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家づくりコラム

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2023.01.23

【高性能注文住宅のプロが教える】経済状況などから考察する住宅の購入時期について

こんにちは。

価格と性能を両方真面目に考える北九州の「地元で生まれ地元で育った工務店」ハゼモト建設の河野です。

前回・前々回のコラムで、税制面と住宅ローンの観点からの住宅の購入時期について説明しました。

今回は、その他の要因から住宅の購入時期について考察していきたいと思います。

今日の記事を読んで、住宅の購入時期についてさらに理解を深めて頂けると思います。

住宅を取り巻く状況について【北九州 新築・注文住宅】

住宅を取り巻く状況について【北九州 新築・注文住宅】

住宅を購入するのに検討すべき、その他の状況にはどういった要因があるのでしょうか?

大きく分けて、次の2点が大きな要因です。

①「建築費」の状況

②土地価格の状況

今日は、「建築費」の状況について詳しく説明していきます。

「建築費」の状況に関して【北九州 新築・注文住宅】

「建築費」の状況に関して【北九州 新築・注文住宅】

ここ数年、建築資材の高騰が激しい状況が続いています。

2021年に始まったウッドショックに続いて、2022年にはウクライナ情勢も加わった事から、
建築資材の価格高騰が収まる状況にありません。

それでは、なぜ建築資材の価格は高騰しているのでしょうか?

建築資材価格高騰の理由については、以下の6点が上げられます。

①従来から続く慢性的な職人の不足

②新型コロナウイルスによるウッドショック

③新型コロナウイルスによる給湯器等の不足

④ガソリン代や電気料金の高騰

⑤低金利政策による「円安」の継続

⑥ウクライナ情勢を起因とするロシアへの経済制裁

ここからは、1つずつ説明していきます。

①従来から続く慢性的な職人の不足

「資材」に限定しないで、「建築費」という観点から見た場合、ここ数年に始まったものではなく、
既に10年近く上がり続けています。

「建築費」が上がり続けている理由は、職人等の慢性的な人手不足も大きな要因となっています。

職人の高齢化に伴い退職・引退する人が増える一方で、若い人の担い手が少ないことから、
建築業界ではどんどん人手不足の状況になっています。

少ない職人を確保する為、人材の奪い合いの状況になっていることから、人件費の高騰が止まらず
建築費の上昇も抑えられなくなっています。

人材不足に関しては、2019年4月から入管法を改正し外国人労働者を受け入れやすくしましたが、
2020年に発生した新型コロナウイルスによって、外国人の入国が制限され出鼻を挫かれました。

建築業界の人手不足は何年も前から常態化しており、一朝一夕で改善できる問題ではありません。

②新型コロナウイルスによるウッドショック

「建築費」が高騰している理由には、新型コロナウイルスが起因となったウッドショックがあります。

ご存知のように、ウッドショックとは、輸入木材価格の高騰のことです。

日本においては、2021年3月頃から影響が出ています。

ウッドショックとは、アメリカで新型コロナウイルスによって郊外に住宅を建築して移転する人が
増えたことがきっかけの1つです。

株高も手伝い、アメリカの富裕層の住宅取得意欲が高まった事も原因の1つになっています。

それと同時に、中国においても住宅の取得需要が増えました。

アメリカ・中国という2大経済大国において木材需要が一気に高まり、輸入木材価格が高騰するという
結果が生じました。

加えて新型コロナウイルスによって世界的なコンテナ不足が生じ、海上輸送運賃が上昇していることも
ウッドショックの一因となっています。

③新型コロナウイルスによる給湯器等の不足

2021年秋ごろから、日本では主に給湯器を中心とした住宅設備の供給不足が生じています。

冬にかけて給湯器不足が深刻化した事から、経済産業省は東京オリンピックの選手村で使用されていた
給湯器を一時的に貸し出すという措置を取りました。

給湯器等が不足した理由は、新型コロナウイルスによってベトナムの工場が閉鎖されたことです。

ベトナムでは、日本の大手給湯機メーカーがハーネスという給湯器部品を作っていましたが、
ロックダウンにより生産が出来なくなり、給湯機の供給不足という状態になりました。

海外の生産工場が稼働できないために供給不足におちいった製品は、トイレやシステムキッチン、
ユニットバス、ドア等多岐にわたります。

こうした住宅設備の不足は、「建築費」高騰の大きな要因になっています。

④ガソリン代や電気料金の高騰

ガソリン代や電気料金の高騰も「建築費」が高騰している要因です。

工事現場に資材を運搬するための運送費が高くなれば「建築費」も高くなります。

また、資材や設備を生産する工場では電気を利用しているため、電気料金が高くなれば「建築費」も
高くなります。

ガソリン代が高くなっている理由は、近年、産油国が産出を抑制していることが原因です。

現在、世界的に地球温暖化防止策としてEV車(電気自動車)の普及が促進されています。

EV車が普及すればガソリンが不要となることから、産油国がガソリン価格の値下がりを警戒して
供給量を調整しているのです。

電気代に関しても、地球温暖化が原因となっています。

日本においては、多くの原子力発電所が稼働停止していることから、以前よりも火力発電所の重要性が
高まっています。

火力発電を行うためには、燃料となる石炭や石油、液化天然ガス(LNG)が必要となり、これらの燃料を
日本は輸入に頼っています。

電気代高騰の要因と今後の電気料金に関しては、下のコラムを参考にして下さい。

電気料金ってどうなるの? 電気料金の仕組みと今後について詳しく解説

⑤低金利政策による「円安」の継続

建築資材の多くを輸入に頼っている日本では、円安も「建築費」高騰の原因の1つになっています。

ここ1~2年の円安の原因は、日本の低金利政策が原因と言われています。

現在、世界の主要国は物価上昇を抑えるために、中央銀行が金利を上げている状況です。

アメリカでは早くから金利を上げる方向に切り替えており、日米の金利差は広がりつつあります。

日本の金利が安く、アメリカの金利が高くなると、円よりもドルでの運用をした方が有利になります。

そのため、円を売ってドルを買う動きになることから、円の価値が下がり円安になります。

円安は輸出には有利に働くメリットもありますが、輸入には不利に働きます。

2022年に入って以降、円安が進んでいることから、建築資材の多くを輸入に頼っている日本では、
建築資材の価格が高くなり、結果として「建築費」の高騰が続いているのです。

⑥ウクライナ情勢を起因とするロシアへの経済制裁

ウクライナ情勢を起因とするロシアへの経済制裁も、「建築費」高騰の要因と言えます。

日本は資源の少ない国ですから、資源小国が資源大国に経済制裁すると資源小国が疲弊してしまうのは
当然のことです。

ロシアへの経済制裁によって、②のウッドショックや④の電気代に影響が出ています。

また、世界各国がロシア以外の国から資源を確保し輸入をすることで、限りある資源の取り合いになる
ことから、必然的に世界の資源価格は高くなります。

日本も高騰した価格で資源購入をしなければならないため、全体的に輸入価格が高騰し、「建築費」の
高騰につながっているのです。

「建築費」の高騰はいつまで続くのか?【北九州 新築・注文住宅】

「建築費」の高騰はいつまで続くのか?【北九州 新築・注文住宅】

「建築費」の高騰は、人事不足やウッドショック、新型コロナウイルスによる資材不足、地球温暖化対策、
円安、ウクライナ情勢などの様々な要因が絡んでおり、容易に解決が出来るものではありません。

世界情勢や経済情勢などが複合的に影響を及ぼしており、いつ解決するかは断言できない状況です。

ただ、一度上がってしまった価格は容易には下がらないのが現実です。

自動車は、20年前であれば軽自動車が150万円程度で販売していましたが、今は200万円を超えるのが
当たり前になりました。

誰も、自動車価格が下がるとは考えないと思います。それと同じことが住宅にも当てはまると言えるでしょう。

まとめ:「建築費」は高騰の状況にある!!
そのことをしっかりと考慮すべき

今日は、「建築費」を取り巻く状況について解説しました。

今日の記事でお分かり頂けたと思いますが、「建築費」の高騰は今も続いている状況です。

この「建築費」の高騰が続いている事を念頭に入れて、住宅購入を検討する必要があります。

2年後、3年後に価格高騰が終わっているでしょうか?

もしかしたら、終わっているかもしれません。

しかし、今現在も価格の高騰は継続しています。

建築時期の判断が半年遅れることで、今日現在よりも住宅の購入価格が高くなっている可能性はとても
高いのではないでしょうか?

ですから、住宅を購入することを考えた原因をしっかりと見直して、住宅の購入を決断する必要があると言えます。

よくお客様にご説明しますが、【住宅購入に遅すぎたと思う事はあっても、早すぎたと思う事はない】のです。

私どもハゼモト建設株式会社は、北九州都市圏に施工エリアを限定して、お客様のご要望にしっかりと
お応えすると共に、価格と性能を真剣に考えてコスパの良い住宅をご提案しています。

北九州都市圏でのお家づくりは、ハゼモト建設株式会社にお任せください。

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