BLOG
家づくりコラム
家づくりコラム
2021.12.28
北九州の工務店が提案する玄関収納のコツ
北九州の工務店が提案する玄関収納のコツをお知らせします。
価格と性能の両方をまじめに考える、北九州の工務店、ハゼモト建設の田代です。
120組以上の家づくりをお手伝いした田代がお勧めする、子育て家族の収納シリーズです。
家族構成と持ち物チェックから始める
賃貸住宅の多くは玄関のスペースが最小限で、畳半畳の土間が一般的です。ドアを開けると、家族分の靴が脱いである状態。そこにまた、傘立て、シューズボックスなどと土間も見えないお宅も多いです。そこで新居はシューズクロークの要望は上位に位置します。プランナー側は何を置きたいのか、どれだけあるのかを把握したいものです。ここで、持ち物チェック! 今誰の何が何個あるのかをリストアップします。これから置く予定のものもです。
平面だけでなく、立体的に考えるとコンパクトになる
限られた大きさの中で玄関廻りの収納をどれだけとるか、悩みどころですが、4人家族であれば、1帖程度でもしっかり収納できます。 玄関土間の天井高さは居室の天井高より20センチは高いはずです。弊社の建物の標準天井高は2.4m。玄関部分は2.6mです。可動棚等を備え付けて、毎日使うもの、時々使うもの、季節ごとに使うもの、子供しか使いわないもの、大人だけが使うもの等、それぞれが使いやすい高さに収納します。天井までだと結構しまえるものです。今時は部屋に持ち込まなくてもいいコート等は 玄関でコートハンガーを利用するほうが動線としてもベストです。
玄関ホール近くにもスペースを利用する
下の間取を比較してみて、①の玄関ポーチも屋根付き部分を広く取れば、子供用自転車やママの自転車もおけます。②のように玄関ホールからリビングに入ったところに小さい収納があれば、コートなどの収納も兼ねることもできます。外部で使うものに限定してシューズクロークを使えば、棚板の奥行も30cm程度ですから、長物の釣り竿なども立ててしまえます。玄関ホールにあると便利なのが、壁を利用した「鍵ニッチ」。30cm各くらいの大きさでも家の鍵や自転車の鍵を置く場所を作る。女性に好評なのが、小ぶりのスツール。折り畳みでもいいので、冬場のブーツの脱ぎ履きにとても楽です。昔と違って玄関框は土間と20cmしか上がっていないので、しゃがみにくいのです。
玄関は家の顔、いつもきれいにしておく
子育て家族、共働き家族は、いつもお客様が来られるわけではないでしょうが、インターホン越しに終わる用事ばかりでもありません。宅配業者等は、在宅だからこそ玄関先まで入ってきます。(最近は玄関ポーチに宅配BOXを設置する家庭も増えましたが)居室部を広く取り、コンパクトにしたい玄関部だからこそ、靴も脱ぎぱなしにしないでいいような工夫が必要です。