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家づくりコラム

家づくりコラム

2022.01.07

北九州の工務店が提案するキッチン収納のコツ

北九州の工務店が提案するキッチン収納のコツをお知らせします。

価格と性能の両方をまじめに考える、北九州の工務店、ハゼモト建設の田代です。

120組以上の家づくりをお手伝いした田代がお勧めする、子育て世代の収納シリーズです。

新居のキッチンの収納量を知る

間取を決まったら、キッチンを選びますが、実際にショールームに行って現物を見て決めますね。最近は引出式の収納がほとんどです。キッチン本体の収納部分に収納するもの、カップボードに収納するもの、家電棚に収納するもの、食品のストック等、ごみ箱を置く空間、キッチンで必要な収納は多種多様です。間取の中でキッチンの形状を決めるまでにはどれだけの収納が必要かを知っておくことが大切です。

キッチンメーカーのカップボード

「持ち物チェックリスト」を作成する

  • 定番の「持ち物チェックリスト」です。まずは区分けから 
  • ①鍋類 
  • ②食器 
  • ③カトラリー類 
  • ④キッチンツール 
  • ⑤家電 
  • ⑥キッチン消耗品 
  • ⑦調味料 
  • ⑧掃除用品 
  • ⑨ゴミ箱

などと細かく分けて、リストを作成します。料理好きな奥様は鍋や調味料にそろえているようですし、食器類は家族が普段使用するもの、来客用等、使用頻度別に細かく分けてみましょう。来客が多いお宅は大皿、銘々皿、和食好きは漆器類等、まずは数の把握が大事。処分するものを決める目安になります。家電はサイズが必要です。地域によってはゴミの分別も細かいところもあります。ゴミ箱の大きさも確認します。

家事動線が収納位置を決める

①から⑨までを分けたら、どこにしまうのが一番楽か考えます。大きく キッチン本体、カップボード、家電カウンター、パントリー等です。キッチン本体は当然、調理器具、キッチン自体も収納引出が3段あるタイプも出ています。一番下は毎日使うものを避けます。立ったまま出し入れがしやすい位置に。調理台スペース下には包丁、まな板、ラップやビニール等も消耗品を入れ、シンク下は、ボールやたまに使う大物の鍋やホットプレート。⑦の調味料は過熱器の周辺にある引き出しにはスパイス類、液状の調味料は100均などで書類入れなどを利用して引き出しの手前に収納します。①、④、⑥、⑦はキッチン本体に収納するのがベストです。

カップボードのタイプを選ぶ

カップボードは②食器、③カトラリーがメインですが、⑤の家電の収納との連携もあり、据置型、セミオーダー(ユニットの組み合わせ)、オーダーメイドと壁面をどのような形で利用するかで決まります。キッチンに合わせてメーカーのユニットを組み合わせると見た目もすっきりしますが、食器類の出し入れが楽で収納量も優先しないといけません。今時の引出式だと食器は重ねて収納するカウンターが便利ですが、家電の配置で幅も決めましょう。正面から使う家電はカウンター上、上から使う家電(炊飯器など)はカウンター下で納めます。配膳作業を楽にするためには 腰から目線の高さに使用頻度の高い物を置くことです。 吊り戸は、季節もの、来客用等軽いものを収納します。

家電と引出の利用の仕方

対面キッチンタイプと独立キッチンタイプとでは 収納の見え方が違いますので、リビングから丸見えであるなら、食器類等、見せたくないものです。引戸付きの収納を背面に作り付け、可動棚で天井まで収納できるようにし、箱買いの水やアルコールを床から、腰から上は棚板高さを調整して食器もし舞えるようにすれば、リビングから見てもすっきりします。

造作収納棚

キッチンにしか置けない物は何か

キッチンに使えるスペースはおおむね4帖~5帖です。収納する、調理する、配膳する事を立体的に想像して配置を決めます。キッチンにしか置けない物と他においてもいいものを区別します。既製品の収納だけでなく、キッチン横や裏にユーティリティーや壁等の隙間を利用した収納も提案してもらいましょう。共働き家族は、買い置きをする量も多かったり、子供の多い家族は、お弁当箱や水筒等も多いです。家電では冷蔵庫等は先で買い替える事も考慮し、スペースに余裕をもっておきましょう。ゴミ箱も勝手口が近くなら、外置きも可能です。

パントリーとユーティリティ

キッチン収納のポイント

キッチンの収納のポイントは、毎日のことですから、家事楽が優先です。

①料理、配膳、片付けまでをスムーズにできる。

②使いたいものの所在が分かりやすい。

③ストック、不足がわかりやすい。

これを念頭にキッチンプランを作成してもいらましょう。

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