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家づくりコラム

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2021.03.04

長期優良住宅のメリット、意外と知られていないのです

こんにちは
価格と性能を両方まじめに考える工務店、ハゼモト建設の櫨本です。

「長期優良住宅」この言葉は、かなりの方々にも浸透していると思います。

しかし、この認定を取得した時に、どんなメリットがあるのかは意外と知られていません。

「確認申請」の取得は義務付けられているのは、ご存知だと思います。

これは、法律による最低限の縛りとも言えます。

この基準に従えば概ね大丈夫ということを意味します。

この概ねが微妙です。

逆に言うと、これでOKだとは思っていない方も多いのが、私の肌感覚で感じるところです。

一方で、「確認申請」は住宅だけの基準ではなくて、非住宅である大型物件や高層マンションなどにも提供されます。

この「確認申請」の基となる、建築基準法は過去のアクシデントにより、変更してきた経緯があります。

顕著な改訂は、地震です。

大きな地震がある度に、主に構造や避難経路などに改善が加えられています。

地震などの災害以外では、耐震計算の偽装、いわゆる「姉歯事件」がご記憶にもあるのではないかと思います。

この姉歯問題で、考えないといけないのは、計算偽装したことです。

なぜ、偽装したのか?

答えは簡単、強度を満たすのが大変だったということです。

大変とはどういうことか?

ズバリ、コストが一番です。その次に来るのが設計や施工難易度が増してくること。
非住宅での確認申請はハードルが高いところもあります。

一方、住宅では、、、最低限の基準と言われています。
少し、ギャップがありますね。

「長期優良住宅」を取得するのには、10万円〜20万円程度のコストがかかります。
デメリットはそれです。
あとは、メリットだけ。

やらない手は、ないでしょう?

価格と性能を両方まじめに考える工務店としては当然ですが、ただ、この長期優良住宅の認定は戸建て全体の1/4程度に留まっています。

これは、どう言うことか?
私の私見ですが、建てる側がキチンとお客様にご説明していない可能性が多々あるのではないかと思うのです。

家の一番の役割。

命を守る事です。耐久性が増して、もしもの時にそのリスクが低下して、税制優遇や補助金が受けられる、、、

これを選ばない選択肢はないと思うのです。
だから、ハゼモト建設は、お客様に選択権をご提示していません。

医者が、病院に来た患者さんに「命を大切にしますか?しませんか?」ってことを尋ねるのと同じだからです。

デザインや間取りも、もちろん大切ですが、一番のキモを建てる側は忘れてはいけないと力説したいと思います。

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