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家づくりコラム
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2020.03.20
冷蔵庫について
日頃、冷媒って言葉もあまり使わないと思います。
冷媒は熱交換を必要とする機器(例: 冷蔵庫、エア・コンディショナー)で循環する物質であると、Wikipediaは説明していますが、分かったようなわからないような説明です。
冷媒は、熱を移動させるために用いられる物質(ガス)のことです。冷蔵庫の他にもエアコンにも使用されていて、空気中の熱を乗せて、パイプ内を循環し、「熱交換器」まで熱を運びます。この冷媒による熱移動がエアコンなら冷房・暖房、冷蔵庫なら冷たくすることを実現しています。
ここまでは冷蔵庫の今まで通りの当たり前の機能です。
冷蔵庫は今や、単に「食品を低温で保存する」という基本性能だけにとどまらず、食の楽しさを演出するスマートハウスでの暮しの中心的な存在になっています。
インテリジェント化が進む冷蔵庫
新機能やHEMSとの連携、クラウド連携で広がる新たなるサービスがあります。
HEMSに繋がる冷蔵庫ってどんな事ができるのでしょうか
HEMSに接続することで、冷蔵庫だけではなく、節電モードを活用して快適性を損なうことなく設定した目標電気代に向けて節電できます。
また、クラウド接続により、スマホのアプリで電気代を確認する事ができます。
専用クラウドに接続して、クラウド上のAIにより家族の嗜好や利用状況を学習し、使うほどに使用者に合った情報やアドバイスを提供できるようになります。
その他にも機能として、
・旬の食材や冷蔵庫にある食材からお勧めメニューの提案
・食材を上手に保存する冷蔵や冷凍術をアドバイスしたり、生活パターンに合わせた食材を定期的に知らせる。
・AIスピーカーと連携し、対話しながら献立の相談をしたり、買い物メニューを登録。
・ドアの開閉状況から、家族の安否をスマホに通知する事ができる
・保存する食材をスマホで撮影し、購入日や経過日数を一覧で記録する食材管理機能もアプリで使える
沢山ありすぎて、使いこなせる方がどれくらいいるかわかりませんが、確実に機能は進化しています。
地球環境に配慮した冷媒として現在R600aで、地球温暖化係数の値は、従来の冷媒R 134aに比べて、1/400であり、オゾン破壊係数はゼロ、さらに断熱材発泡剤とともにフロンを使用しない、ノンフロン冷蔵庫が主流になっています。
これ以外にも使用上の省エネ対策として、
1.ドアの開閉を少なく早く
2.食品の詰め込みはさける
3.熱いものは冷ましてから
4.冷蔵庫の周囲に隙間を開けて放熱する
5.ドアパッキンの劣化に注意する
冷凍室の性能表示は⭐︎(ワンスター)から⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎(フォースター)まであります。
また、チラー室は、実際の製品ではバーチャル室、氷温室、チルド室などの名称が付けられています。
ー3℃で食品の表面だけ凍結させることにより食品内部への酸素侵入を防ぐいだり、氷点を少し下回る温度で食品を凍結させずに保存し、食品のドリップを抑制する事ができる機能があります。
電源は100V 15A以上のコンセントを単独で使用(専用回路)してアースを接続。
お手入れは、中性洗剤とぬるま湯で拭く。
冷蔵庫は大きく変わるところと、変わらないものが同居した古くて新しい電化製品ですね