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2015.10.12
建設業は発展途上
年間祝祭日数ランキング 1 インド・コロンビア (18日) 2 タイ・レバノン・韓国 (16日) 3 日本・アルゼンチン・チリ・フィンランド(15日) 4 トルコ(14.5日) 5 インドネシア・マレーシア・フィリピン・ロシア ベネズエラ・モロッコ・マルタ・スペイン(14日) 6位以下の結果は同社Webページより確認できます。 この数字をどうとらえるかは、個人の判断によりますが、個人的には少ない方ではないのだと思うのです。 こうでもしないと、休まないのが日本人の性だったのでしょうが、今では少し様変わりをしています。 しかし、そう考えると建設業は大幅に遅れた業界です。 業界紙でもある「九建日報」にこんな記事が先ごろ掲載されました 2015.10.09 27年度の完全週休2日制試行 モデル工事3件決定 4週8休へ緩和も検討/九州地方整備局 九州地方整備局は、本年度試行する完全週休2日制のモデル工事3件を決めた。26年度はトンネル内の舗装工事2件で実施したが、本年度は工種を増やし、天候の影響を受けるプレストレストコンクリート工事2件、維持修繕工事1件を対象に選んだ。このうち2件は近く入札公告を行う。来年度以降についても継続して取り組みを進める方針で「4週8休への緩和も含め26・27年度の試行を通じて見極めていきたい」とした。 今、ハゼモトは2つの公共工事を施工しています。 そのうちの一つが門司区役所耐震改修工事。 これは休みの間を利用して、音や振動が起こる作業を実施します。 でも、限られた工期の中で、どうしても平日作業もあります。 色々な職種の方がおられます。 それぞれ事情が異なります。 しかも天候も作業をする上で重要な要因となることもあります。 製造業の中でも、極めて特異体質なのが建設業の特徴です。 この業界に完全に、この制度を浸透させるのは皆目難しいのが現状です。 複数メンバーで一つの仕事をシェアしながら、ローテーションで休暇を取るのが、考えられる手法の一つですが、 まず、そのような余力ある人員体制が確立できないのが、多くの会社の現状です。 お客様と協力業者、そして社内とこの3者が相互に理解や協力をしないとなかなか「休む」というテーマについての解決策は見出せません。 お客様は一日でも早く、仕事を終えて欲しい。 また、厄介なのは、職人さんの世界で、日給月給制度の雇用契約の方が、数多く存在するという事です。 一日出て、いくらの世界です。 当然、このような方々は月に20日の稼ぎでは困るのです。 公共工事は試行ができても、民間の特に小さな工事ではなかなか解決策が見いだせません。 これらを解決する策として考えられるのは、 ・職人さんの単価を上げる ・職人さんの数を増やす ・効率を上げる為に、専業制を導入する ・同じ仕事を繰り返しできるように標準化を図る まだまだ建設業は発展の余地が沢山あるのを感じる日々です。 ]]>