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家づくりコラム

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2021.06.17

UA値が違えば、暖房エネルギーどうなる?

こんにちは
価格と性能を両方まじめに考える北九州の工務店、ハゼモト建設の櫨本です。
北九州のパッシブ設計によるZEH新築住宅を学ぶ中で、UA値の変化と暖房エネルギーの変化について、学んでみました。

そもそも、計算はどうしているかと言えば、「自立循環型住宅への省エネルギー効果の推計プログラム」から算出しています。

よくある質問、当然プロフェッショナルの方からですが、一般的に使用される「省エネ基準プログラム」との比較がわかりやすく説明されています。

省エネ基準プログラムは、客観的な家の性能が数値化されたモノですが、自立循環プログラムは、地域や敷地の実情、家族スタイルなどもシミュレーションできるようになっています。

これを使わない手はありません。
主だったところを抜粋してみます。

私の汚い、手書きメモで見苦しくて申し訳ございませんが、リアルな勉強感覚を感じて頂ければと思って、今回の学びは手書きスタイルで公開させていただきます。


UA値と暖房エネルギーの変化、ラインで引いているところに注目ください。
ラインが太くて少し見にくいですが、
Ua値=0.87は平成28年基準と呼ばれている基準で⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎4スター基準です。
この基準に達しているかどうか?説明しなさいと言うのが、2021年4月から義務化されました。
Ua値=0.4はハゼモト建設の守恒モデル0.39とほぼ同じレベルのG2基準のZEHです。

13935MJー5676MJ=8259MJ違います。

MJはメガジュールと呼びます。
理科で過去に学習した単位ですが、ほとんど使わないので、誰も覚えていないと思いますが、
1J=1S(秒)×1W(ワット)です。

電気代はWhが単位となりますので、
1h(時間)は3600Sですので、
1Wh=3600Jとなります。

意味のない説明だと思いますが、この辺がエネルギーと光熱費の関係をわかりにくくしていますので、ここは丁寧にいきたいと思います。

8259MJ、M(メガ)は1000倍の略ですので、Jの単位に直すと、82590000Jとなります。

この数字を3600Jで割ると、Whが算出されます。
答えは、2294Whとなります。
電気代の単価を25円/Whとしたとき、
2294Wh×25年/Wh=57350円という数字が算出されます。

この数字ならピーんとくると思います。

この数字は、平成28年基準の家とUa値=0.87とUa値=0.4のG2グレードのZEHの家とを比較した、
暖房費用の年間の差額です。
今回は暖房費用についての検証でしたが、これを35年の住宅ローンの支払い期間で算出すると、
57350円×35年=2007250円の費用を、電力会社に支払うカタチになります。

価格と性能を両方まじめに考えるた時に、住宅の性能がいかに大切か?
この数字から、おわかり頂けると思います。
ハゼモト建設が性能にこだわる理由は、ここにあるのです。
これらの事を知ってて、お客様に無駄なお金を支払ってもらう訳にはいきません。

ちなみに、電気代25円から上昇すれば、この数字も上がっていきます。
電気代は、下がる要素をあまり見いだせない領域にきています。

高性能住宅を建てると、これから先の電気代上昇というリスク回避にもなる訳です。

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