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家づくりコラム
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2023.03.27
建売で妥協する前に知って欲しい 年収400万円のマイホーム
こんにちは!
価格と性能を両方真面目に考える北九州の「地元で生まれ地元で育った工務店」
ハゼモト建設より家づくりの役に立つ家づくりコラムです。
今回は「年収400万円の子育て世代が建売住宅と注文住宅のどちらを選ぶべきか」
というテーマについて考えてみました。
年収400万円の子育て世代が家を購入する際に参考になる情報や
「建売住宅と注文住宅のメリット・デメリット」を紹介します。
年収400万円の子育て世代が適切な選択をするお手伝いができましたら幸いです。
INDEX
建売住宅と注文住宅の違い【北九州 新築・注文住宅】
建売住宅と注文住宅の違い【北九州 新築・注文住宅】
一戸建ては「注文住宅」と「建売住宅」に分けられます。注文住宅は建物を建築士に設計してもらい、
施工会社と建築工事請負契約を結んで建ててもらう方法のこと。
これに対し、住宅の売主(多くは不動産会社)と売買契約を結んで土地付き建物を買うのが建売住宅です。
建売住宅とは、建設会社が建てた家を購入することができる住宅のことです。建設会社が土地を購入し、
その土地に家を建て、完成した家を販売します。建売住宅は、建設会社が設計したプランに基づいて
建てられるため、個人的な好みやニーズに合わせたカスタマイズは限られます。
一方、注文住宅とは、自分たちの好みやニーズに合わせて設計し、建設会社に依頼して建てる住宅です。
注文住宅は、土地を購入し、建築家やハウスメーカーなどの専門家と協力して設計し、建設会社に
依頼して建てます。注文住宅は、個人的な好みやニーズに合わせてカスタマイズすることができます。
このように、建売住宅と注文住宅は「土地付き建物を買う」か「土地を買って家を建てる」かが違います。
建売住宅か、注文住宅かを検討するにあたり、特に重要になるのが「土地を持っているかどうか?」という点です。
土地には多額のお金がかかるため、 親族からの土地を相続された方などであれば、注文住宅が現実的ですが、
これから土地・建物の両方を買う方の場合、建売住宅を検討することも考えられます。
建売住宅のメリット・デメリット【北九州 新築・注文住宅】
建売住宅のメリット・デメリット【北九州 新築・注文住宅】
建売住宅は家が完成済みであることが多く、購入後に短期間で入居できることがメリットです。
住宅の建築状況や契約状況によって異なるものの、完成済みの建売住宅を住宅ローンを借りて購入する場合は、
約1~2ヶ月で入居できます。気に入った家を見つけることができれば、スムーズに入居して新生活を
スタートすることが可能です。
建売住宅のメリット【北九州 新築・注文住宅】
スピーディーな引っ越し
建売住宅は、すでに建設されているため、購入手続きが完了すればすぐに引っ越しすることができます。
見学ができる
建売住宅は、完成しているため、実際に見学することができます。家の間取りや外観デザインなど、
購入前に実際の家を確認して、気に入ったものを購入することができます。
価格が明確
建売住宅は、販売価格が明確に表示されているため、購入前に価格を確認することができます。
建売住宅のデメリット【北九州 新築・注文住宅】
土地の選択肢が限られる
建売住宅は、建設会社が購入した土地に建てられるため、土地の選択肢が限られます。
カスタマイズが限られる
建売住宅は、建設会社が設計したプランに基づいて建てられるため、
個人的な好みやニーズに合わせたカスタマイズは限られます。
耐震、断熱や気密に関わる部分もすでに作られているものなので、自分たちで選ぶことができません
さらに新築の建売住宅は不動産会社や建築会社が土地代、建物代を含めた総額の価格で販売しているので、
建物の価格が抑えられれば抑えられるほど利益が出るという構造になっています。したがって
一般の方に分かりづらい部分、目に見えない耐震や断熱などのスペックを落としていることが一般的です。
このように、建売住宅にはメリットとデメリットがあります。
購入する際には、自分たちのニーズや好みに合わせて検討することが大切です。
注文住宅を購入する際のメリット・デメリット
【北九州 新築・注文住宅】
注文住宅を購入する際のメリット・デメリット【北九州 新築・注文住宅】
注文住宅のメリットはなんといってもその自由度の高さです。
注文住宅ではこだわりが薄いものやまったく必要としないモノを思い切って無くすこともできます。
必要なところには思い切ってお金を使うけれど、いらないものは徹底的にカットする。
コストのかけ方に差をつけられるのも注文住宅のメリットです。
注文住宅のメリット【北九州 新築・注文住宅】
カスタマイズが可能
注文住宅は、個人的な好みやニーズに合わせて設計することができます。
そのため、自分たちの理想の家を建てることができます。
土地の選択肢が広い
注文住宅は、自分たちで土地を購入するため、土地の選択肢が広くなります。
高品質な建材が選べる
注文住宅は、建材や設備を自分たちで選ぶことができます。高品質な建材や設備を選ぶことも可能です。
注文住宅の中には、基本的な仕様などが決まっていて、間取りや設備などは決められた範囲から
自分たちで選ぶセミオーダーというケースもあります。
注文住宅のデメリット【北九州 新築・注文住宅】
時間がかかる
注文住宅は、土地の購入が先行され、その後設計プランを決めて建築に着手するので、
引っ越しまでにかなり時間がかかります。
費用がかかる
注文住宅は、個人的な好みやニーズに合わせて設計するため、費用がかかります。
なんでも自由に選べる注文住宅は、予算に合わせてコストをかける部分とかけない部分を自由に
調整することが可能です。しかし、やはりこだわりが強いほど、予算はオーバーしてしまいがち。
あれもこれもとなってしまわないよう、優先順位をつけて取捨選択することが重要です。
このように、注文住宅にもメリットとデメリットがあります。
注文住宅を購入する際には、事前にしっかりと資金計画を立てておきたいですね。
年収400万円の子育て世代が
家を購入する際の注意点【北九州 新築・注文住宅】
年収400万円の子育て世代が家を購入する際の注意点【北九州 新築・注文住宅】
住宅購入に至る背景にはさまざまな事情がありますが、購入資金が大きな課題になる人も少なくないようです。
年収400万円の子育て世代が家を購入する際には、以下のような注意点があります。
購入予算の立て方
年収400万円の場合、住宅購入予算は「年収×年収倍率+自己資金-諸費用」で求めることができます。
例えば、年収倍率をフラット35の6.1倍にすると、約2,440万円になります。そこに用意できる自己資金を
プラスします。もし、600万円の自己資金を用意できるなら、合計で3,040万円です。最後にかかる諸費用を
引きましょう。諸費用は一般的には150万円ほどと言われていますので、今回はこの数字を使います。
3,040万円-150万円=2,890万円が住宅購入予算となります。
ローンの返済計画
年収400万円の場合、住宅ローンの返済額が家計を圧迫しないように、返済計画を立てることが大切です。
住宅ローンの返済額は、年収の25~30%程度が目安とされています。
補助金・助成金・税金優遇制度の活用
年収400万円の子育て世代が家を購入する際には、補助金・助成金・税金優遇制度を活用することができます。
例えば、「こどもエコすまい支援事業」や「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)補助金」などがあります。
このように、年収400万円の子育て世代が家を購入する際には、購入予算の立て方、ローンの返済計画、
補助金・助成金・税金優遇制度の活用などが注意点として挙げられます。
また、子育て世代が暮らしやすい家にするためには、以下のような注意点があります。
住宅の立地
子育て世代が家を購入する際には、住宅の立地が重要です。
学校や公園、病院、スーパーマーケットなどが近くにあることが望ましいです。
住宅の間取り
子育て世代が家を購入する際には、住宅の間取りも重要です。
子供部屋やプレイルームなど、子供が過ごすスペースが十分に確保されていることが望ましいです。
住宅の安全性
子育て世代が家を購入する際には、住宅の安全性も重要です。
防犯対策や耐震性能などが確保されていることが望ましいです。
ライフプランを見直す
子育て世代が家を購入する際には、ライフプランの見直しが必要です。
家族構成や収入、将来の計画などを考慮して、適切な予算と間取りにすることが大切です。
このように、子育て世代が家を購入する際には、住宅の立地、間取り、安全性、ライフプランの見直しなどが
注意点として挙げられます。
住宅ローン【北九州 新築・注文住宅】
住宅ローンについてもここで少し触れておきます。住宅ローンは、住宅を購入する際に利用するローンです。
住宅ローンは、銀行や信用金庫などの金融機関から借りることができます。
金利
住宅ローンの金利は、返済額に大きく影響します。金利が低いほど、返済額が少なくなります。
金融機関によって金利が異なるため、複数の金融機関の金利を比較して選ぶことが大切です。
返済期間
住宅ローンの返済期間は、通常、35年程度です。返済期間が長いほど、月々の返済額が少なくなりますが、
トータルの返済額は増えます。自分たちの家計や将来の計画に合わせて、適切な返済期間を選ぶことが大切です。
返済方法
住宅ローンの返済方法には、元利均等返済と元金均等返済があります。
元利均等返済は、毎月の返済額が同じです。一方、元金均等返済は、毎月の返済額が徐々に減っていきます。
自分たちの家計や将来の計画に合わせた返済計画を立てることが大切です。
マイホームを購入する際、ほとんどの人が利用する住宅ローン。
家づくりのために家計に支障が出てしまっては本末転倒です。長い期間をかけて借り入れの返済をしていくので、
住宅ローンを利用する際には、金利、返済期間、返済方法など、さまざまな注意事項を把握しておくべきでしょう。
年収400万円の子育て世代は
建売住宅と注文住宅のどちらを選ぶ?
年収400万円の子育て世代が建売住宅と注文住宅のどちらを選ぶかは、個人的な好みやニーズ、予算、
いつ新居に暮らしたいかなどを考慮して決定することになります。
建売住宅は、すでに建設されているため、スピーディーな引っ越しが可能です。また、見学ができるため、
購入前に実際の家を確認することができます。ただし、カスタマイズが限られるため、個人的な好みや
ニーズに合わせた家づくりは難しいかもしれません。
一方、注文住宅は、個人的な好みやニーズに合わせて設計することができます。そのため、自分たちの
理想の家を建てることができます。ただし、設計から建設までに時間がかかるため、引っ越しまでに
時間がかかります。また、予算をオーバーしないよう、しっかりとした資金計画が必要です。
建売住宅と注文住宅の価格の違い【北九州 新築・注文住宅】
建売住宅と注文住宅の価格の違いについて、調べてみました。
北九州市の建売住宅と注文住宅の価格については、詳しい情報が見つかりませんでしたが、
建売住宅と注文住宅の価格は、場所や規模、仕様などによって当然異なります。
一般的に、注文住宅は建売住宅よりも価格が高い傾向にあります。
例えば、全国の建売住宅購入金額は「3,604.4万円」で、一方で注文住宅は土地1,444.9万円、
建物の建設費が3,010.6円、合わせて「4,455.5万円」とう調査結果があります。
これらの情報も参考にしてください。
省エネ基準をクリアしているかどうか
高性能住宅専門店である『地元で生まれ地元で育った工務店』ハゼモト建設が気になるところは、
建売住宅が、省エネ基準をクリアしているかどうかです。
住宅の価格は建物の性能や設備によって異なります。日本では、建築物の省エネ性能を評価するために、
「次世代省エネ基準」と呼ばれる基準が設けられています。この基準に適合する建物は、高い省エネ性能を
持つとされています。ただし、建売住宅が必ずしもこの基準をクリアしているとは限りません。
残念ながら、「次世代省エネ基準」は義務化されていないからなのです。
購入前には、建売住宅の省エネ性能について確認することが重要です。
住宅の性能は、毎月の光熱費に大きく影響を及ぼします。
例えば、「次世代省エネ基準」ギリギリの家とZEHレベルの断熱性能による光熱費削減額は
約13,800円/年間というデータがありますが、リアルにはもっとその差が開くのを実感しています。
ちなみに、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)は、「使うエネルギー≦創るエネルギー」
になる住宅です。
断熱性能が高く、省エネ性能の高い機器が導入されています。また、太陽光発電などの再生可能エネルギー設備が
設置されています。ZEHレベルの家を建てるためには、これらの条件を満たす必要があります。
こんな高性能住宅を建てるとしたら、注文住宅の一択ですね。
いかがでしたでしょうか。
マイホームの購入は利便性や間取り、インテリアなどだけでなく、災害リスクや施工不良、メンテナンスなど、
その後に起きうるリスクにも注意を払う必要があります。
正しい情報を得ながら、安心して住み続けられる住まいを見つけてください。