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家づくりコラム

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2016.04.16

中古マンションはやっぱり「南向き」がいいの?

一般的に人気なのは「南向き」!でも実際は…?

リノベーション前提の中古マンションを探している皆さん、お部屋の向きって結構気になりませんか?
マンションの場合では、バルコニーなどがある主要開口部をそのお部屋の向きとし、「東向き」「東南向き」などの方角で、お部屋の向きを表現しています。
そんな向きの中で一番人気なのは、皆さんもご存知の通り「南向き」です。日当たりもいいですし、日中明るくて快適に過ごせるといった理由で人気があるのですが、その反面、競争倍率が高く、価格も高騰してしまうという難点もあるのも事実。それでは、どの部屋が買いやすく、過ごしやすい部屋なのでしょうか?
今回はそんなお部屋の向きについての悩みを解決するため、それぞれの方角のメリット・デメリットを解説していきます!

 

● 太陽の光がたっぷり注ぐ「南向き」

【メリット】
住宅市場で最も人気があるのは、この「南向き」のお部屋になります。他の方角に比べると1年を通じて日照時間が長く、朝から夕まで部屋が明るく保てるのが魅力です。
また、太陽のあたたかさが部屋中いっぱいに広がるのも、南向きのいいところ。植物を育てたい方、日の光をたっぷり浴びたい方にはおすすめの方角です。

【デメリット】
リビングは南向きですが、その反対側に設置されることが多いベッドルームなどは、必然的に「北向き」になってしまいます。北向きの部屋には光が差し込みづらいため、リビングとの温度差が発生することも。結果、結露が生じてしまい、部屋全体がじっとりしてしまう…なんて事態もありえます。
また、他の方角よりも人気ということで、例え中古であっても同条件の他方角のお部屋よりは割高になってしまう例もあるとか。
メリットが多い分、価格が高騰してしまうのは仕方ないと割り切るか、別の方角でいい条件のお部屋を探すか。しっかり検討してから決断しましょう。

● 朝日が部屋に入ってくる「東向き」

【メリット】
南向きに次いで人気なのは「東向き」。
午前中から太陽の光がさんさんと差し込むので、気持ちのいい朝が迎えられるのが最大のメリットです。また、天気のいい日には洗濯物がすぐに乾くのも、この向きのいいところ。朝日が差し込む方角なので、朝型タイプの方にはぴったりかもしれません。

【デメリット】
太陽は東から西へ進むことから、午後になるとだんだんと日差しが入ってこなくなります。そのため、日中在宅していると「少し暗いかも…」と感じることがあるかも。
朝型なのか夜型なのか、出勤が多いのか在宅が多いのかなど、ご自身のライフスタイルと照らし合わせて検討すると、東向きであることの良し悪しが判断しやすいでしょう。

● 午後からの日当たりは抜群「西向き」

【メリット】
「西向き」は東向きの真逆で、午後に光が差し込むのが特徴です。だんだんと気温が低くなってくる夕方でも室温が下がることがないのもメリットのひとつ。ベッドルームを東向きに設定すれば、朝日で目覚めるなんていう健康的な毎日を送れるかもしれませんね。
また、高層階や高台にある西向きのお部屋では、夕日も眺めることができるのも高ポイント。意外とメリットが少ないと思われがちの「西向き」は案外、穴場と言ってもいいのではないでしょうか。

【デメリット】
午後に日が差し込むのはメリットでもあるのですが、夏場などの日照時間が長い季節になると、逆に暑く感じてしまうことも。さらに、西向きでバルコニーがなかったり、庇(ひさし)がなかったりした場合は西日が強く差し込むため、家具や畳が日焼けしてしまう事態も考えられます。
ブラインドやカーテンなどを活用すればある程度の問題は解決されると思うのですが、このようなデメリットがあることをしっかり理解して、購入されることをおすすめします。

● 景色が見渡しやすい「北向き」

【メリット】
北向きは“日当たりがよくない”“洗濯物が乾きにくい”といったデメリットばかり目についてしまいますが、逆に景観をいちばん楽しめるのは「北向き」と言ってもいいのではないでしょうか。
強い光が差し込まない分、四六時中遠くの景色がよく見えることが多いんです。眺めのいいお部屋であれば、尚更心地よいですよね。
また、価格に関しても他方角よりはグッと抑えられていることが多いので、購入しやすいのは北向きのお部屋なのかもしれませんね。

【デメリット】
他の向きと比べ、日当たりがよくないのが大きなデメリット。
冬場などはいっそう寒く感じることも多いでしょう。また、安く購入することはできますが、売却したり賃貸に出したりする場合は、なかなか買い手・借り手が見つからないことも考えられます。
寒さに対しては断熱材や二重サッシの窓を、光量に関しては照明を充実させれば、これらの問題はクリアできます。しかし、そのような配慮が必要な方角であるのは、事前に覚悟しておきましょう。

これらのことからもわかるように、表があれば裏がある。
メリットがあればデメリットがある。

何を重視するかが、物件選びのポイントですね。

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