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スタッフブログ

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2024.07.11

福岡県内唯一の小倉城ものがたり

こんにちは!
価格と性能を両方真面目に考える北九州の「地元で生まれ地元で育った工務店」ハゼモト建設より
北九州で家づくりをお考えの方へ、北九州の情報をお届けするブログコーナーです。

福岡県内唯一の天守閣を持つ小倉城をご紹介します。
細川忠興公が築城した名城で1959年に再建され、市民に親しまれています。
天守閣は日没になるとライトアップされ、その姿は小倉の夜を象徴する存在です。

小倉城に3万基の灯籠を 〜竹害から竹財へ〜

小倉城に3万基の灯籠を〜竹害から竹財へ〜【北九州 新築・注文住宅】

小倉城では、年間を通じて様々なイベントが開催されます。春には桜祭り、夏には夜間ライトアップ、秋には紅葉狩り、
冬にはイルミネーションといったイベントがあり、訪れるたびに新しい魅力を感じることができます。

小倉城竹あかり

出典:yahooニュース 茶室をモチーフにしたコーナーです。中央の舞台ではいろいろな演目が日替わりで行われています。

北九州は竹林面積日本一ともいわれ、合馬のたけのこでも知られる竹の産地です。このイベントは、
竹林被害のある山林から伐採した竹を利用し、市民ボランティアで作成した約3万基の竹灯籠を城内に飾り付けて
楽しんでもらおうというもの。終了後は再資源化する本事業はSDGsへの取り組みとして注目されています。

出典:北九州市 時と風の博物館 道の両側に竹灯篭が設置され、中のろうそくの灯りがゆらゆらと優しく照らします。

小倉城ものがたり

小倉城ものがたり【北九州 新築・注文住宅】

「小倉」という地名の由来にはいくつかの説があります。一般的には、小さな蔵が多かったことや、
山の形状が「小さな倉」に見えることから名付けられたとされています。

江戸時代における小倉藩

小倉藩は1600年の関ヶ原の戦いの後、細川忠興によって豊前国に設立されました。忠興は、戦国時代の名将であり、
徳川家康の側近としても活躍しました。小倉藩は農業と漁業が盛んな地域で、その経済基盤は豊かでした。
また、茶人としても知られた忠興の影響で、文化面でも発展を遂げました。

小倉城下町と名産品

小倉城下町は、武士や商人、職人たちが住む区域がきちんと区分され、都市計画が行き届いていました。
特に、武家屋敷、商人町、職人町が特徴的です。

出典:小倉織物協会 小倉織は、地厚で丈夫、なめらかな木綿の織物です。凛として潔く、色の濃淡による
立体的な世界を創りだし、なめし革のような風合いと共に他に類を見ない個性的な織物です。
  • 小倉織: 細川忠興の時代に始まり、丈夫で美しい織物として知られ、武士の袴や帯として重宝されました。
  • 小倉鋳物: 鉄器や鐘などの鋳物製品も名産品として有名で、その技術は現在でも継承されています。

幕末の動乱と小倉城

幕末には、徳川幕府と新政府軍の対立が激化し、小倉藩もその渦中に巻き込まれました。
幕府側に付いた小倉藩は、長州藩と戦いましたが、次第に劣勢となり、1866年には城を放棄する事態に至りました。
このとき、小倉城は焼失し、わずかに石垣や堀が残るのみとなりました。

出典:産経新聞 第2次長州戦争小倉口の戦いを描いた
「九州小倉合戦図」(かわら版、北九州市立自然史・歴史博物館蔵)

小倉城が焼失した理由と再建された経緯

1866年、小倉城は第二次長州征伐の際に焼失しました。これは、長州藩との戦いで劣勢となった小倉藩が、
城を守ることが困難と判断し、自ら火を放って城を焼き払ったためです。この結果、城は完全に焼失し、
わずかに石垣と堀が残るのみとなりました。

明治維新後、廃藩置県により小倉藩は小倉県となり、その後福岡県に統合されました。明治政府の政策により、
多くの城郭が廃城されましたが、小倉城は再建されました。現在の天守閣は1990年に復元されたもので、
当時の設計図を基に忠実に再現されています。
この再建により、小倉城は観光客に江戸時代の雰囲気を伝える役割を果たしています。

小倉城の内部には歴史資料館があり、小倉藩の歴史や文化について学べます。
展示物は多岐にわたり、子供から大人まで楽しめる内容です。

出典:毎日新聞 北九州市立小倉城庭園(小倉北区)がリニューアルし、5月18日から池の周囲を回遊できるようになった。
石垣柄の足場シート

私が行ったときに、石垣の一部に足場がかかっていて、
石垣柄の足場シートが張ってありました。既存の石垣上部のラインと
天守閣の白い壁に合わせてシートが張ってあり、こだわりを感じました。
遠くから見たときに周りに溶け込んでいて、とてもよかったです。

出典:DRC一級建築士事務所のスタッフブログ

いかがでしたでしょうか。
福岡県内で唯一、天守閣が残り、堀で守られた城として人気を集めている小倉城。
このお堀が、実は河川だということは、あまり知られていません。
正式名称は城内(じょうない)川。
目に見えるのは掘の部分だけで、それ以外は地中を流れる不思議な川なのです。
小倉城周辺には美しい庭園や公園が広がっており、散策するのに最適です。
北九州を訪れる際には、ぜひ小倉城を訪れてその魅力を感じてみてください♪

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