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家づくりコラム

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2024.08.13

長期優良住宅の魅力と選び方:メリット・デメリット、認定基準、税制優遇措置を徹底解説

こんにちは!
価格と性能を両方真面目に考える北九州の「地元で生まれ地元で育った工務店」
ハゼモト建設より家づくりの役に立つ家づくりコラムです。

住まいを選ぶ際、多くの方が重視するのは快適さと長期間にわたる安心感です。そんな中、注目されているのが「長期優良住宅」です。本記事では、長期優良住宅のメリット・デメリット、認定基準、税制優遇措置、取得手続き方法を詳しく解説します。理想的な住宅選びの参考にしてください。

長期優良住宅とは?【北九州 新築・注文住宅】

長期優良住宅とは?【北九州 新築・注文住宅】

長期優良住宅とは?【北九州 新築・注文住宅】
長期優良住宅とは?【北九州 新築・注文住宅】

長期優良住宅とは、国が定める基準を満たし、長期間にわたって快適に住むことができる高品質な住宅のことです。これらの住宅は、耐震性能や環境配慮、メンテナンス性に優れており、税制上の優遇措置や低金利の住宅ローンが利用できるため、多くの人にとって魅力的な選択肢となっています。

まず、長期優良住宅の特徴を見ていきましょう。

  • 高い耐震性能: 建築基準法の耐震等級に対応した構造設計がされており、地震に強い住宅です。
  • 環境配慮設計: 省エネルギー性能や自然素材の使用などが取り入れられています。
  • メンテナンス性: 定期的な点検やメンテナンスが容易に行える構造であり、末永く住むことができます。
  • 税制上の優遇措置: 所得税や固定資産税の減税措置が受けられます。
  • 住宅ローンのメリット: 金利が低く設定されている場合や、長期間の借入が可能です。

長期優良住宅のメリットとデメリット

メリット

  • 税制優遇: 長期優良住宅には所得税控除や固定資産税の減額措置が適用され、家計に大きなメリットがあります。適用条件や計算方法、申請方法も詳しく解説します。
  • 低金利の長期優良住宅ローン: 低金利で借りられる理由と金利の比較について説明し、審査や返済計画の注意点を紹介します。
  • 高い住宅性能: 住宅性能評価により、長期優良住宅の強度や耐久性が分かります。

デメリット

  • 高額な建築費用: 長期優良住宅の建築費用は一般的な住宅に比べて高くなりますが、節約方法や対策も提案します。
  • メンテナンス費用: 長期優良住宅は定期的なメンテナンスが必要であり、そのための費用がかかることがあります。しかし、これに対する対策も考慮します。

長期優良住宅の認定基準【北九州 新築・注文住宅】

長期優良住宅の認定基準【北九州 新築・注文住宅】

出典:fudousan-wakaru.net 長期優良住宅とは?注意点などイラスト付きで解説【北九州 新築・注文住宅】
出典:fudousan-wakaru.net 長期優良住宅とは?注意点などイラスト付きで解説【北九州 新築・注文住宅】

長期優良住宅の認定基準は以下の3つの要件があります。

  1. 高い性能を持つ構造: 建築基準法に定められた耐震等級、環境配慮の性能、耐用年数に対応しています。新築時には耐震診断が実施され、適正な構造設計が確認されます。
  2. 長寿命化対策: 定期的なメンテナンス・保全が可能であり、戸建て住宅では耐用年数が40年以上、マンションでは60年以上となるような設計がされています。また、耐震性能や耐久性能の維持・向上が図られています。
  3. 住環境の質の向上: 居住者の快適さや健康を考慮した設計が施されており、省エネルギー性能や適切な断熱性能が確保されています。さらに、バリアフリー仕様や自然素材の使用などが配慮されています。

長期優良住宅の認定を受けるには、上記の基準を満たす住宅を建築し、認定申請を行う必要があります。申請は、建築確認申請と同時に行うことができますが、新築後でも申請が可能です。ただし、築後の申請の場合は、個別に判断されるため、認定が難しい場合もあります。なお、長期優良住宅の認定を受けるためには、一定の費用や手続きが発生しますが、国や地域によっては補助金が用意されていることがありますので、事前に確認しましょう。

住宅性能評価の重要性

住宅性能評価とは、住宅の強度、耐久性、品質などを専門家が客観的に診断し、評価することです。具体的には、耐震性能や熱的性能、健康性能などの様々な点において、建物が国や地域の指定基準を満たしているかどうかを調査することが主な目的となります。

住宅性能評価は、以下のようなメリットがあります。

  • 購入前に住宅の品質や性能を確認: これにより、後悔しない住まい選びができる。
  • 適切なメンテナンス計画の立案: 評価結果に基づいて維持管理費を節約できる。
  • 住宅ローン控除や税制優遇の適用: これには住宅性能評価が必要となる場合がある。

評価方法は、建物を実際に調査・検査する「現地調査型」と、設計図面を元に評価する「図面調査型」の2種類があります。現地調査型は、住宅性能評価を行う専門家が実際に建物を調査し、詳細な検査を行うため、より正確な評価が得られます。一方、図面調査型は、設計図面や仕様書をもとに評価を行うため、評価の精度は現地調査型に劣るものの、手軽に行えるというメリットがあります。

税制面での長期優良住宅のメリット

税制面での長期優良住宅のメリット【北九州 新築・注文住宅】
税制面での長期優良住宅のメリット【北九州 新築・注文住宅】

長期優良住宅は、一般的な住宅と比較して性能や建築基準が高いことが認定されたものであり、様々な税制上の優遇措置が適用されることが特徴です。ここでは、税制面での長期優良住宅のメリットを解説します。

まず、長期優良住宅には所得税からの控除が適用されることがあります。具体的には、所得税の住宅ローン控除や固定資産税の減額措置が受けられることが挙げられます。これにより、長期間にわたって節税効果が期待できるため、家計に大きなメリットがもたらされます。

住宅ローン控除については、長期優良住宅であれば最大で400万円まで所得から控除することができ、一般的な住宅の場合と比べて所得控除額が大幅にアップします。また、固定資産税についても、長期優良住宅であれば一定期間(通常3年間)減額されるため、家計の負担を軽減できるのです。

次に、長期優良住宅の購入に際しては、資金調達に関するメリットがあります。例えば、金利が低くなるフラット35という固定金利型住宅ローンが利用できます。これにより、金利負担が軽減され、住宅ローンの返済額が抑えられることが期待できます。また、長期優良住宅取得にあたっては、地域によっては補助金や優遇措置が用意されていることがあります。これらの補助金を活用することで、新築やリフォームの費用を補填でき、購入負担が軽減されることがあります。

さらに、長期優良住宅は耐震性能やエコ性能が高く、維持管理費やメンテナンス費用が低いことが特徴です。これにより、住宅のライフサイクルコストが抑えられ、経済的な負担が減ることが期待できます。

しかし、長期優良住宅の取得にはデメリットも存在します。それは、建築基準が厳しいために建築費用が高くなること、また特別な手続きや審査が必要であることが挙げられます。これらのデメリットを総合的に考慮し、長期優良住宅の取得を検討することが重要です。

長期優良住宅ローンの魅力と注意点【北九州 新築・注文住宅】

長期優良住宅ローンの魅力と注意点【北九州 新築・注文住宅】

魅力

  1. 税制優遇: 長期優良住宅ローンは、税制上の優遇が受けられます。具体的には、所得税の控除が受けられるなど、住宅ローンを利用する際の負担を軽減できます。また、固定資産税や都市計画税の減税措置も受けられることがあります。
  2. 低金利: 長期優良住宅ローンは、一般的な住宅ローンに比べて金利が低いことが多く、その分、支払い負担が軽くなります。適用される金利は、金融機関や借り入れ期間によって異なりますが、長期間のローンであるほどそのメリットが大きくなります。
  3. 性能・耐震・環境に配慮した住宅: 長期優良住宅ローンを利用するためには、一定の基準を満たす住宅である必要があります。その基準には、耐震性能や省エネルギー性能、環境に配慮した建築材料の使用などが含まれており、快適で安心な住まいを手に入れることができます。

注意点

  1. 審査基準: 長期優良住宅ローンを利用するためには、適正な審査が必要です。審査基準は金融機関によって異なりますが、一般的には信用情報や年収、勤続年数などが考慮されます。事前に審査基準を確認し、自分が利用できるかどうか検討しましょう。
  2. 住宅の維持・管理: 長期優良住宅ローンを利用した住宅は、高い品質が保証されていますが、それでも定期的なメンテナンスや維持管理が欠かせません。特に、耐震性能などの建物の構造や安全性に関わる部分は、定期的な点検や修繕が必要です。また、保険加入も検討しましょう。
  3. 費用: 長期優良住宅は、一般的な住宅に比べて購入価格が高いことがあります。そのため、ローンの支払いだけでなく、維持管理費用や固定資産税などの負担も増えることを考慮しておく必要があります。事前に費用面をしっかりと計画しましょう。
  4. 取得時期: 長期優良住宅ローンの利用条件や税制優遇措置は、政策や財政状況によって変更されることがあります。最新の情報を確認し、適切なタイミングでローン取得や住宅購入を計画することが重要です。
  5. 地域や建築業者の選択: 長期優良住宅ローンの適用を受けるためには、地域や建築業者の選択も重要です。地域によっては、補助金や優遇措置が提供されることがあります。また、建築業者やメーカーによっては、独自の性能基準や設計があるため、事前にリサーチし、自分に合った住宅を選びましょう。

認定手続きと必要書類

長期優良住宅の取得手続きには、認定申請を行政機関に提出し、審査を受ける必要があります。必要書類は、認定申請書、建築確認申請書、建築計画書、登記簿謄本などがあります。手続きの流れは以下の通りです。

  1. 建築計画を立てる: まず、長期優良住宅の基準を満たすように設計します。設計段階から専門家と相談し、適切なプランを立案します。
  2. 所管行政機関に認定申請手続きを行う: 申請書類を揃え、所管行政機関に提出します。必要な書類は認定申請書、建築確認申請書、建築計画書、登記簿謄本などです。
  3. 認定を取得し、建築確認申請を行う: 審査に合格すると、認定を受けた長期優良住宅としての建築確認申請が可能になります。
  4. 建築確認を受け、着工する: 建築確認を受けたら、建設工事を開始します。
  5. 完成検査を受ける: 工事完了後、完成検査を受けます。
  6. 登記手続きを行う: 最後に登記手続きを行い、長期優良住宅としての登録を完了します。

理想の住まいを手に入れるためのポイント【北九州 新築・注文住宅】

理想の住まいを手に入れるためのポイント【北九州 新築・注文住宅】

理想の住まいを手に入れるためのポイント【北九州 新築・注文住宅】
理想の住まいを手に入れるためのポイント【北九州 新築・注文住宅】

理想の住まいを手に入れるためには、以下のポイントを押さえておくことが大切です。

  • 長期優良住宅の取得を検討する: 耐震性能や省エネルギー性能などの基準を満たしているか確認しましょう。これにより、税制優遇や住宅ローンの金利控除などのメリットを享受できます。
  • 建築会社やメーカーと相談: 自分たちの理想とする住宅設計を作成してください。新築戸建てやマンションの購入を検討する場合は、周辺環境や住宅の構造なども比較検討しましょう。
  • 定期的なメンテナンスや点検: 住宅の維持・保全を計画的に進めましょう。また、適切な保険に加入することで、災害や損害のリスク対策も整えることが重要です。
  • 住宅ローンの金利や返済プランを検討: 家計に負担のないよう無理のない計画を立てましょう。また、購入費用以外にも、引越しや登記手続きなどの費用も考慮しておくことが大切です。
  • 地域や世帯構成などを考慮: 適切な住まい探しを進めましょう。不動産会社や金融機関からの無料相談や施設見学などを活用することで、より具体的な情報を得られます。
  • 環境に配慮した住宅を選ぶ: CO2排出量の削減や省エネ効果が期待できます。また、環境保全に貢献することで、地域社会への貢献や評価も向上します。
  • 政府や自治体が提供する住宅支援制度を活用: 補助金や減税措置などのメリットを享受できます。事前に制度の審査基準や申請手続きを確認し、適切なタイミングで申請しましょう。

いかがでしたでしょうか。

理想の住まいを手に入れるためには、長期優良住宅のメリットやデメリットを理解し、適切な手続きや計画を立てることが重要です。定期的なメンテナンスや点検を行い、住宅の維持・保全を計画的に進めましょう。また、住宅ローンの金利や返済プランを検討し、家計に負担のないよう無理のない計画を立てることが大切です。

これから始まる理想の家づくりの旅、ぜひ最善の選択をしてください。
そして、次の一歩として、住宅購入に向けた準備を始めましょう。
さらに詳しい情報や具体的なサポートが必要な場合は、ぜひハゼモト建設へご相談ください。

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