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スタッフブログ

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2024.01.28

北九州の工務店でも凄い技術が使える時代

北九州の価格と性能を両方まじめに考える工務店、ハゼモト建設の櫨本です。

DXには、先日取材を受けたように業務効率と仕事を楽しめるように積極的に取り組んでいますし、私自身は単純作業が大嫌い、調べて突き合わせをするのが面倒くさい性分で、直感的に仕事をするタイプですので、DXと相性が良い性格なんだと思っています。

iPhone ProにLiDARスキャナーが搭載されているのは以前から知っていましたが、活用方法をリアルで考えたこともなかったし、体感することもありませんでした。

工務店業務にこの技術が使えるのでは?という事を、「りのべっち」というアプリを試しで使ってみて気が付いたのです。

リノベーション現況調査を効率化するアプリ「りのべっち」は、LiDAR技術を活用して、建築業界に革新をもたらす可能性があります。

このアプリは、iPad/iPhone専用の3D建築CAD連携可能な現況調査アプリで、LiDARスキャンを用いて短時間で寸法情報を含む3Dモデルや間取り図を自動生成します。

さらに、福井コンピュータアーキテクトが提供するこの無料アプリは、各種住宅リノベーションに役立ることができます。

これは、2024年1月に新規にオープンした就労支援事業「未来のとびら」の作業所です。
歪なカタチですが、ほぼ性格にスキャニングされています。
白いラインが出て、テーブルなど大きな家具なども配置してくれます。
逆に、ゴミ箱などの小さな物はスキャニングしません。
片付けがそんなに必要ないのも良いですね。

抜群の操作感でリノベーション現況調査効率化が可能となった

リノベーション現況調査を効率化するためには、抜群の操作感が重要です。

操作感が良いと、調査の進行がスムーズで失敗が少なくなります。また、現場での時間を短縮し、労働力を削減できることが期待できます。

理由は、現況調査の際に、多くのデータや画像を取得する必要があるからです。

例えば、建物の寸法を正確に計測したり、部屋の配置や構造を把握するための写真を撮影することが求められます。

このようなデータを効率よく取得するためには、操作性の高い機器やアプリが必要です。

そういったアプリは、直感的に操作できる仕組みや、データをすばやく共有できる機能が求められます。

LiDARスキャンで3Dモデルと間取り図の自動作成

LiDARスキャン技術は、建物の3Dモデルと間取り図を瞬時に自動作成することが可能です。

この技術により、建築業界やリノベーション業務において大幅な効率化が期待できます。なぜなら、これまで手間のかかっていた寸法計測や図面作成が省力化できるためです。

具体的には、LiDARスキャンが現場の情報をリアルタイムで収集し、それを元に3Dモデルを生成。さらに、間取り図も自動的に作成されます。この機能は、建築業界だけでなく、不動産業界や産業界にも広がり、広告業界でも活用されています。

この自動生成された3Dモデルと間取り図は、業務の効率化やスピードアップに寄与し、企業の労働時間削減やコスト削減に繋がります。さらに、正確なデータを基にした計画や提案が可能となり、顧客満足度の向上に貢献することができます。
LiDARスキャンによる3Dモデルと間取り図の自動作成は、建築業界をはじめとする様々な業界で大変有用であると言えます。

福井コンピュータアーキテクトが提供する無料アプリ

福井コンピュータアーキテクトは、LiDARスキャンによる3Dモデルと間取り図の自動作成を実現する無料アプリを提供してくれています。

このアプリを活用することで、誰でも手軽に3Dモデルと間取り図を作成できるようになります。
このアプリは、iPhoneシリーズのLiDARセンサー搭載モデルに対応しており、スキャンから生成までのフローが直感的で短時間で行えます。
また、生成されたモデルや図面は、クラウドサービスを利用して共有が可能です。
これにより、現場から遠隔地にいる関係者ともスムーズにコミュニケーションが取れ、業務効率が一層向上します。

しかし、良いことばかりではない3Dモデルと間取り図の自動生成

実際に使用してみると、かなりの精度があります。

ただ、これから先が問題です。私が体感した問題点は下記のようなところです。

  • スキャニングして必要な範囲が読み取れているかどうかがわからない
  • 「りのべっち」のデータを活かすには、専用の3DCADが必要
  • 基本的に内寸で測定しているので、これを芯々寸法に修正する時に若干の誤差が出る

これらの問題点も慣れが解決するようなところもあります。
ただ、先行して活用しないと、いざ使いたいと思っても、「使えない」みたいな話になります。
そうなると、この便利なアプリとツールを活用する気にはなれません。

効率的なリノベーション業務の実現方法

効率的なリノベーション業務を実現するには、まず最初に、現場の詳細なデータ取得が必要です。
LiDARを活用することで、現場の3Dモデル作成や計測が短時間で可能となります。
1人での調査業務も可能になります。

ここで、私が大切にしているポイントがあります。

まずは、自分自身で体感すると言うことです。
ここをスルーしてしまうと、なかなか社内には定着しません。
それはなぜかと言うと、誰もが新しいことにチャレンジすることに慣れていないし、覚えるという仕事が逆に増えるからなのです。

働き方改革、業務効率の向上が目的ですが、最初のハードルが高ければ高いほど、その意欲は弱くなります。

システムやアプリを導入したけど、それが活用できないのは、経営者やリーダーがそれを活用できないからなのです。

DXリーダーがそれを活用して、便利さや重要性を体感し、それを関係者に伝えていく。
これが、工務店におけるDX化の成功ポイントだと感じています。

リノベーションプロジェクトを加速させるポイント

まとめてみます。

リノベーションプロジェクトを加速させるポイントとしては、以下の要素が挙げられます。

– iOS/iPadOSのLiDAR活用による現場調査の効率化

– データ活用による設計や施工のミスの減少

– データ共有や連携を通じたスムーズなコミュニケーション

これらの要素を活用することで、リノベーションプロジェクト全体のスピードが向上し、効率的な業務が実現できます。

まとめ:LiDARスキャナーでリノベーション業務の変革

LiDARスキャナーは、リノベーション業務などリアルな現場の情報収集に革新的な変革をもたらします。

現場調査の効率化やデータ連携による設計・施工のミスの減少、円滑なコミュニケーションが実現できるため、効率的なリノベーションが期待されます。

きっと、10年後には、この最新と感じる技術などもう陳腐化していると思います。

10年前はまだガラケーが主流でした。iPhoneは3Gの時代です。

小さな会社や個人は、時間とお金に限りがありますが、DX化はそれを武器にしてくれると確信を持って感じています。

今は沢山のchallengeが可能な時代です。

北九州の価格と性能を両方まじめに考える工務店だからこそ、ハゼモト建設はDX化にチャレンジしていきます。

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