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家づくりコラム

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2021.06.12

ZEH新築住宅の設計手法について

こんにちは
価格と性能を両方まじめに考える北九州の工務店、ハゼモト建設の櫨本です。

今回は北九州のZEH新築住宅の設計手法についてのお話です。
キーワードとしては「健康」「快適」「高性能」がいつも頭をよぎります。
これを具体的に表現すると、
最小限のエネルギーで「冬暖かい」「夏涼しい」「風が通る」「明るい」家が目指すべきGoalではないでしょうか。

このような概念で設計される住宅が、パッシブ設計と言われます。
パッシブ設計とは、建物の周りにある自然エネルギー(太陽・風など)を最大限に活用・調整し、高い質の室内環境を実現させながら省エネに寄与する設計手法と言えます。

実は、パッシブ設計と言われても、ピーンとこない方が大半だと思います。
パッシブ設計には5つのジャンルがあります。

出典:住まいと環境社

ここで疑問が湧き上がってくると思います。
ZEHとどう違うの?

疑問に思われた方、なかなか勉強熱心な方ですね。
疑問に思われなかった方、大丈夫、今回でそれがしっかりとわかるようになりますので、ご安心ください。

そもそも、ZEHとゼロエネルギーハウスですので、シンプルに言うと、
Ua値=0.6をクリアでしてエネルギー収支がゼロになれば良い訳です。

国が2021年4月から義務つけている「説明義務化」ですが、Ua値(断熱性能)が基準(0.87)をクリアしているかどうかの説明を義務つけたモノで、ZEHはUa値=0.6は説明義務化基準(平成28年基準)よりも20%一次エネルギー消費量を削減できるという定義付けです。

ZEHは①の断熱性能がその基準となりますので、窓を減らして熱損出を抑えた家でもOKです。
断熱性能だけ、クリアすればOKですので、本当に快適な家ができるかどうかは、疑問ですよね。
懸命な方はお気づきかと思いますが、ZEHの問題点は、②の日射遮蔽性能が基準として採用されていないことです。

それは高性能住宅の先進国がドイツであると言うことに由来します。
そのドイツは日本と気候が違いますよね、
冬対策をすれば、ほぼ一年中快適なのですが、そこの情報がすべて正しいと思いこんでいるのです。
日本とドイツの違いは夏、夏の暑さや湿度の高さですよね。

国は省エネ住宅=高断熱住宅という定義ですので、ZEH基準には家の大切な性能である気密性も基準に上げていませんので、日射遮蔽への検討は省エネ住宅基準に取り上げられていません。

ここ数日、気温も上昇してきましたから、もう感じている方も多いのではないかと思いますが、
夏のテーマは家も人も日射しをいかに防ぐかですよね。

日射しを防ぐかどうかで、家の室温は大幅に変わってきます。
これによって光熱費が変わり、省エネが実現できるかどうかが決まってきます。

それなのに、ZEHの基準から外されている、、、、
業界の間違った常識の一つです。

上の①〜⑤までしっかりと考えていくことが本当の省エネ住宅を検討することになるのです。
北九州のZEH新築住宅でこのパッシブ設計を取り入れている住宅はまだまだ少ないと思います。

パッシブを利用するとなぜ省エネ住宅になるのか?
それは、自然の恵みが「0円」だからなのです。
これも誰もが知っていることですね。

敷地、周辺環境とプランニングや仕様など、色々とまじめに考えてパッシブ住宅は設計されます。

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