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2023.09.07

知っておきたいエネルギーの基礎用語 「ZEH」

こんにちは!
価格と性能を両方真面目に考える北九州の「地元で生まれ地元で育った工務店」
ハゼモト建設より住まいと建築の知識をお届けするブログコーナーです。

今回は知っておきたいエネルギーの基礎用語「ZEH」について詳しくご紹介します。

ZEHの概要とその意味

ZEH(ゼッチ)とは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(Net Zero Energy House)の略で、一般的には、
一年間のエネルギー消費量と太陽光発電などの自家発電量がほぼ同じになるように設計された住宅を指します。

これは、環境負荷の低減や省エネルギー対策として、日本政府が普及を支援している取り組みです。
ZEHを実現するためには、高い断熱性能や省エネ設備の導入が必要となります。

また、ZEHでは、HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)と呼ばれるシステムを利用し、
エネルギー消費の削減や省エネ効果を最大限に引き出すことが可能となっています。

ZEHとはどのような住宅か

ZEHは、一年間で消費するエネルギーと発電によって得られるエネルギーがほぼ同じであることを目指した住宅です。

これを実現するために、まず高い断熱性能や遮熱性能を持つ建材や窓を使用し、エネルギー消費を最小限に抑えます。
次に、太陽光発電システムを設置し、エネルギー自給の基盤を築きます。

また、エネルギー使用効率の高い空調設備や照明、給湯器などの家電製品を選ぶことで、さらに省エネ効果が高まります。

ZEHは快適で省エネルギーな生活を実現するとともに、地球環境にやさしい生活スタイルを提案する住宅です。

太陽光発電や省エネ設備の活用

ZEHでは、太陽光発電システムが主要なエネルギー供給源となり、エネルギー消費量を大幅に削減することができます。

また、省エネ設備として、高効率な照明や空調、給湯器などの家電製品が使用されており、エネルギー消費の効率化に貢献しています。

さらに、家電や照明をHEMSで一元的に管理し、エネルギーの最適化が図られます。
これにより、光熱費の抑制やライフスタイルの省エネ化が実現され、環境保護にも寄与しています。

ZEHが長期優良住宅の必須条件に

長期優良住宅とは、住宅の寿命や性能を向上させるために、国が定めた基準に従って建築された住宅です。
この基準により、耐久性や節約性、住みやすさが向上し、家族の住まいとして長く大切に使える家となります。

ZEHは、長期優良住宅の基準として、エネルギー・資源保護が重視されるため、必須条件と考えられています。
具体的には、高い断熱性能が求められ、太陽光発電システムやエネルギー効率の高い設備が必要とされます。

また、長期優良住宅には、税金の控除や住宅ローンの金利優遇など、様々な補助制度が用意されており、
適切なエネルギー対策がとられた家づくりが推進されています。

これにより、ZEHが一般的な新築住宅として普及し、エネルギーの有効活用や環境保護が実現されることが期待されています。

ZEH住宅のメリット・デメリット

ZEH(ゼッチ)住宅とは、省エネルギー性能を高めた家という意味で、これには様々なメリットとデメリットがあります。
メリットとしては、家庭でのエネルギー消費を大幅に削減できることや、快適な生活環境を実現できることが挙げられます。
また、太陽光発電や家庭用蓄電池の導入により、自家発電が可能になるため、災害時の停電対策にも役立ちます。
デメリットとしては、初期費用が高くなることや、設備のメンテナンスが必要になることが考えられます。

エネルギー効率が高いことの利点

エネルギー効率が高いことの利点として、まず光熱費の削減が挙げられます。ZEH住宅では、断熱性能が高く、
冷暖房費が大幅に減少します。また、太陽光発電システムを利用して、電力を自家発電することが可能なため、
電気代も抑えることができます。さらに、エネルギー効率の高い照明や給湯機器を使用することで、家庭での
エネルギー消費が最小限に抑えられることも大きな利点です。環境への配慮も重要であり、CO2排出量の削減により、
地球温暖化対策にも貢献できます。

太陽光発電設備のデメリット

太陽光発電設備には、いくつかのデメリットが存在します。まず、設置費用が高額であり、初期投資が
大きくなることが挙げられます。
しかし、長期的に見れば光熱費の削減や補助金の活用によって、費用対効果は高まります。
また、太陽光発電設備は定期的なメンテナンスが必要で、パネルの清掃や設備の点検が不可欠です。
さらに、設置する場所や向きによっては発電効率が低下することがあります。
そのため、設置前には専門家と相談し、最適な設計を検討することが重要です。

ZEHの種類とその特徴

ZEH住宅には、様々な種類と特徴があります。まず、建築時に高い断熱性能を持つ窓や外壁を採用することで、
省エネルギー性能を向上させる「高断熱住宅」が存在します。次に、太陽光発電システムを導入し、
自家発電を実現する「太陽光発電住宅」があります。このほか、エネルギー管理システム(HEMS)を用いて、
家庭内のエネルギー使用状況を一元管理し、省エネルギー化を図る「エネルギーマネジメント住宅」や、
再生可能エネルギーを活用した温水暖房・給湯システムを搭載した「エコキュート住宅」などがあります。
各種類のZEH住宅は、それぞれの特徴に応じて、エネルギー効率や環境負荷の軽減、快適性の向上を実現しています。
新築時には、自分のライフスタイルや予算に合わせて、適切なZEH住宅を選ぶことが重要です。

HEMS搭載のスマートZEH

スマートZEHは、省エネルギー性能が高く、快適な住まいを実現するハウスです。HEMS搭載により、
家庭でのエネルギー管理がより効率的になります。太陽光発電システムや蓄電池を組み合わせたエネルギー供給設備、
省エネ家電や照明設備などの活用が可能で、光熱費の削減やCO2排出量の低減につながります。
また、システムを利用したエネルギー消費の最適化により、電力供給が途絶える災害時にも安心して過ごすことができます。
ネット環境を活用し、最新の省エネテクノロジーを組み込むことで、持続可能なエネルギーを実現することができるのです。

HEMSは、住宅用エネルギーマネジメントシステムのことで、エネルギー使用状況や消費量を一元管理することができます。
これにより、エネルギー使用の最適化や効率化が図られるため、生活者にとって省エネルギーが容易になるのです。

断熱性能に優れた断熱ZEH

断熱ZEHは、高い断熱性能と省エネ性能を兼ね備えた住宅で、エネルギー消費を大幅に削減することができます。
断熱性能に優れた建築材料や設備を利用し、冬は暖かくつくり、夏は適切な温度を維持することができます。
このような住まいでは、冷暖房費用が低く抑えられ、窓や壁などにも適切な断熱材が設置され、温度差が緩やかになっています。
また、熱の損失を最小限に抑えることで、CO2排出量も削減でき、環境にも優しい住まいになります。
断熱性能に優れたZEHは、快適な室温を維持しやすく、適切な室内環境を作り出すことができるため、
家族全員が心地よい生活を送ることができます。

ZEH補助金とその利用方法

ZEH補助金は、国が推進している省エネルギー住宅への取り組みを支援するもので、新築一般住宅に対して
一定の基準を満たすことで支給される補助金です。この補助金を利用することで、ZEH住宅の導入や改修にかかる
費用の一部を補助し、省エネルギー住宅への普及を促すことが目的です。利用方法は、まず地域ごとに設定されている
補助金制度の対象となる住宅基準に沿った建築計画を立て、建築会社や設計事務所と十分に相談し、内容を確認することが大切です。
次に、必要書類をそろえて都道府県の担当窓口に申請し、審査を受けます。審査が通れば、補助金が支給されるため、
その後は所定の手続きに従って建築や改修を行い、最終的には省エネルギー住宅を実現することができます。

補助金制度の概要と審査の流れ

補助金制度の概要は、国や地方自治体が設けている制度で、対象となる住宅を建築または改修する場合に、
一定の基準を満たすことで助成されるものです。審査の流れは、まず建築計画や改修計画を立て、必要な書類を揃え、
都道府県の担当窓口に提出します。その後、各都道府県によって設定された審査基準に基づいて審査が行われ、
審査が通れば補助金が支給されます。ただし、審査は厳正かつ公平に行われるため、申請書類や計画書類の内容に
不備があったり、審査基準を満たしていない場合は、補助金が支給されないこともあります。
そのため、審査申請前に十分に内容を確認し、正確な情報提供を心がけることが重要です。

申請時の注意点と効果的な活用方法

申請時の注意点は、まず書類の不備がないかどうかを確認し、審査基準を満たしているかどうかを十分に
検討することが大切です。また、補助金の活用方法としては、新築住宅の場合は、ZEHの基準に適合するように
設計や設備の選択を行い、改修の場合は、既存の住宅をZEH基準に準じた性能に向上させることが求められています。
具体的には、断熱性能を向上させるための断熱材の追加や、太陽光発電システムの設置、HEMSを利用した
エネルギー管理の導入などが考えられます。補助金を効果的に活用することで、住宅の省エネ性能を高めるとともに、
快適な住環境を実現することができます。

北九州という地域と季節に応じたZEH対策

北九州は日本の西部に位置する地域で、独自の気候条件を持っています。ここでは、北九州地域と季節に応じた
ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)対策について解説します。ZEHは、主に省エネルギー性能を追求した断熱性能と、
太陽光発電等の再生可能エネルギーを利用した自家発電によって、住宅全体のエネルギー消費を低減するシステムであり、
環境に配慮した住まいづくりが求められます。また、地域ごとの気候条件に応じて、適切な設備や策を検討することが重要です。

冬の寒さを乗り切るZEHの工夫

冬の北九州では寒さが厳しくなるため、ZEH対策としては、まず断熱性能の向上が求められます。
窓や壁の断熱材を厚くすることで室内の温度を保ち、冷暖房費の削減を図ることができます。
また、高効率な給湯システムや照明設備を導入することで、エネルギー消費を抑えることが可能です。
さらに、太陽光発電システムを併設し、発電された電力を暖房や給湯に活用することで、エネルギー利用効率を向上させます。
これらの対策により、冬の寒さに対応しつつ、快適で省エネルギーな住まいが実現できます。

夏の暑さを涼しく過ごすZEHのポイント

夏の北九州は暑さが厳しいため、ZEHのポイントとしては、遮熱・通風対策が重要です。
遮熱性の高い屋根材や外壁材を使用し、外部からの熱の侵入を抑えることが基本です。
また、窓に遮熱フィルムを貼ることや、適切な日よけ設計を行うことで室内の温度上昇を抑制します。
さらに、自然換気や空調設備と連動した換気システムを採用することで、室内の空気の流れを良くし、
涼しく過ごせる環境を整えます。
これらの工夫により、夏の暑さをクリアしながら省エネルギーな住まいを実現することができます。

ZEHに取り組まない会社とは

ZEHに取り組まない会社とは、一般的に環境負荷を考慮せず、エネルギー消費を抑える努力を積極的に行っていない
住宅建築会社を指します。新築住宅の省エネルギー基準の強化や、再生可能エネルギーの普及により、
ZEHが国や地域の推奨するエネルギー対策として広まりつつありますが、全ての住宅建築会社がZEHに
取り組んでいるわけではありません。ZEHに取り組まない会社は、コスト削減や施工の簡素化を優先させる
場合があります。しかし、長期的に考えると、省エネルギー性能の高い住まいを構築することが家庭の
光熱費削減や地球環境の保全に寄与するため、ZEHに取り組む会社を選ぶことが望ましいと言えます。

ZEHとHEAT20におけるG2,G1レベルとの違い

住宅性能の向上は、快適な住まいを実現するために欠かせない要素です。ここでは、住宅性能における
ZEH(ゼロエネルギーハウス)とHEAT20基準のG1、G2、G3といったレベルの違いについて詳しく解説いたします。

繰り返しになりますが、ZEHとは、年間のエネルギー消費量とエネルギー創出量を同じくらいに抑えることを
目指す住宅のことを指します。このような住宅では、太陽光発電や省エネ設備を用い、エネルギー消費量を大幅に
削減できるようになっています。また、断熱性能の向上などにより、冬は暖かく夏は涼しく快適な住環境が整います。
そのため、将来的に環境にやさしい住まいを目指す方に適した選択肢といえるでしょう。

一方、HEAT20基準とは、省エネルギー性能の向上を目指した日本の住宅の民間基準です。
HEAT20基準では、G1、G2、G3という3つのレベルに分かれており、それぞれ異なる性能の住宅が提供されています。

ZEHとHEAT20基準のG1、G2、G3レベルは、それぞれ異なる性能や特徴を持つ住宅が提供されていますので、
自身の住みたい環境や、省エネルギーレベルに応じて、適切な住宅性能を選ぶことが重要です。

断熱性能に優れた家をお考えの方には、G3レベルの家が最適です。
しかし、価格面でのバランスが重視される場合、G2レベルの家も充分な魅力があります。

G3レベルは、高い断熱性能を誇り、冬の暖房効果や夏の冷房効果を最大限に発揮します。
そのため、快適な室内環境を維持しながらエネルギー消費を抑えることができます。
ただし、その性能に応じて初期費用が高くなる傾向があります。

一方、G2レベルの家は、G3レベルに比べると断熱性能は劣りますが、その分コストパフォーマンスが良く、
予算に合わせた計画がしやすいという利点があります。また、適切な設計や工事によって、快適な住環境を
実現することが十分可能です。

総じて、最高の断熱性能を求めるならG3レベルがおすすめですが、コストを抑えることが重要な場合は、
G2レベルの家が適切です。ご自身のライフスタイルや予算に合わせて、選択肢を検討してみてください。
また、環境への配慮や快適性を追求するならZEHも検討する価値があります。
住宅性能の向上が求められる現代において、最適な選択を行うことが、より快適で省エネルギーな住まいを実現する鍵です。

2030年にはZEHが義務化?

近年、地球環境の保護やエネルギー資源の有効活用が求められる中、日本政府は、2030年までに新築住宅の
ほぼ全てをZEHとする目標を掲げています。この目標の達成を目指し、政府は2020年からZEH普及支援事業を開始し、
ZEHの普及を加速させるための補助金や税制上の優遇措置を提供しています。

このような施策が行われる背景には、日本のエネルギー消費の約30%が住宅部門で占められており、
省エネ性能の高い住宅の普及が急務となっているためです。そのため、政府はZEHを積極的に導入し、
2030年までに新築住宅のほぼ全てをZEHとすることが求められています。

ただし、現時点ではZEHが義務化される法律や制度は整備されていませんが、今後のエネルギー政策や
省エネ基準の見直しによって、ZEHの義務化が検討される可能性があります。そのため、注文住宅を検討する際には、
将来的にZEHが義務化されるかもしれないという視点で、省エネ性能の高い住宅を選ぶことが重要です。

まとめ:ZEH住宅で快適で環境にやさしい生活を実現

ZEHは、優れた省エネ性能と快適な住環境を両立させた住宅です。太陽光発電システムやHEMSを活用し、
エネルギー収支をほぼゼロにすることで、家庭の光熱費の削減や環境負荷の低減に貢献します。
また、高い断熱性能や遮熱性能により、夏と冬の室内温度環境が快適に保たれ、冷暖房費の削減も期待できます。

今後、ZEHが義務化される可能性もありますので、新築住宅を検討する際にはZEHの導入を考えてみることがお勧めです。
ZEHは、私たちが望む快適で環境にやさしい生活を実現することができる住宅です。
家を建てる際には、ZEHの導入を検討して、環境負荷の低減とエネルギー効率の向上を実現しましょう。
北九州地域の気候特性を考慮に入れた、コストパフォーマンスに優れたG2レベルの住宅をご提案いたします。
地域特性を理解し、価格と性能のバランスを追求する工務店ハゼモト建設が、お客様にぴったりの快適な住まいを実現いたします。

G2レベルの家とは、省エネルギー性能が高く、断熱性能が向上している住宅のことです。
これにより、夏の冷房や冬の暖房に必要なエネルギー消費が抑えられ、光熱費が削減されると共に、
快適な生活が送れることが期待できます。

また、太陽光発電システムを導入することで、エネルギーの自給自足が可能になります。
これにより、電力供給に頼らず、環境にも優しい家庭を実現できます。
また、補助金や支援制度が利用できる場合もありますので、費用面でもメリットがあります。

北九州の気候に適した窓や換気設備を設置することで、温度調整がしやすく、冷暖房費の節約にも繋がります。
また、HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)を利用することで、エネルギー消費の最適化が図れます。

ハゼモト建設では、お客様のニーズに合わせた設計を心がけております。新築を検討されている方は、
ぜひ一度ご相談ください。エネルギー効率の高い、次世代型の住宅を実現するための対策や工務についての
専門知識を持ったスタッフが、お客様のご要望に真摯にお応えし、最高の住まいを提供いたします。

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