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2023.07.14
北九州でZEH住宅がもたらすエネルギー革命とは
こんにちは!
価格と性能を両方真面目に考える北九州の「地元で生まれ地元で育った工務店」
ハゼモト建設より住まいと建築の知識をお届けするブログコーナーです。
今回は、環境の保護や持続可能な社会を目指す上で重要な役割を果たすと考えられている
新しい住宅、ZEH住宅についてご紹介します。
INDEX
北九州市でZEH住宅がもたらすエネルギー革命【北九州 新築・注文住宅】
北九州市でZEH住宅がもたらすエネルギー革命【北九州 新築・注文住宅】
ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)住宅は、注文住宅として新築される家が、高性能な断熱性能や
省エネ設備を搭載し、太陽光発電など再生可能エネルギーの活用によって、年間で消費するエネルギーと
創り出すエネルギーがほぼ同じになることを目指すものです。
北九州市において、ZEH住宅がもたらすエネルギー革命は、地域の環境に配慮した住まいづくりの推進と、
一般家庭のエネルギー消費の削減を実現します。
また、省エネ基準の達成やリフォームに伴うエネルギー効率の向上も期待されており、エコな生活を
実践しやすくなります。
この新しい住宅タイプは、地球環境の保護や持続可能な社会を目指す上で重要な役割を果たすと考えられて
国策で取り組んでいます。
これは、2022年4月に政府が閣議決定していた「建築物省エネ法等改正案」が、2022年6月13日の参議院本会議で
可決・成立したことを受けての改正で、一戸建にも省エネ基準適合が義務付けられるとともに、断熱等級の
見直し等もおこなわれ、これまでの最高等級が「最低限必要な等級」になってしまうことに結びつきます。
今、住宅の省エネ基準が大きく変わろうとしています。
そもそも省エネ基準とは、「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(建築物省エネ法)」
という法律で定められており、建物の規模や地域によって、求められる断熱性能が決められています。
法律なので難しいように聞こえますが、簡単に言うと、今までは化石のような基準で、等級を4段階で
区分していたということです。
しかし、この基準で最高等級となる「H28年基準(等級4)」は、平成11年に定められた「次世代省エネ基準」と
言われるものとほとんど変わっていません。
驚くことに、日本の断熱基準は23年前のものがほぼそのまま維持されており、最高等級の4でさえ、
先進国の中では最低レベルと言われています。
しかもその基準は守らなければならない「義務」ではなく、言わば努力目標のような位置づけだったため、
日本では「冬寒く夏暑い」住宅がこれまで大量に供給されてきましし、それが当たり前と信じこまされていたのです。
国がそれを許してきた訳ですが、なぜ、突然見直しが行われるようになってきたのでしょうか。
その背景にあるのは「2050年カーボンニュートラルの実現」、「2030年度温室効果ガス46%排出削減」という政策目標です。
住宅の省エネについては、これまで何度も議論を重ね、その度に法改正が見送られてきた経緯がありますが、
世界的な脱炭素の流れの中で、いよいよ日本も本腰を入れざるを得なくなったのが大きな理由です。
これに先駆けて品確法が一部改正され、2022年4月1日より「断熱等性能等級5」および
「一次エネルギー消費量等級6」が施行されました。
また、さらなる上位等級として、2022年10月1日から断熱等性能等級6、7が新設されました。
ここまでをまとめると、大きなポイントは以下の3つです。
・今後すべての新築住宅は省エネ基準(等級4以上)が義務付けられる。
・住宅の販売などでは省エネ性能の表示を推進する
・既存建物の省エネ改修にも低利融資制度を創設する(注:新築はすでにある)
近い将来的に、「等級4」を満たさない住宅は新築できなくなります。
また販売時には断熱性能を明示することが推進され、消費者は客観的に建物の性能を判断しやすくなります。
さらに高断熱化にかかる工事費は低利融資などで優遇しましょうというのが骨子となっています。
今回の法改正では、2025年から「平成28年基準(等級4)」をすべての新築住宅に義務付けることに
なっていますので、2022年3月時点で最高等級だった等級4は、2025年以降「最低等級」になり、
省エネ基準が一気に引き上げられることになります。
2022年4月から新設された等級5は「ZEH基準」と言われ、太陽光パネルなどの設備と組み合わせることで
光熱費ゼロ(Zero Energy House)を実現できるレベルの断熱性能を指しています。
また等級6~7には聞きなれない「HEAT20」というワードが出てきました。
HEAT20とは、一般社団法人「20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」(この団体の略称がHEAT20)が
提唱した断熱基準で、G1~G3の3つのグレードを定めており、G2が等級6、G3が等級7に相当します。
なぜ今ZEHが注目されているのか【北九州 新築・注文住宅】
なぜ今ZEHが注目されているのか【北九州 新築・注文住宅】
ZEHの基本概念は、住宅のエネルギー消費を最小限に抑え、同時に環境に負荷をかけない住まいを実現することです。
これは、高性能な断熱材や給湯システムを採用し、太陽光発電やエネルギーの効率的な利用によって達成されます。
近年、ZEHが注目されている理由は、地球温暖化対策や省エネルギーに対する意識の高まりから、家庭での
エネルギー収支の改善が求められているためです。また、国が普及目標を掲げていることや、住宅の省エネ性能を示す
認定制度が整備されていることも、ZEHが注目される要因の一つです。
北九州エリアでのZEH普及の現状と今後の展望
北九州エリアも、ZEH住宅の普及が進んでおり、多くの建築会社や工務店がZEH対応の家づくりを
提案していると思います。
また、地域内での普及活動やイベントも積極的に行われており、お客様の意識も向上してきています。
今後の展望としては、エネルギー消費の削減を促す政策や支援制度の充実、更なる技術開発や実績の積み重ね、
住宅設計やシステムの進化により、ますます多くの人々がZEH住宅の魅力を感じて、取り組みが一層広がって
いくことが期待されています。
ZEHの省エネ性能と環境への貢献
ZEHの省エネ性能は、従来の住宅に比べて大幅にエネルギー消費が削減され、CO2排出量も減らすことができます。
これにより、地球温暖化の抑制に貢献するだけでなく、環境に優しい生活を実現します。また、ZEH住宅は、
健康で快適な住環境を提供するとともに、経済的なメリットも享受できるため、家族全員が満足できる
暮らしが期待できます。
北九州でのZEH普及によって、持続可能な地域社会の構築に貢献し、次世代に美しい地球を引き継ぐことが
できると確信しています。
高性能な断熱材と太陽光発電の採用が大きなポイント
高性能な断熱材と太陽光発電がZEHの住宅において大きなポイントとなっています。
家のエネルギー性能を向上させるために、省エネ基準を満たす断熱材を利用し、住まい全体の温度調節を
効率よく行います。また、太陽光発電システムを設置し、自家発電によるエネルギー消費の削減を図ります。
これらの高性能な設備やシステムは、長期にわたって家庭のエネルギー費用を削減し、健康的な住環境を
提供するというメリットもあります。
目標とする年間エネルギー消費の削減効果
ZEHの目標は、年間のエネルギー消費を大幅に削減することです。
これを実現するためには、高性能な断熱材や太陽光発電に加え、エネルギー消費の少ない家電製品や照明、
省エネルギー型のエアコンや給湯器の利用が重要となります。
また、住まいの設計段階で、窓の位置や間取りを工夫し、自然光や自然の風を最大限活用したプランニングが
求められます。これにより、家族全員が快適でエコな生活を送ることが可能となります。
北九州のZEH建築事例に学ぶ
北九州でも、多くのZEH建築事例があると思いますが、当たり前ですが、見た目だけでは、ほとんどわかりません。
建築会社に事例を尋ねてみて、それを参考にすることで、その会社のZEHに対する考え方や取り組み度合いを
確認することができます。
また、どのような設計や設備が採用されているのかを知ることができます。
ZEHの取り組みは、地域の環境や気候に応じた工夫が求められるため、北九州ならではの事例やノウハウを
活かした施工が可能だと考えています。
これにより、より効率的なエネルギー消費の削減や快適な住環境を実現できます。
人気のZEH会社が手掛ける新築家族住宅
北九州にも、人気のZEH住宅を手掛ける建築会社や工務店が多数存在します。これらの会社が提供する
新築家族住宅は、省エネ性能が高く、家族全員が快適に過ごせる住まいとなっています。
また、各社は独自の技術やサービスを提供しており、ZEHの取り組みに対するサポートも充実しています。
家族のライフスタイルや予算に合った住宅を選ぶことができます。
断熱リフォームによる既存住宅のZEH化事例
既存の住宅でも、断熱リフォームによってZEH化が可能です。北九州で活躍しているリフォーム会社が、
断熱性能の向上や太陽光発電システムの導入などを行い、既存住宅を省エネ住宅へと変貌させる事例も
少しあるようです。
ちなみに、ハゼモト建設はリフォームで長期優良住宅の認定を一番初めに取得しました。
優れたリフォームにより、エネルギー消費の削減や快適な住環境が実現され、家族全員が新たな住まいでの生活を楽しむことができます。
ZEH住宅の補助金や助成制度を活用しよう【北九州 新築・注文住宅】
ZEH住宅の補助金や助成制度を活用しよう【北九州 新築・注文住宅】
ZEH住宅は高いエネルギー性能を持ち、家庭の電気やガスの消費を抑えることができます。これにより、
家計の負担を軽くし、環境への負荷も減らすことができるのです。さらに、ZEH住宅の建築や購入にあたっては、
各地方自治体や国の補助金や助成制度を活用することができます。これらの制度は、省エネルギーを目指す住宅を
手に入れるための大きなサポートとなります。
こうした補助金や助成金を活用すれば、新築やリフォームだけでなく、高性能な設備や照明などの取り組みにも
役立てることができます。一度、自治体や建築会社のサイトで情報を調べ、自分の住まいに合った支援制度を見つけて、
ZEH住宅への取り組みを実現するには絶好のチャンスが到来しています。
北九州市や福岡県のZEH補助金概要
北九州市や福岡県では、ZEH住宅の普及を目指して、あまり多くはありませんが、補助金や助成金の制度が
用意されています。
具体的には、新築やリフォームを行う際のエネルギー消費性能の向上を支援し、高性能な断熱材や
太陽光発電システムなどの導入を後押ししています。
また、これらの制度を利用するためには、基本的な性能基準を満たす必要があります。性能基準を満たすことで、
エネルギー効率が大幅に向上し、快適な暮らしを実現できるでしょう。これらの制度を利用することで、
家計への負担も軽減され、環境への取り組みがより手軽になります。
国のエネルギー効率向上支援策をフル活用
国が提供しているエネルギー効率向上支援策も、ZEH住宅に関連する取り組みに活用できます。
例えば、住宅用燃料電池システムや高効率給湯機器の導入に対して補助金が支給されることがあります。
また、低炭素型地域づくりや省エネルギー住宅ポイント制度など、環境に配慮した生活を実現するための支援策も
利用することができます。これらの支援策をフル活用し、快適で持続可能な住まいを手に入れましょう。
ZEH住宅購入・建築の相談窓口とイベント情報
ZEH住宅の購入や建築に関しては、専門的な知識や技術が必要となります。そこで、適切なアドバイスを
受けられる相談窓口やイベントが開催されています。
これらの窓口やイベントでは、専門家から直接アドバイスを受けられるだけでなく、実際にZEH住宅を
見学する機会も提供されています。
また、各種イベントでは、ZEH住宅の構造や性能について詳しく学べるセミナーや展示会も開催されており、
自分に合った住宅を見つけるために役立ちます。
北九州のZEH専門家による無料相談・見積りサービス
北九州のZEH専門家による無料相談や見積りサービスも利用できます。これらのサービスを利用することで、
自分の予算や要望に合ったZEH住宅を計画しやすくなります。
各工務店やハウスメーカーは、独自の技術やサービスを持っており、それぞれ異なる特徴があります。
無料相談や見積りサービスを利用して、自分に最適なZEH住宅を実現する選択肢はあると思います。
北九州でZEH住宅を手に入れるためのチェックポイント【北九州 新築・注文住宅】
北九州でZEH住宅を手に入れるためのチェックポイント【北九州 新築・注文住宅】
ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、年間のエネルギー消費量を大幅に削減し、自家発電により
エネルギー収支ゼロ以下を目指す住宅です。
北九州市では、ZEH住宅の普及を促進するため、様々な支援制度やイベントが開催されています。
ZEH住宅を手に入れるためには、断熱性能や省エネルギー設備を有する建築会社や工務店を選ぶことが重要です。
また、新築住宅の計画段階から、性能基準や設計仕様に対応した土地選びや設計が求められます。
さらに、北九州市のエネルギー事業者と連携し、太陽光発電などの再生可能エネルギーを活用した
住まいづくりが必要です。
これらのチェックポイントを押さえながら、北九州でZEH住宅の実現をお勧めいたします。
注文住宅を建てる際の土地選びのポイント
土地選びは注文住宅を建てる際の重要な要素です。
北九州では、高性能な断熱材や省エネ設備が採用されたZEH住宅を建てるために、以下のポイントに注意しましょう。
まず、日当たりが良い土地を選ぶことで、冬場の暖房負担を軽減し、太陽光発電効率も向上します。
南向きで太陽光発電の稼働効率が高いロケーションである必要があります。
また、風通しが良い土地は、自然換気によって室内の湿度や温度をコントロールし、健康な住環境を保つことができます。
さらに、耐震性能や周辺環境も考慮に入れ、長期間安心して暮らすことができる土地を選びましょう。
地盤調査情報が購入前に入手できたら、参考になると思います。
これらのポイントに沿って土地選びを行い、北九州で快適なZEH住宅を実現を目指していきたいところです。
ZEH住宅の性能基準や設計仕様に注意
ZEH住宅を建てる際は、性能基準や設計仕様に注意が必要です。
まず、エネルギー消費量を削減するために、厳しい断熱性能基準をクリアした住宅を選びましょう。
また、高効率な給湯設備やエアコン、照明器具を採用して、省エネルギー性能を向上させることが重要です。
さらに、住み心地や健康面での要素も考慮し、適切な換気システムや通気性を確保した設計を行うことで、
快適な住環境を実現します。
いかがでしたでしょうか。
今回は、新しい住宅、ZEH住宅についてご紹介しました。
長いスパンを見据え、性能基準や仕様にも注意しながら、北九州で理想のZEH住宅を建てましょう。