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家づくりコラム

家づくりコラム

2021.06.04

熱はどこから入ってくる?

こんにちは
価格と性能を両方まじめに考える北九州の工務店、ハゼモト建設の櫨本です。

気温も上がってきました。
家の断熱性能が本領を発揮する季節です。

この資料は平成28年基準の家をベースに作成された冬と夏の熱損出の割合です。
サッシなど、開口部が脆弱なのでその割合は相当に高くなっています。
このデータの気密性の推定数値がわかりませんので、何とも言えませんが、窓だけではなくて屋根、外壁などの隙間からも熱損出がありますが、夏場は73%も開口部から熱が侵入してくるというデータは、概ね間違っていないと思います。

これが、ZEH水準を上回るハゼモト建設の『EcoSuma』だとどうなるか?
外皮計算書から、それを紐解いてみます。

この事例は『EcoSuma』+のSuperZEH仕様の住宅です。
Ua値が0.29ですので、北九州ではトップクラスの高性能住宅です。

各部位の熱損出量をベースに割合を出してみました。
ドアと開口部の割合は19.4%、平成28年基準の家と比べて圧倒的に低い割合になっています。

住宅の性能を上げるポイントは、
まずは、コストパフォーマンスが高いところに予算配分をすることです。

平成28年基準の事例からいうと、開口部であるのは一目瞭然で、そこにお金をかけたので、割合は相対的に低下しました。
もちろん、屋根と外壁の割合が増加しますが、ガラスの薄い断熱性と屋根と外壁の断熱性、比較してみると、6ミリのガラスと、中身は別にして外壁から木材、壁のボードまである外壁と比べたら圧倒的にガラスが不利なのは一目瞭然ですね。

こんな風に、価格と性能を両方まじめに考えながら、コストパフォーマンスを最大限発揮するご提案をしていきたいと思います。
住宅は、見えないところが、相当に大切です。

生きている間、家は家族の命と健康を守らないといけません。
家がその役割を十分果たせるようにしてあげたい、そう思いながら価格と性能を両方まじめに考えながら、
家づくりを実践しています。

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