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家づくりコラム

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2022.12.09

知れば防げる! 温度差で引き起こされる"ヒートショック"

こんにちは!
価格と性能を両方真面目に考える北九州の「地元で生まれ地元で育った工務店」
ハゼモト建設より家づくりの役に立つ家づくりコラムです。

冷え込みがぐっと厳しくなってきましたが、この時期、特に気をつけたいのが
家の中でも温度差が激しい場合に起こる「ヒートショック」です。
どのような人がなりやすいのか、どうすれば防げるのか、詳しくご紹介します。

冬場に多発! 温度差で起こるヒートショック【北九州 新築・注文住宅】

冬場に多発! 温度差で起こるヒートショック【北九州 新築・注文住宅】

近年よく聞かれるようになって来ましたが、ヒートショックとはお風呂上りなどに、急激な温度変化が
起こることで血管が収縮、或いは膨張し血圧を大きく変動させることで起こる、人体への悪影響のことです。
血圧が大きく変動を起こすと、失神や心筋梗塞、脳梗塞などを起こすことがあり、大変危険な問題となっています。

冬場に多発! 温度差で起こるヒートショック【北九州 新築・注文住宅】

ヒートショックに特に注意すべきなのは、高齢者です。日頃、元気な方でも、高齢者は血圧変化をきたしやすく、
体温を維持する生理機能も低下しています。また、もともと高血圧の方は、急激な温度変化により、
低血圧が起きやすく、意識を失う方もいます。

ただし、20~30代の若者も決して安心できるとは言えず、若者も注意が必要です。糖尿病や脂質異常の方も、
知らず知らずのうちに動脈硬化が進んでいることが多く、体内で血圧をうまくコントロールすることが
できなくなるため、血圧の変化には気をつけなければなりません。

家庭内で、高齢者が死亡する原因の1/4を占めるヒートショック。ヒートショックにより死亡する方は、
交通事故死亡者の4倍にも及びます。また、浴槽内溺死の8割は高齢者であり、ヒートショックが原因とされています。

脱衣所のヒートショック対策【北九州 新築・注文住宅】

脱衣所のヒートショック対策【北九州 新築・注文住宅】

例えば、暖かい部屋では血圧は安定していますが、寒い脱衣所で服を脱ぐと、体が熱を逃がさないように
血管をぐっと収縮して、血圧が一気に上昇します。そして、寒い浴室でさらに血圧が上昇します。

出典:日テレNEWS 冬は要注意「ヒートショック」【北九州 新築・注文住宅】
出典:日テレNEWS 冬は要注意「ヒートショック」

ですから寒い脱衣所には暖房器具を設置することをおすすめします!
脱衣所でのヒートショックの対策は、服を脱いで浴室に入るまでの、温度差をなくすことが重要です。
冬場の寒い時期だと、居間と脱衣所の温度差は20度以上になります。さらに、脱衣所で服を脱げば、
体表面積全体の温度が、10~15度下がります。そのとき、体は、寒さを感じて血圧が急激にあがります。

その後、熱い湯船に浸かることで、血管が拡張して血圧が急に下がり、意識を失い、溺死してしまうのです。
また、ヒートショックではなくても、脱衣所が寒いと、お風呂を上がった後に、湯冷めしてしまいます
脱衣所が寒いというお家では、脱衣所に暖房器具を設置しましょう。

生活の様々な場面でヒートショック対策を【北九州 新築・注文住宅】

生活の様々な場面でヒートショック対策を【北九州 新築・注文住宅】

2021年3月に「STOP!ヒートショック」プロジェクトが行ったアンケート<注>で、
「あなたが実行している・実行したヒートショック対策として当てはまるものを全て教えてください」という問いに対して、

「入浴前に浴室を暖めておく」が64.5%、
「入浴前に脱衣室を暖めておく」「かけ湯をしてから湯舟に入る」がともに44.4%と、
入浴の際にヒートショック対策をしている方は50%前後と多いことが分かります。

出典:ウェザーニュース ヒートショックを防ぐための5つの対策【北九州 新築・注文住宅】
出典:ウェザーニュース ヒートショックを防ぐための5つの対策

一方、「廊下やトイレ、洗面所等を暖房して暖めておく」は21%と少なくなっています。
廊下やトイレ、洗面所なども、家の中では寒いと感じる方が多く、暖房の効いた部屋との温度差が大きい場所です。
入浴時はもちろんですが、廊下やトイレなどでもヒートショックに気をつけましょう。トイレに行く時は
カーディガンなどを羽織ったり、トイレの床にマットを敷いて足元を暖かくしたりするとよいですね。

<注>
「STOP!ヒートショック」プロジェクトが実施したインターネットによるアンケート調査
「ヒートショックに関する意識・実態調査」(2021年3月11日~3月15日)

「STOP!ヒートショック」プロジェクト【北九州 新築・注文住宅】

「STOP!ヒートショック」プロジェクト【北九州 新築・注文住宅】

まだまだ寒さは続きます。
コロナ禍であまり注目はされていませんが、家庭内事故はなかなか対策が取れません。
結論的にそれは、室内の温度差の解消ができないと抜本的な対策が取れないのですが、
STOP!ヒートショック」プロジェクトで啓蒙活動が実施されています。
ダウンロードもできます。

ヒートショック対策の解説動画も公開しています。

様々なメーカーさんが企業協働のプロジェクトを主催してくれています。
本当はCMなどで流してくれると、ありがたいのですが・・・
価格と性能を両方まじめに考えると、ヒートショック対策が取れない新築住宅は、
これからは建ててはいけません。

出典:tenki.jp 部屋と部屋の温度差を小さくして、家全体を暖かくしよう【北九州 新築・注文住宅】
出典:tenki.jp 部屋と部屋の温度差を小さくして、家全体を暖かくしよう

一番いいのはやはり、温かい家を建てることです。
「ハゼモト建設」は、認定低炭素の高気密高断熱住宅が標準仕様となっています。
ヒートショックの問題以外にも、せっかく北九州市に新築住宅を建てるのなら、
高気密で隙間風がなく、高断熱で外が寒い日でも温かいマイホームに住みたいですよね。
そんな性能重視の方にも、「ハゼモト建設」ならご満足いただけます。
ぜひ一度モデルハウスにも足を運んで下さい。「ハゼモト建設」の住宅アドバイザーがご案内致します。

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