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家づくりコラム
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2023.06.30
ローコスト住宅は後悔するって本当? 後悔しない家づくりとは
こんにちは!
価格と性能を両方真面目に考える北九州の「地元で生まれ地元で育った工務店」
ハゼモト建設より家づくりの役に立つ家づくりコラムです。
住宅において、断熱性は非常に重要な要素の一つです。低い断熱性を持つ住宅は、快適な居住環境を
提供することができず、また光熱費が高くなるなどの問題が生じることがあります。
今回は、低い断熱性がもたらす不快な環境と光熱費の問題について詳しく説明します。
INDEX
低い断熱性がもたらす不快な環境【北九州 新築・注文住宅】
低い断熱性がもたらす不快な環境【北九州 新築・注文住宅】
断熱性が低い住宅は、季節や気候の変化によって室内の温度が大きく変化しやすくなります。
冬場には寒く、夏場には暑く感じることが多くなります。また、室内の温度変化によって、湿度や風通しも
変わることがあります。これらの環境要素が不快感をもたらし、住環境の質を低下させる可能性があります。
![出典:断熱リフォームnet. 冷房しても暑い家はこうなっている【北九州 新築・注文住宅】](https://hazemoto-k.co.jp/column/wp-content/uploads/2023/05/20230515-2.png)
光熱費が高くなる問題
断熱性が低い住宅は、室内の温度を保つために暖房や冷房が頻繁に使用されるため、光熱費が高くなる
傾向があります。また、冬場には室内の暖気が外に逃げ、夏場には外部の熱気が室内に入り込むため、
効率的な空調システムを導入していても、光熱費が高くなりがちです。
これらの問題は、断熱性が低い住宅で暮らす人々にとって大きな負担となります。
この問題を解決するためには、適切な断熱材の選択や窓やドア、外壁の断熱性の改善などの対策が必要になります。
これらの対策を実施することで、低い断熱性がもたらす問題を軽減することができます。
例えば、断熱材を適切に選択し、壁や屋根、床に施工することで、冬場には室内の暖気が逃げにくくなり、
夏場には外部の熱気が入りにくくなります。
また、窓やドアの断熱性を改善することで、室内の温度変化を抑えることができます。
さらに、外壁の色や素材を選ぶことで、夏場の日差しを反射させることができ、室内の温度上昇を防ぐことができます。
また、空調システムの選択や利用方法の改善も、光熱費を削減する上で重要なポイントです。
低い断熱性がもたらす問題を解決するためには、初めから適切な断熱対策を行った住宅を建てることが
最も効果的です。しかし、既存の住宅でも断熱性の改善を行うことができます。
適切な断熱対策を実施することで、住環境を改善し、光熱費を削減することができます。
また、既存の住宅でも断熱性の改善が可能であり、リフォームの際には断熱性に重点を置いた改修を行うことが重要です。
断熱性を改善することで、快適な住環境を実現し、光熱費を節約することができます。
寒さや暑さによる不快な環境【北九州 新築・注文住宅】
寒さや暑さによる不快な環境【北九州 新築・注文住宅】
断熱性の低い住宅は、冬場には外気が室内に侵入し、室内の温度が下がってしまいます。
また、夏場には室内の熱気が外部に逃げ、室内が蒸し暑くなってしまいます。
これにより、住宅内の快適性が低下し、住民は寒さや暑さによる不快な環境に苦しめられることになります。
光熱費の増加による経済的負担
断熱性が低い住宅では、外気や熱気の影響を受けやすく、冬場や夏場には暖房や冷房を多く使用する必要があります。
そのため、光熱費が高額になり、経済的負担を強いられることになります。
また、暖房や冷房を多く使用することで、環境にも負荷を与えることになります。
![出典:PleasantDesign ローコスト、建売住宅をオススメできない理由。一級建築士が解説します!【北九州 新築・注文住宅】](https://hazemoto-k.co.jp/column/wp-content/uploads/2023/06/20230630.jpeg)
基本的には断熱材は
一筆書き、
つまり、断熱材の隙間があっては
いけません。
しかし、多くのローコスト住宅は、
柱より薄い断熱材が
壁に使われています。
壁の断熱材が柱より薄いと、
天井の断熱材との隙間が
できてしまい、
冬は暖房した空気が
天井裏へ抜けてしまい、
夏は小屋裏の熱い空気が
壁の中へ入り込みます。
出典:PleasantDesign ローコスト、建売住宅をオススメできない理由。一級建築士が解説します!
健康に悪影響を及ぼす可能性がある点
断熱性の低い住宅では、室内の温度変化が激しくなり、空気の循環も悪くなることがあります。これにより、
湿気がたまりやすく、カビやダニなどの発生源となります。さらに、温度変化により、体調を崩すこともあります。
例えば、寒さにより風邪をひきやすくなったり、蒸し暑さにより熱中症を発症することがあります。
さらに、断熱性が低い住宅は、防音効果も低いため、周囲の騒音によるストレスや睡眠不足などの健康被害も
引き起こすことがあります。
住宅の寿命が短くなる可能性がある点
断熱性が低い住宅は、外気や熱気の影響を受けやすく、そのため、家屋の寿命が短くなる可能性があります。
例えば、湿気がたまりやすく、カビや腐食が進んで建物の構造に影響を及ぼしたり、冬場には凍結により
建物に亀裂が入ることがあります。また、温度変化によって、建物内の木材や壁紙などの素材にも負荷がかかり、
劣化や変形を引き起こすことがあります。
断熱性能が低い住宅に住むことは、快適な環境を提供することが求められる住宅において、多くの問題を
引き起こす可能性があります。寒さや暑さによる不快な環境、光熱費の増加による経済的負担、健康に悪影響を
及ぼす可能性がある点、そして家屋の寿命が短くなる可能性がある点などが挙げられます。
そのため、住宅を建てる際には、断熱性を高めることが大切であり、省エネルギー対策や断熱材の選択に
注意することが必要です。断熱性の高い住宅に住むことは、快適な環境を提供し、経済的負担を減らし、
健康被害を防ぐことができます。
断熱性を高める方法【北九州 新築・注文住宅】
断熱性を高める方法【北九州 新築・注文住宅】
断熱性が低い住宅は、不快な環境をもたらし、光熱費が高くなることが問題となります。
解決するためには、適切な断熱材の選択や窓やドア、外壁の断熱性の改善などの対策が必要です。
適切な断熱材の選択
住宅において最も一般的な断熱材は、ガラス繊維、岩石繊維、ウレタンフォームなどがあります。
これらの中でも、断熱性が高く、軽量で取り扱いやすいウレタンフォームが近年増えています。
断熱材の選択は、住宅の性能や環境、予算などを考慮した上で決定する必要があります。
窓やドアの断熱性の改善
住宅の窓やドアは、断熱性能が低く、熱の伝導率が高いため、熱の逃げやすい箇所となっています。
このため、窓やドアに断熱材を施したり、二重窓や断熱ガラスを使用することで、断熱性能を改善することができます。
外壁の断熱性の改善
外壁に断熱材を施すことで、外部からの熱や冷気の侵入を防止することができます。外壁には、断熱材を
直接貼り付ける「外張り断熱工法」や、既存の外壁に断熱材を充填する「内張り断熱工法」があります。
以上のような対策を実施することで、断熱性能が低い住宅における問題を解決することができます。
また、低い断熱性を持つ住宅に住んでいる方々が、快適な環境を実現するためにできることもあります。
室内温度を調整する
冬場は、室温を高く設定しすぎず、適度な室温に保つことで、光熱費の節約にもつながります。
逆に、夏場は、室温を低く設定しすぎず、適度な室温に保つことで、エアコンの使用量を減らし、
光熱費の節約にもつながります。
空気の流れを調整する
風通しを良くすることで、室内の空気の流れを改善し、快適な環境を実現することができます。
また、窓やドアの隙間を塞ぐことで、冷気や暑気を逃がさないようにすることも大切です。
断熱シートを使用する
断熱シートを窓やドアに貼ることで、断熱性を改善することができます。
断熱シートは、比較的低価格で購入でき、手軽に施工することができます。
以上のような方法で、住宅の断熱性を改善することができます。また、住宅の断熱性に関する情報は、
建築会社やハウスメーカー、自治体などで提供されているため、今後の住宅購入やリフォームの際には、
断熱性能に着目した選択を行うことが大切です。
後悔しない家づくりのために【北九州 新築・注文住宅】
後悔しない家づくりのために【北九州 新築・注文住宅】
最後に、断熱性能が低い住宅に住んで後悔することのないよう、次の点にも注意しましょう。
![後悔しない家づくりのために【北九州 新築・注文住宅】](https://hazemoto-k.co.jp/column/wp-content/uploads/2023/06/20230630t.jpeg)
建築基準法に適合しているか確認する
住宅の建築基準法に適合しているかどうかを確認し、品質の良い住宅を選ぶようにしましょう。
また、新築住宅の場合は、建築確認申請書に基づいて、適正な断熱性能が確保されていることを
確認することも重要です。
メンテナンスを定期的に行う
住宅の断熱性能は、年月とともに低下していきます。そのため、定期的にメンテナンスを行い、
断熱性能の低下を防ぐことが大切です。例えば、屋根や壁、床などに亀裂が入ったり、隙間が生じた場合には、
早急に修繕することが必要です。
断熱性の低い住宅に住むことが、快適な生活を送る上で大きな障害になることがわかりました。
しかし、適切な断熱材の選択や窓やドア、外壁の断熱性の改善などの対策を行うことで、住宅の断熱性を
改善することができます。今後の住宅選びやリフォームにおいては、断熱性能に着目した選択を行い、
快適で経済的な生活を送ることができるようにしましょう。