典:暮らし省エネマイスター 小竹の部屋(サンワ設計)アルミと樹脂の複合サッシ。アルミの部分は冷たくなって霜が降りてます。
ドライアイスをのせた実験 出典:暮らし省エネマイスター 小竹の部屋(サンワ設計)アルミと樹脂の複合サッシ。アルミの部分は冷たくなって霜が降りてます。
ドライアイスをのせた実験 出典:暮らし省エネマイスター 小竹の部屋(サンワ設計)サッシ構造部分は全く霜が降りてません。びっくりこれほど断熱性に優れているということです。

メンテナンスやコストパフォーマンスについての懸念を解消

樹脂サッシのメンテナンスやコストパフォーマンスについて解説します。樹脂サッシはアルミサッシに比べて
初期費用が高い傾向がありますが、高い断熱性能により光熱費の節約が期待できるため、長期的には
コストパフォーマンスが高くなります。また、耐候性や耐久性にも優れており、メンテナンスに関しては、
定期的な清掃や結露対策が必要ですが、取り扱いは容易です。

いかがでしたでしょうか。
今回は樹脂サッシの特性や利点、性能についてご紹介しました。
樹脂サッシを適切に選択し使用することで、快適で省エネルギーで地球にも優しいZEH住宅が実現できます。

樹脂サッシは、住まいの気密性・断熱性を向上させて快適な生活を実現するために非常に有効なアイテムです。

自分に合ったサッシを選び、環境に配慮した住宅を目指していきましょう。

弊社ハゼモト建設株式会社では、「複合樹脂サッシ」から「オール樹脂サッシ」へ
標準仕様をバージョンアップしています。

弊社ハゼモト建設株式会社は、北九州を中心に施工エリアを限定して、お客様のご要望にきめ細かく対応するとともに、
価格と性能をバランス良く考慮したコストパフォーマンスの高い住宅を提案しています。

北九州での家づくりは、ハゼモト建設株式会社にお任せください。

世界最高水準の自然エネルギーを活用した高性能住宅

断熱性能と人の健康の関連性について動画も用意していますので、ぜひご覧いただきたいと思います。

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