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家づくりコラム

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2022.05.10

【高性能住宅のプロが教える】樹脂サッシのメリット・デメリット

こんにちは。

価格と性能を両方真面目に考える北九州の「地元で生まれ地元で育った工務店」ハゼモト建設の河野です。

お住まいの購入を検討する際に、住宅の気密性・断熱性を重視する方が増えてきました。
大きなポイントになるのが、窓の性能ですが「樹脂サッシ」の採用を検討する方も
増えてきています。

本日は、「樹脂サッシ」の特徴やメリット・デメリットを解説しますので、
「樹脂サッシ」の採用を検討してる方は、最後までご覧いただければ参考になると思います。

「樹脂サッシ」とは?

「樹脂サッシ」は、気温が低い環境においても、省エネ且つ過ごしやすい環境を
目指してつくられたものです。

「樹脂サッシ」は、塩化ビニル樹脂が原材料です。塩化ビニル樹脂は加熱すると形を
変えやすいことから、手袋や長靴、バックといった身の回りの物で使用されています。

また、パイプやクッションフロア等の土木・建築資材、ビニル袋やラップフィルム
などの包装材など様々な分野に使われているのが特徴です。

「樹脂サッシ」はサッシの部分が樹脂でつくられているため、断熱や気密性に優れて
いるという特徴があります。

「樹脂サッシ」はドイツで開発されたもので、北米・北欧などの厳しい寒さの地域で
普及しています。

日本では、アルミサッシが主流で、樹脂サッシは北海道や東北などの寒冷地以外では
あまり普及していません。

日本全体の「樹脂サッシ」の普及率は7%程と言われており、韓国の80%、
フランスの69%、イギリスの66%、アメリカの67%と比較して導入が遅れています。

樹脂サッシのメリット・デメリット
樹脂サッシのメリット・デメリット

日本と世界の窓の簡単な歴史

日本の窓の歴史は、旧石器時代のただ穴が空いただけのものから始まり、平安時代には
板を上げ下げするもの、室町時代には木枠に和紙を張ったものが登場します。
それ以降、障子窓が主流でしたが、現代の様にサッシ枠にガラスがはめられた窓が
登場するのは、1900年前後、ガラス工業が発展を始めてからとなります。

当初、サッシ枠は木製が主流でしたが、昭和30年代からアルミ製のものが
住宅用サッシに普及し、昭和50年頃には新築住宅窓のほとんどがアルミサッシになりました。
この時に窓ガラスは単板ガラスとなります。

この当時、欧米ではオイルショック(1970年)を契機に、エネルギー削減を目的とした
家の断熱化が始まり、窓サッシ材料は樹脂製に切り替えられ、ガラスも複層ガラスから
トリプルガラスへと切り替えが進んでいます。

現在、欧米や韓国においては樹脂窓が主流であり、アルミ製サッシの登場から製品改良に
力を注いできた日本は、窓の性能値おいて大幅に遅れを取ることになりました。

現在の日本の窓

日本でも、京都議定書(COP3・1997年)、パリ協定(COP21・2015年)を契機として、
地球温暖化対策に取り込みが求められたことで、住宅の省エネルギー化と共に、
窓の断熱化が促進しています。

その中で注目されているのが、「樹脂サッシ」です。

省エネ推進国であるドイツ発祥の樹脂サッシ窓は、気密性・断熱性に優れ、寒さの厳しい
環境である北欧・北米、近年では中国や韓国で急速に普及しています。
日本では、北海道での普及率が約90%を占めています。

樹脂サッシは高い断熱性能で光熱費を削減
樹脂サッシは高い断熱性能で光熱費を削減

「樹脂サッシ」メリット3選

樹脂サッシのメリットには以下の3つがあります。

・断熱性が高い

・防音効果がある

・結露の発生を防ぐ

それでは樹脂サッシのメリットを1つずつ紹介していきますね。

「樹脂サッシ」のメリット①:断熱性が高い

塩化ビニル樹脂は、アルミと比較して熱伝導率が約1/1000です。アルミサッシに比べて、
「樹脂サッシ」使った家は室内の暖かさを逃がしにくく、室外の冷たい空気を室内へ
伝えにくくします。

ガラスとガラスの間に空気の層をつくるペアガラスやトリプルガラスと組み合わせる事で、
断熱性を更に高める事が可能です。

「樹脂サッシ」のメリット②:防音効果がある

「樹脂サッシ」はとても気密性が高い製品です。この気密性はサッシの隙間から漏れる
空気の量が少ないことを意味します。そして、気密性の高さはそのまま、サッシの隙間から
漏れる音が少ないことを意味しています。

「樹脂サッシ」のメリット③:結露の発生を防ぐ

「樹脂サッシ」は、熱伝導率が低いことから、室内側サッシの表面が冷えにくいため
結露の発生を防ぐことが出来ます。

結露を防ぐことで、結露を原因として発生するカビ・ダニを防ぐことが出来る事から、
アレルギーの発症を抑えることが出来ると共に、快適な室内環境を実現できます。

「樹脂サッシ」のデメリット2選

「樹脂サッシ」のデメリット①:価格が高い

「樹脂サッシ」のデメリットは、アルミサッシと比較して価格が高い事です。
家の内側・外側の両方に塩化ビニル樹脂を使った、オール樹脂サッシは、アルミサッシの約2倍。
家の内側は塩化ビニル樹脂、外側はアルミを使ったアルミ樹複合サッシは、アルミサッシの約1.5倍です。

「樹脂サッシ」のデメリット②:重量が重くなる

「樹脂サッシ」に使われている塩化ビニル樹脂は、アルミニウムに比べて強度の面で劣ります。
その為、サッシ枠を厚くすることで強度を上げています。
その結果として、サッシ自体の重量が重くなり、窓の開閉がしにくくなります。

まとめ:「樹脂サッシ」は気密・断熱に有効なアイテム

いかがでしたか?

「樹脂サッシ」には、価格が高いというデメリットがありますが、お住まいの
気密性・断熱性を上げて快適に生活できるようにするのに非常に有効なアイテムになります。

私どもハゼモト建設株式会社では、「複合樹脂サッシ」を標準でご提案していますが、
「オール樹脂サッシ」でのご提案も積極的に行っています。

私どもハゼモト建設株式会社は、北九州都市圏に施工エリアを限定して、お客様のご要望に
しっかりとお応えすると共に、価格と性能を真剣に考えてコスパの良い住宅をご提案しています。
北九州都市圏でのお家づくりは、ハゼモト建設株式会社にお任せください。

断熱性能と人の健康の関連性について動画もあるので、ぜひ見てみてくださいね!