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スタッフブログ
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2015.06.02
北九州の歴史をつくる
いきなりの「じーも」くん。
門司区のキャラクターだそうです。
でも、今日の主人公は「じーも」くんではありません。
早速と歩く、Alice並里です。
役所の方に連れ立って歩く門司の象徴でもある門司区役所耐震改修工事の現場代理人です。
現場代理人というのは、注文者との建設工事の請負契約において、受注者としての立場の請負人(法人の場合は、代表権を有する取締役)の契約の定めに基づく法律行為を、請負人に代わって行使する権限を授与された者なのです。
支店長や営業所長などをイメージしてもらうと良いのかも知れません。
責任と権限があるのです。
この重責を身体も小さく、頭も小さいヘルメット姿はカリメロのAlice並里が担っています。
門司区役所は、門司市庁舎として昭和5(1930)年5月に落成しました。
当時の工事総額は一部の用地費を含めて約50万円。 平成11(1999)年4月には国の登録有形文化財に登録答申されました。
当時の50万円は、現在の価格に勘案して4千倍~5千倍が妥当な線だそうです。
それから算出すると、20億円~25億円の建設費だそうです。
柱の状態は、ボロボロの箇所もあり、この建物を長く使う為の対策として、今回、鉄骨で補強する工事なのです。
ところで、日本で最古の鉄筋コンクリー ト造(以下RC)のアパートが今でも残っています。
最近、世界遺産に登録されることが話題になった軍艦島のアパート。
大正5年(1916)築。 RC7階。一部半地下の30号棟と呼ば れる建物です。
廃墟と化したこのアパートよりも15年ほど、弟の門司区役所。
でも、こちらはまだまだ現役続行中です。
古い建物の再生に、若い女性が携わる。
歴史に残る仕事をしています。
危険と隣り合わせの中で、叱咤激励の中、いつも嫌な役割の私でしが、心を鬼にしてでも、この建物の再生と、彼女の成長を必ず実現したいと願っています。
3月になれば、素晴らしい姿を、どちらもご披露させて頂けると思います。
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