BLOG

スタッフブログ

スタッフブログ

2023.05.02

高性能住宅を建てるなら平屋?2階建て? 違いをご紹介

こんにちは!
価格と性能を両方真面目に考える北九州の「地元で生まれ地元で育った工務店」
ハゼモト建設より住まいと建築の知識をお届けするブログコーナーです。

家を新築するときに気になるのは、間取りやデザインという方が多いです。
それももちろん大切ですが、同じぐらい重要なのは、「断熱性」や「気密性」です。
断熱性や気密性が低いと、夏は暑く冬は寒い家になってしまいます。
本記事では、高気密・高断熱の超高性能住宅で建てる平屋ついてお話しします。

超高性能住宅とは何か?【北九州 新築・注文住宅】

超高性能住宅とは何か?【北九州 新築・注文住宅】

超高性能住宅とは、省エネ効果・快適性・耐震性などの高い性能を持つ住宅のことです。
従来の住宅よりも、より高い断熱性能や気密性能を持っており、エアコンの利用が減り、
冷暖房費が大幅に削減できるのが特徴です。

高性能住宅でエネルギー効率化 サステナブルな環境に優しい住宅とは

超高性能住宅とはどんな基準の住宅を言うのでしょうか。
私たちハゼモト建設が考える基準は、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)基準を
大幅に上回るHEAT20基準でG2レベル以上の住宅を意味します。

HEAT20とは、「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」によって提唱された、
断熱性能に関する基準です。
HEAT20には、G1・G2・G3の3つのグレードがあり、それぞれに断熱基準が設けられています。

G2基準は、地域によって異なりますが、一般的な地域での外皮平均熱貫流率(UA値)が
0.6W/m2K未満であることが求められます。
この基準は、国土交通省が定める断熱等級に照らし合わせると、等級6に相当します。

国土交通省がheat20相当の『断熱等級』を創設
国土交通省がheat20相当の『断熱等級』を創設

国が定める省エネ等級には、『断熱等性能等級』『一次エネルギー消費量等級』がありますが、
2022年10月1日より、断熱等性能等級の上位等級(Heat20相当)ができることとなります。

上位等級ができることで、等級6相当といった高断熱住宅が普及していく可能性があるでしょう。

出典:iestyle-ibarakiいえすたいる

HEAT20のG2基準を満たす住宅は、断熱性能が高く、気密性が高いため、快適な居住環境を実現できます。
また、エアコンの使用頻度が低くなり、冷暖房費を大幅に削減できることが特徴です。
HEAT20の基準を満たした住宅は、地球温暖化防止や省エネルギーにも貢献するとされています。
このため、HEAT20の基準を満たした住宅は、環境負荷の低減や省エネルギーにつながるため、注目を集めています。
ただし、HEAT20は自主的な基準であるため、国が定める省エネ基準やZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)基準に
準拠した住宅に比べ、導入コストが高くなることもあります。

ZEH基準を上回る高性能住宅が必要な理由は、地球温暖化対策やエネルギーの節約効果が大きいためです。
また、震災時に建物が倒壊しないようにするためにも、耐震性能の向上が求められています。
さらに、屋内の快適性も向上させることで、健康にも良い影響を与えます。

超高性能住宅のメリットとは【北九州 新築・注文住宅】

超高性能住宅のメリットとは【北九州 新築・注文住宅】

1.快適な室内環境
超高性能住宅は、高い断熱性能や気密性能によって、室内の温度や湿度を一定に保ち、
快適な室内環境を実現します。また、外部からの騒音を軽減する効果もあります。

2.省エネ効果
超高性能住宅は、高い断熱性能や気密性能によって、エアコンの利用が減り、冷暖房費が大幅に削減できるため、
省エネにも貢献します。また、省エネ効果によって、温室効果ガスの排出量を削減することができ、
環境にも優しい住宅です。

3. 耐震性能
超高性能住宅は、地震などの自然災害に対して高い耐震性能を持っています。
強固な構造や地盤改良などの対策が施されており、家族の安全を守ることができます。

4.健康に配慮した設計
超高性能住宅は、室内空気の質を高めるために、通気性の良い建材を使用したり、換気システムを
設置したりしています。また、化学物質の放散を抑えるために、低VOC塗料や建材を使用するなど、
健康に配慮した設計が施されています。

北九州の工務店ハゼモト建設の超高性能住宅の特徴

高性能住宅でエネルギー効率化 サステナブルな環境に優しい住宅とは

一口に高性能住宅と言っても、工務店やハウスメーカーによって気密性能・断熱性能は違います。
高気密高断熱には、なにが「高」でなにが「低」になるのか明確な基準はありません。
工務店やハウスメーカーが採用する断熱工法や断熱材にも違いがあるので必ず確認しましょう。
建築会社はもちろん施主様も室温を設計する意識を持ち、UA値(断熱性能)を追求しているかどうかが大切になります。

施工実績に基づいた技術力
北九州の工務店ハゼモト建設は、長年にわたり数多くの住宅を施工してきた実績があり、高い技術力で、
高性能住宅を提供しています。また、施工に際しては、最新の設備や工法を使用し、断熱完了後と、
仕上がってから気密測定を2回実施して、確実な気密性を確認しながら工事を進めていき、
断熱性だけでは得られない性能を担保する住宅を施工しています。

家族構成やライフスタイルに合わせた設計
北九州の工務店ハゼモト建設は、家族構成やライフスタイルに合わせた設計を行っています。
豊富なプランから選ぶことができ、自分たちに合った住宅を手軽に建てることができます。

超高性能住宅を建てる際の注意点

高気密高断熱住宅で最も大事なのは施工の精度です。例えば、壁内に断熱材を入れる際、隙間なくきちんと
充填しなければ、柱との温度差によって壁の内部に結露が生じ、家自体の劣化やカビを誘発してしまいます。
外から見えない部分にこそ、精度の高い技術が求められます。完成見学会や構造見学会や基礎見学会など、
是非参加をし、実際に十分な施工をしているかどうか確認してみましょう。

1.費用面
超高性能住宅を建てる際の注意点として、費用面があります。
一般的な住宅に比べて、高性能な建材や設備を使用するため、建設費用が高くなる傾向があります。
しかし、省エネ効果による光熱費の削減や、長期的なメンテナンスコストの低減など、
将来的なコストを考慮すると、結果的にコストパフォーマンスが高い住宅と言えます。

2.施工期間
超高性能住宅は、従来の住宅よりも高い性能を持っているため、設計や施工に時間がかかることがあります。
そのため、建設期間が長くなる傾向があります。また、専門的な技術や知識が必要なため、施工会社の選定や
コミュニケーションにも時間をかける必要があります。

3.メンテナンスの必要性
超高性能住宅は、高性能な設備や建材を使用しているため、定期的なメンテナンスが必要となります。
例えば、換気システムや断熱材の劣化、設備の故障などが起こった場合には、早期に対処することが重要です。
定期的な点検やメンテナンスを行うことで、長期間快適な住まいを維持することができます。

超高性能住宅で建てる平屋と2階建ての違い【北九州 新築・注文住宅】

超高性能住宅で建てる平屋と2階建ての違い【北九州 新築・注文住宅】

出典:不動産のいろは 先輩に聞いた!平屋で家を建てる魅力と注意点!
出典:不動産のいろは 先輩に聞いた!平屋で家を建てる魅力と注意点!

平屋と二階建てはどちらもいいところがあるので、どちらかが優れているということはありません。
ただし、土地の条件や周辺の環境によってどちらが向いているか判断することはできます。
平屋と2階建ての超高性能住宅にはそれぞれ共通点や違いがあります。

【共通点】

1.高い断熱性能
平屋と2階建ての超高性能住宅ともに、高い断熱性能が求められます。
外気温から室内温度を保つため、高性能な断熱材を使い、断熱効果を最大限に引き出します。

2.高い気密性能
どちらのタイプの超高性能住宅も、高い気密性能が求められます。風や空気の流れを遮り、
室内の温度や湿度を維持するため、建材のつなぎ目や窓枠など、気密性を高める工夫が必要です。

3.高性能な換気システム
超高性能住宅には、高性能な換気システムが必要です。室内の空気を循環させ、新鮮な空気を取り入れることで、
快適な住環境を維持します。また、適切な換気により、室内の湿度や汚染物質を低減する効果もあります。

【平屋の特徴】

バリアフリー性が高い
平屋は、階段がないため、バリアフリー性が高いという特徴があります。高齢者や身体障害者にも、
住みやすい住宅です。

土地の面積に制限がある
平屋は、建物の高さが低いため、土地の面積に制限がある場合があります。
また、広い敷地が必要になるため、都心部などの狭小地には不向きです。

【2階建ての特徴】

1.面積効率が高い
2階建ては、同じ敷地面積であれば、平屋よりも建物の面積を広くとることができます。
そのため、家族の人数が多い場合や、趣味のスペースが必要な場合に向いています。

2.階段の設置が必要
2階建てには当然階段スペースが必要です。一般的な階段はワンフロア当たり1.5畳分以上の面積を占め、
35坪程度の一般的な建物面積の住宅では10%程度を占めることになります。

3.音の伝わりが気になる
2階建ては、床に足音が響きやすいため、音の伝わりが気になることがあります。
また、階段の上下での音の響きや、ドアの開閉による音の漏れにも注意が必要です。

4.室内の温度差が出やすい
2階建ては、1階と2階で温度差が生じることがあります。
特に、1階が冷える冬場には、2階の室温を下げることなく、1階の室温を上げるための対策が必要になります。

5.外壁の設計が重要
2階建ては、外壁の設計が重要です。1階と2階で窓の位置や大きさを変えることで、日差しや風通しを
調整することができます。また、外壁材によって断熱性や気密性を高めることができます。

6.家事動線が重要 2階建ては、家事動線が重要です。階段の位置や形状、各部屋の配置などを考慮して、
家族が快適に過ごせるようにする必要があります。また、洗濯物やごみなどの運搬ルートも、家事動線に
含める必要があります。

いかがでしたでしょうか。
今回は超高性能住宅で建てる平屋、平屋と2階建ての違いについてご紹介しました。

様々なポイントから平屋と2階建てを比較しましたが、選択するうえで大切にしたいのは、
幅広い情報に触れて自分たちの希望や暮らしに合うほうを選ぶということです。

ハゼモト建設では見学会の他、お客様のご都合の良いお時間に合わせた個別相談も随時ご予約受付中です。
個別相談ではセミナー内容を、マンツーマンでお伝えすることも可能です。ぜひお気軽にご予約ください。

この記事をSNSでシェアしよう♪