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家づくりコラム

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2016.03.25

木材の香りの元って?

新築の家で木材の匂いを感じることがありますが、この香りの原因は樹木に内包されるフィトンチッドと呼ばれる化学物質です。 木目などの見た目の美しさや肌触りだけでなく、木が持つ匂いには人に癒しや安らぎを与える効果があります。 1つの樹木に10種類以上もの種類が存在し、傷つけられた際に放出され、これらが混じり合ってスギやヒノキなどの独特の香りを発します。 樹木の種類によって含有量や種類が異なり、どれだけ含有されているかで、匂いの強さや持続する長さが決まります。 しかし、全ての樹木が人をリラックスさせるわけではなく、アンチアリスのように種類によっては悪臭を放つものもあります。 殺菌作用のある揮発性物質であるため、木材が放出することで病原菌に感染されにくい性質を持ち、木材の種類によっては木くずの中でダニが死滅することも確認されています。 こうしたことから、匂いの成分を抽出し、芳香剤や入浴剤に、抗菌作用をもつ成分によって防カビ、防ダニ、脱臭作用のある精油を生成して合板、ボードなどの建材に入れたり、繊維に匂いを付加することで衣類やハンカチなどにも利用されています。]]>

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