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2023.03.16

北九州で高性能住宅が普及しない理由

こんにちは!
価格と性能を両方真面目に考える北九州の「地元で生まれ地元で育った工務店」
ハゼモト建設より住まいと建築の知識をお届けするブログコーナーです。

『地元で生まれ地元で育った工務店』として、長い間に社会状況の変化とともに、顧客ニーズも大きく変わってきました。
また、低炭素社会の実現に向けて世界の中での、日本のポジショニングにも変化が求められてきています。
そんな中にあって、北九州で高性能住宅が普及しない理由を以下の3つに分けて説明します。

低炭素化社会の実現へ向けて

低炭素化社会の実現へ向けて、住宅を含めた家庭部門の役割は大きく、光熱費削減することで、
低炭素化社会を実現する国策の中で、法律を改正したり、補助金を活用しての高性能住宅の普及へ
国も本腰を入れてきています。

しかし、工務店に従事する者として見ますと、北九州市民の高性能住宅への関心度は、決して高くは
ありません。その理由を考えてみました。

1.住宅需要の変化と高性能住宅の需要が少ないため【北九州 新築・注文住宅】

住宅需要の変化と高性能住宅の需要が少ないため【北九州 新築・注文住宅】

北九州市は人口減少が進んでおり、若年層の人口も減少傾向にあります。そのため、新築住宅の需要も
減少しています。さらに、高性能住宅には一般住宅よりも高い価格がかかるため、需要が限定的になっています。
また、高性能住宅のメリットである省エネルギー効果や快適性が重視されるようになってきた現代でも、
低価格の一般住宅が需要を占めている傾向にあります。

住宅需要の変化と高性能住宅の需要が少ないため

2.高性能住宅の建築に適した地盤が少ないため【北九州 新築・注文住宅】

高性能住宅の建築に適した地盤が少ないため【北九州 新築・注文住宅】

北九州市は山がちな地形であり、地盤が不安定な地域も多く存在します。
高性能住宅は建築基準が厳しく、地盤の状況によっては、特に耐震性能を高めるために高価な工事が
必要となります。
このため、地盤条件が悪い場所では高性能住宅の建築費用が増えてしまい、コストパフォーマンスが
悪くなってしまいます。また、北九州市は夏場には高温多湿であり、気候に合わせた断熱材を使用する
必要がありますが、その費用も高性能住宅の建築費用に影響を与えます。

3.普及に向けた情報の不足と普及促進策の不十分さ【北九州 新築・注文住宅】

普及に向けた情報の不足と普及促進策の不十分さ【北九州 新築・注文住宅】

高性能住宅に関する情報が不足していることが、普及につながらない原因の1つとして考えられます。
一般の住宅購入者にとって、高性能住宅のメリットや建築手法が十分に理解できていない場合があります。
そのため、普及には十分な情報提供が必要です。また、国や自治体が実施している普及促進策が
不十分であることも、普及の妨げとなっています。例えば、国や自治体が提供する補助金や助成金が、
高性能住宅の建築費用に対して十分な額ではない場合があります。
また、住宅メーカーなどの業界団体が、高性能住宅のメリットを積極的にアピールし、普及に向けた
啓蒙活動を行うことも、必要な要素となります。

以上の3つの理由から、北九州市で高性能住宅が普及しない状況が続いています。

高性能住宅の普及促進策とは【北九州 新築・注文住宅】

高性能住宅の普及促進策とは【北九州 新築・注文住宅】

しかし、将来的には省エネルギーや地震対策などのニーズが高まってくることが予想されます。
そのため、地域特性やニーズに合わせた高性能住宅の普及促進策を検討し、高性能住宅の建築に関する
情報提供を充実させることが求められます。

高性能住宅は、通常の住宅よりも高度な設計や建築技術が必要であり、そのためには高い費用がかかります。
しかし、長期的な観点から見ると、高性能住宅はエネルギー消費量を削減し、地球環境に貢献することができるため、
経済的にも有益な選択肢であると言えます。そのため、高性能住宅を選択することのメリットや、
投資対効果の良さなどを周知することが必要です。

また、高性能住宅の建築費用の問題については、地盤状況に応じた建築手法の選択や、地域の気候条件に
合わせた適切な断熱材の選択など、コスト削減のための工夫が必要です。これらの工夫により、高性能住宅の
建築費用を抑えつつ、省エネルギーや快適性などのメリットを十分に享受できる住宅が実現可能です。

高性能住宅の普及には、専門的な知識を持つ建築士やエネルギー管理士などの人材の育成も必要です。
北九州市では、地元の大学や専門学校での建築やエネルギーに関する教育の充実、地域の業界団体との協力などを通じて、
これらの人材育成に取り組んでいるところもあります。

専門的な知識を持つ建築士やエネルギー管理士などの人材の育成も必要【北九州 新築・注文住宅】
専門的な知識を持つ建築士やエネルギー管理士などの人材の育成も必要

高性能住宅は、省エネルギーや地震対策、快適性など、多くのメリットを持っています。北九州市でも、
これらのメリットに着目した高性能住宅の普及促進策の充実や、地盤状況に応じた適切な建築手法の選択、
専門的な人材の育成など、様々な取り組みが必要です。これらの取り組みにより、より多くの人々が
高性能住宅を選ぶことができるようになり、地域全体の住環境の向上につながることが期待されます。

高性能住宅のコストパフォーマンス【北九州 新築・注文住宅】

高性能住宅のコストパフォーマンス【北九州 新築・注文住宅】

さらに、高性能住宅を建てる場合には、建築技術の向上や素材の進化によって、建築時のコストが
抑えられることがあります。例えば、建築時に使われる素材が高品質で長寿命であることにより、
メンテナンス費用を抑えられるため、長期的な観点から見ると高性能住宅のメリットは大きくなります。

また、高性能住宅は、その地域の気候条件に合わせた設計や、省エネルギー設備の導入など、建築の段階から
エネルギー消費を抑えるような設計がなされています。そのため、住宅の運用コストが抑えられるため、
住宅所有者にとっては長期的に見た場合、高性能住宅の方がコストパフォーマンスが高いと言えます。

高性能住宅が普及しない理由は、建築費用の高さや、高性能住宅に対する認知不足、補助金や助成金の不十分さ、
地域特性やニーズに合わせた情報提供の不足、専門的な人材の不足など、複数の要因が絡み合っています。
しかし、これらの課題に取り組むことにより、高性能住宅の普及を促進し、より良い住環境を実現することができます。

高性能住宅の普及 具体的な取り組み【北九州 新築・注文住宅】

高性能住宅の普及 具体的な取り組み【北九州 新築・注文住宅】

まず、地域の住宅事情やニーズに合わせた情報提供が必要です。高性能住宅のメリットや特徴を地域の住宅所有者や
建築業者に対して十分に説明し、ニーズに合わせた提案を行うことで、高性能住宅の需要を喚起することが
できます。また、補助金や助成金の活用方法など、経済的な面でのメリットについても積極的に情報提供を
行うことが必要です。

次に、建築士やエネルギー管理士などの専門的な人材の育成が必要です。これにより、高性能住宅の設計や
施工に必要な専門知識が普及し、高品質な高性能住宅の建築が可能になります。地元の大学や専門学校での
教育の充実や、業界団体との協力など、多方面からの支援が必要です。

また、補助金や助成金の充実も必要です。高性能住宅を建てることで、地球環境に配慮し、エネルギー消費量を
削減することができます。そのため、地方自治体や国が、高性能住宅の建築に補助金や助成金を出すことで、
高性能住宅の普及を促すことができます。それには行政と建築業者との協力も必要です。

建築業者が高性能住宅の建築に取り組むことで、より高品質な高性能住宅の建築が可能になります。
そのため、建築業者に対して、高性能住宅についての情報提供や、技術の向上などの支援を行うことが必要です。

まとめ


高性能住宅の普及には、住宅所有者や建築業者などの意識改革が不可欠です。高性能住宅を建てることで、
地球環境に配慮し、健康的で快適な居住環境を実現することができます。そのためには、建築に対する認識を改め、
高性能住宅の重要性を認識することが必要です。

総合的に見ると、高性能住宅の普及には、情報提供や専門的な人材の育成、補助金や助成金の充実、
建築業者との協力など、多岐にわたる課題があります。しかし、これらの課題に取り組むことで、
地球環境に貢献し、健康的で快適な住環境を提供することができます。北九州市を含む全国的な取り組みとして、
より多くの人々に高性能住宅を選択してもらえるようになることを期待します。

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