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家づくりコラム

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2021.09.01

【お悩みケース】病気だと住宅ローンを組めないのか?

住宅ローンは、申請すれば誰でも借りられるという甘いものではありません。そこには厳しい審査があり、パスしなければ融資を受けることはできないのです。審査に通らない理由は複数ありますが、その代表例のひとつが「病気」です。
ここでは、病気が原因で住宅ローンが組めないケースについて見ていきましょう。

□病気で住宅ローンが組めないケースとは?

住宅ローンを融資する金融機関にとって重要なのは、問題なく返済してもらえることです。健康上の問題を抱えていたり、万が一ローン返済中に病気で亡くなってしまったりしたときに、それを理由に返済が滞ることは金融機関としては絶対に避けたいものです。

そこで、そのようなケースに備えて加入が義務付けられているのが団体信用生命保険(団信)です。団信は、ローン返済の途中で借り手の死亡や重度な後遺障害が発生した場合に残りの返済を免除してもらえる保険制度です。

ただし団信はあくまでも生命保険の一種です。そのため、健康状態が悪いとその時点で加入できません。そして、団信に加入できるかどうかが、住宅ローンを組めるかに大きく影響しているのです。団信に加入が拒否された場合は、ほとんどの金融機関で住宅ローンが組めないと考えましょう。

□団体信用生命保険(団信)の3つの告知事項とは?

団信に入るためには告知義務を果たさなければなりません。
虚偽の告知をした場合は、告知義務違反となり保険が解約になるので必ず正直に告知しましょう。
告知しなければならない項目は以下の3つです。

*1.告知日より過去3ヶ月以内に、医師の診察・検査・治療・投薬を受けたことがあるか?

団信の告知は詳細に行わなければなりません。診断された病名や診察を受けた日、そして投薬などについて詳細な告知が求められます。ただし、告知義務から外れる病名もあります。例えば、風邪、インフルエンザ、花粉症、虫歯などです。

*2.告知日より過去3年以内に下記の病気で手術、または2週間以上にわたり、医師の診察・検査・治療・投薬を受けたことがあるか?

心臓・血圧:心臓弁膜症、心不全、心筋症などの疾患
脳・精神・神経:脳卒中などの脳疾患、うつ病などの精神病
胃腸:胃かいようや十二指腸かいようなど
肝臓・すい臓:肝硬変やすい炎など
腎臓:腎不全やネフローゼなど
内分泌・代謝異常:糖尿病や甲状腺疾患など
目:緑内障など
がん・腫瘍:がん・白血病など
その他:肺気腫・こうげん病など

*3.手足の欠損や機能障害はあるか?また背骨・視力・聴力・言語・そしゃく機能に障害はあるか?

もし当てはまる場合は、同様に診断された病名や診察を受けた日、そして投薬や入院期間などについて詳細な情報提供が求められます。

□まとめ

今回は、病気で住宅ローンを組めないケースがあるのかについて解説しました。
ほとんどの金融機関は、住宅ローンの融資条件として団信への加入を義務付けています。団信への加入の可否は健康状態によって変わってきます。もし1つの団信に加入を拒否されたとしても、他の団信なら加入許可がおりることもあります。また、もしそれでも加入ができない病気の場合は、団信の加入が任意のフラット35で住宅ローンを組むと良いでしょう。

□関連サイト

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