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家づくりコラム
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2021.12.16
延床面積と収納量
価格と性能を両方真面目に考える、北九州の工務店、ハゼモト建設の田代です。
夢のマイホーム、今よりも快適な暮らしになることが前提なのは当たり前ですね。
間取りの打ち合わせの時が一番わくわくするのもです。
今回は、後で後悔しないために、しっかり考えていただきたい収納についてお話しします。
現在の持ち物をリスト化
打ち合わせ時に誰もが要望の上位に上がるのが 「収納がたくさんほしい」です。
新居ではすっきりと片付いた家にしたいのです。
そのために今の持ち物をリストを作成しましょう。
玄関、リビング、ダイニング、キッチン、トイレ、洗面所、それぞれの部屋毎に書き出します。
収納場所は動線重視
リスト化した持ち物は誰が、いつ、どこで使うのかを分けましょう。
限られたフロアのどこに置くのが一番効率的か、家族で考えましょう。
例えば、キッチンなら、鍋類、家電、食器、食品ストックなど。共働きの奥様の家事動線は無駄にできません。
1日の動きを思い出してください。
子供を起こして、洗面をして、朝食を食べて、片付けて子供を送り出して、仕事場へ。。。等
ここにこれがあると便利じゃない!とか。 使う家族の持ち物リストを色分けしていきましょう。
間取図に収納位置とボリュームを決める
次の間取で収納の部分を色分けしていますが、延べ床面積は99.38㎡ に対して収納の面積は11.98㎡あり、この家の収納量は約12%です。一般的に延床の10%程度あればよいとされていますが、下の図面からまだ収納が取れるところがあると思いませんか?
キッチンや二階ホールもスペースがあります。
赤い色のスペースは収納が追加できるところです。キッチンにはパントリーを設けましょう。
階段下にトイレ用品のストックスペースを、二階ホールは、季節物のストックコーナー。
これで収納量は、なんと14.5%になりました。
使いたいところに収納があると無駄な動きもなくなり、ストレスもなくなります。
家を建てる今だからこそ、持ち物チェックをしましょう。いらない物の断捨離もできます。
今からでも準備できます。年末の大掃除も兼ねて家族みんなでリスト作りをおすすめします!