
こんにちは、ハゼモト建設の広報担当です。
9月9日と10日の2日間、日新館中学校から4名の生徒さんがハゼモト建設に職場体験に来てくださいました。未来を担う若い世代にとって、「働く」ということを身近に感じてもらう貴重な機会。私たちも、普段当たり前に行っている仕事を改めて見つめ直す良い時間になりました。今回はその様子をブログでご紹介します。
INDEX
初日のスタート:社長とのオンライン挨拶とショールーム見学
体験初日の朝は、少し緊張した面持ちで生徒さんたちが集合しました。
この日はあいにく社長が出張中でしたが、「ぜひ直接挨拶を」との思いから、出張先とオンラインでつなぎ、画面越しにご挨拶をさせていただきました。
社長からは「短い時間だけれど、建設の仕事の魅力をたくさん感じてください。分からないことはどんどん質問していいですよ」と温かいメッセージが送られ、生徒さんたちも少し緊張が和らいだ様子。
オンラインという形でしたが、会社の雰囲気や歓迎の気持ちが伝わり、良いスタートを切ることができました。
その後はショールームのご案内へ。
ショールームには最新の建材や設備、実際の暮らしをイメージできる展示が並んでおり、住まいづくりの魅力を直接体感できます。
生徒さんたちは「こんな素材もあるんだ!」「壁紙だけで部屋の雰囲気が全然違う!」と興味津々。スタッフからの説明にうなずきながら、気になる点を積極的に質問してくれました。中には「将来こんな家に住みたい」と夢を語ってくれる生徒さんもいて、こちらまで嬉しくなる場面もありました。
火災から命を守る知識:「ファイヤーストップ」の説明
続いて行ったのは、住宅に欠かせない「防火」についての学びです。
弊社スタッフが実際の施工現場で使用する部材を見せながら「ファイヤーストップ構造」について説明しました。火は一瞬で広がるため、壁の中や天井裏など目に見えない部分でいかに炎を止めるかが重要です。
生徒さんたちは真剣な表情で聞き入り、「こんな仕組みになっているんですね」「家の安全ってたくさん工夫されているんだ」と感心していました。普段は意識することのない住宅の“裏側”を知る体験は、新鮮で勉強になったようです。
最新技術も体験!建設現場でのAT活用

職場体験の中では、ハゼモト建設が日々の業務で活用している「AT(アシストツール・デジタル技術)」についても紹介しました。
建設業は「体力勝負」というイメージを持たれがちですが、実際にはデジタル技術や機械のサポートを取り入れることで、より安全に効率よく作業できるよう工夫しています。
例えば、タブレット端末を使って現場の図面や工程を確認する仕組みを紹介すると、生徒さんたちは「紙じゃなくてデジタルで管理できるんだ!」と驚きの声をあげていました。
また、過去の施工写真や3Dパースを画面上で見せると「まるでゲームみたい」「完成したイメージが分かりやすい」と興味津々。
さらに、実際の現場では荷物の持ち運びや作業姿勢をサポートする「アシストスーツ」といった機器の存在についても説明しました。力仕事を軽減し、誰もが働きやすい環境をつくることができるのも、最新のATならではの魅力です。
生徒さんたちは「建設の仕事って体を動かすだけじゃなくて、頭を使ったり最新の技術も使うんですね」と感想を述べてくれ、建設業へのイメージが大きく変わったようでした。
三階での農業体験?キャベツとブロッコリーを植えました

お昼からは少しリラックスした時間。弊社三階のスペースを活用して、キャベツとブロッコリーの苗植えを体験していただきました。
建設会社と野菜づくり?と意外に思われるかもしれませんが、これはこども食堂に使う野菜を植えています。社長の建設業だけではない取り組みを聞いた生徒さんたちは「自然との共生」や「食と暮らしのつながり」を知ってもらうための体験ができました。
土を触ると自然と笑顔になる生徒さんたち。「うまく育つかな?」「水やりも大切だね」と声を掛け合いながら植え付け作業に取り組んでくれました。未来に立派な野菜が育つのを、ぜひ見届けに来てほしいと思います。
二日目の挑戦:モデリオ作成にチャレンジ

2日目は、実際に「つくる」楽しさを味わってもらいました。
体験内容は「モデリオ作成」。住宅模型を自分たちの手で組み立てていく作業です。設計図を見ながら、壁や床、屋根を慎重に配置。細かな作業が続きますが、みんな集中して取り組んでいました。
完成に近づくにつれ「おぉ、家っぽくなってきた!」と感動の声が。最後は4人そろって完成品を眺めながら達成感に満ちた笑顔を見せてくれました。自分の手で形にしていく喜びは、ものづくりの原点でもあります。
職場体験を終えて:生徒さんたちの感想
体験の最後には、それぞれ感想を発表してもらいました。
- 「建設の仕事って体を動かすだけじゃなく、たくさん考えて工夫しているのが分かりました」
- 「普段見えない家の中の仕組みを知って驚きました」
- 「土を触るのが楽しかったです。育つのが楽しみです」
- 「模型づくりで難しかったけど完成したときの達成感がすごかったです」
短い2日間でしたが、一人ひとりが学びや気づきを持ち帰ってくれたことを感じられ、私たちスタッフもとても嬉しく思いました。
地域と共に未来を育てる
今回の日新館中学校の職場体験を通じて、私たち自身も改めて「地域の子どもたちに何を伝えられるか」を考えるきっかけになりました。
建設業は、人の暮らしを支えると同時に、地域社会をつくる大切な仕事です。若い世代にその魅力を伝え、将来の選択肢のひとつとして心に残ってくれたら、それほど嬉しいことはありません。
ハゼモト建設は、これからも地域に根ざした活動を続け、未来を担う子どもたちと一緒に成長していきたいと思います。
最後に
日進館中学校の皆さん、2日間本当にお疲れさまでした!
また会社やショールームに遊びに来てくれる日を楽しみにしています。そして、キャベツとブロッコリーが元気に育ったら、その成長もぜひ見に来てくださいね。
地域の皆さまに支えられながら、私たちの仕事は続いていきます。これからもハゼモト建設をどうぞよろしくお願いいたします。