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家づくりコラム

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2024.12.09

家族の健康を守る鍵! 高断熱住宅が風邪を予防する秘密

価格と性能を両方真面目に考える北九州の「地元で生まれ地元で育った工務店」
ハゼモト建設より家づくりの役に立つ家づくりコラムです。

すっかり寒くなりました。夜はもう10度を下回る日もあるほど冷えてきており、インフルエンザなどが流行しています。
家族の一人がインフルエンザになると、次々に家族にうつってしまうということ、よくあるようですね。健康の大切さが身にしみます。
今回は、高断熱住宅と健康の関係性、断熱性能が体に与える影響についてご紹介します。

北九州市 令和6年第48週(11月25日から12月1日)の市内の定点医療機関あたりの患者報告数19.11となり、注意報レベルの基準値である「10」を超えました。
今後インフルエンザの大きな流行が発生する可能性があります。インフルエンザに「かからない」、かかっても他の人に「うつさないよう」心がけましょう。
北九州市 令和6年第48週(11月25日から12月1日)の市内の定点医療機関あたりの患者報告数19.11となり、注意報レベルの基準値である「10」を超えました。
今後インフルエンザの大きな流行が発生する可能性があります。インフルエンザに「かからない」、かかっても他の人に「うつさないよう」心がけましょう。

高断熱住宅は、住まいの体感温度や湿度を一定に保つことで、健康に大きな影響を与えます。特に寒冷な冬場において、断熱性能が不十分な家では、室内外の気温差が大きくなることで体温調節の負担が増し、免疫力が低下する可能性があります。

これに対し、高断熱住宅は室温の急激な低下を防ぎ、風邪やインフルエンザの発症リスクを軽減する役割を果たします。また、暖かい家は血流の循環を促進し、冷え性や関節炎の改善にもつながるとされています。

WHOが勧める断熱住宅の健康メリット【北九州 新築・注文住宅】

WHOが勧める断熱住宅の健康メリット【北九州 新築・注文住宅】

世界保健機関(WHO)は、断熱性能が健康に与える影響を指摘し、特に寒冷地において住環境を快適に保つための基準を推奨しています。研究によると、室温が適正に保たれることで、寒冷乾燥に敏感なインフルエンザやその他のウイルスの感染リスクが低減します。WHOの報告は、断熱性を高めた家に住むことで心疾患や呼吸器疾患、さらには精神的なストレスまでも軽減できる可能性を示しています。

築年数と断熱性能の違いによる発症率の比較

住居の築年数による断熱性能の違いは、住民の健康に直接影響を与えます。早稲田大学の研究では、

することが示されました。

○東京ガス 都市生活研究所 「都市生活レポート」(2020年9月発行)
○東京ガス 都市生活研究所 「都市生活レポート」(2020年9月発行)

さらに、床暖房などの放射式暖房を活用した場合、発症率は24.6%まで下がることが分かっています。このデータは、断熱性能が風邪やウイルス感染対策において重要な役割を担うことを示しています。

つまり、温度を23度以上にしっかりと保った上で、湿度も50%に保つような生活をすると、インフルエンザに一家全員かかってしまうというようなリスクを減らすことができます。外からもらってきてしまうことで、発症する可能性はもちろんありますが、大人や子どもが外から持ち込んだものが、家中に蔓延してしまう可能性を下げることができ、次から次へとうつってしまうことも少なくなるでしょう。

寒暖差と免疫力の関係

寒暖差が大きい環境では、体温調節機能が過剰に働き、免疫力が低下することがあります。温度差の激しい住環境にいると、自律神経が乱れやすく、特に高齢者や子どもの体力には大きな負担となります。

出典:日テレNEWS NNN この気温差というのは1日のあいだの気温差だけではなく、外に出た瞬間、今までいた「室内と屋外」との気温差も含めています。【北九州 新築・注文住宅】
出典:日テレNEWS NNN この気温差というのは1日のあいだの気温差だけではなく、外に出た瞬間、今までいた「室内と屋外」との気温差も含めています。

高断熱住宅は、室温を均一に保つことでこのような問題を防ぎ、風邪やインフルエンザなどのウイルス対策にも効果を発揮します。また、寒暖差が少なくなることで快適な睡眠が取れるため、体力回復や健康な生活リズムの維持にも役立つとされています。

出典:エステー 多くの人が寝床内の温度を上げようとしますが、部屋の温度を適切に保つのが基本です。室温は18~23度、湿度は40~60%が適切です。【北九州 新築・注文住宅】
出典:エステー 多くの人が寝床内の温度を上げようとしますが、部屋の温度を適切に保つのが基本です。室温は18~23度、湿度は40~60%が適切です。

ハゼモト建設では適度な湿度を年中保てる、お家づくりをしております。インフルエンザは乾燥してくると広まりやすくなります。インフルエンザ対策として、暖かくして、湿度も保つことで体の免疫力を高め、家族全員がり患するというようなリスクを減らすことができます。

欧州の断熱基準と日本の現状

欧州では、住まいの断熱基準が厳しく定められており、特に寒冷地では高断熱住宅が標準的に採用されています。例えばドイツでは、パッシブハウスという超高断熱住宅が普及しており、エネルギー効率だけでなく健康への配慮も重視されています。

一方で、日本では欧州の基準に比べて断熱性能が低い住宅が多く、新築住宅でもその仕様はバラつきが見られます。しかし最近では、省エネ性能への関心が高まっており、注文住宅の分野を中心に高断熱住宅への取り組みが進んでいます。日本では気候も多様であるため、地域ごとの特性に合った断熱基準の採用が課題となっています。

子どもの風邪が77%減少!
高断熱住宅の風邪予防メカニズム【北九州 新築・注文住宅】

子どもの風邪が77%減少 高断熱住宅の風邪予防メカニズム【北九州 新築・注文住宅】

高断熱住宅では、外気の影響を最小限に抑える構造によって、室内の温度が安定しやすく、湿度も一定に保ちやすい特徴があります。この仕組みを支えているのが、断熱性能の高さと気密性です。

断熱住宅では、暖かい家を維持するために効果的な保温が可能となり、過度な乾燥や湿度低下を防ぐ環境が整えられます。また、適切な換気システムと組み合わせることで、湿度50〜60%の快適な状態を維持しやすくなります。これにより、湿度が低い環境で増殖しやすいインフルエンザウイルスのリスクを効果的にコントロールすることができます。

室内の温度差が少ない環境づくり

室内の温度差が少ない環境づくりは、健康面で大きなメリットをもたらします。特に、冬場の急激な温度の変化は、ヒートショックや免疫力の低下に繋がる可能性がありますが、高断熱住宅ではこれを防ぐことが可能です。暖かい家の中では血流が安定しやすく、体の免疫機能が正常に働きやすくなります。その影響で風邪やインフルエンザへの耐性も高まり、健康を維持するサポートとなります。

室内の空気の乾燥を緩和

一般的に冬場は空気が乾燥しやすく、喉や鼻の粘膜がダメージを受けやすくなります。高断熱住宅では、気密性が高いことから加湿器の使用や調湿素材を取り入れることで、より効率的に湿度を管理できます。その結果、粘膜の乾燥が抑えられ、外部から侵入するウイルスや細菌に対する防御機能を向上させることができます。乾燥を嫌うインフルエンザウイルスへの対策としても、高断熱住宅は大きな働きを果たします。

暖房された寝室で、子どもの風邪が77%減少!

出典:ロングライフ・ラボ 寝室で暖房を使用している子どもは、使用していない子どもと比較して風邪のリスクが77%減少、インフルエンザにかかるリスクが45%も減少したという結果が得られています。【北九州 新築・注文住宅】
出典:ロングライフ・ラボ 寝室で暖房を使用している子どもは、使用していない子どもと比較して風邪のリスクが77%減少、インフルエンザにかかるリスクが45%も減少したという結果が得られています。

「結論:この調査より、寝室を暖かく保つことが子供の感染症予防に効果があることを示している。日本において、この調査結果を広く普及するためには、人々の健康意識を通して、今までの 習慣(考え方) を変えていく必要がある。」(和訳:ロングライフ・ラボ)
研究結果から、私たちは風邪や免疫力低下を防ぐために、寝室を暖めて寝る習慣が必要であり、室温がとても重要なことが分かりました。

しかし、日本の就寝中における寝室の冬季平均室温が18℃未満の住宅が90%という調査結果があり、日本の住まいの生活の中で、寝室を暖めて寝る習慣があまりないのが現状です(出典:一般社団法人日本サステナブル建築協会「住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する全国調査 第4回報告会」より)。
また、日本の住宅の多くは断熱性能(保温性)が低く、暖かいお部屋にするためには、多くのエネルギーを使い暖めているのが現状です。

出典:ロングライフ・ラボ 暖房された寝室で、子どもの風邪が77%減少!

特に、寒冷乾燥を好むウイルス対策の観点では、室温を20〜25℃、湿度を40〜70%の範囲で維持することが推奨されています。IoTデバイスやスマートホーム機器を活用することで、温湿度のリアルタイム監視が容易になり、健康的な住環境を保つことに繋がります。

北九州での住まい選びに迷われている方々には、まずは一度、モデルハウスでの体験を通じて、その快適さと経済的メリットを感じていただきたいと思います。もしご興味があれば、ぜひハゼモト建設にお問い合わせください。未来の住まいについて、皆様と共に考え、最適な提案をさせていただければと思います。

注文住宅で注目したい断熱性と省エネ性能【北九州 新築・注文住宅】

注文住宅で注目したい断熱性と省エネ性能【北九州 新築・注文住宅】

注文住宅を検討する際は、省エネ性能の高さにも注目しましょう。断熱性能を高めることで、冷暖房効率が向上するため、光熱費の削減につながります。また、省エネ性能が高い住宅は温度差が減少し、住まい全体で健康被害を予防できる環境が整います。寒冷乾燥を好むウイルス対策という点でも、省エネ住宅の湿度管理システムは有効です。結果的に、健康面のメリットと経済的コスト削減を同時に得られる一石二鳥の対策となります。

出典:スーモ 2025年以降に新築する住宅では、断熱等級4以上、2030年には等級5以上の義務化が決まっています。【北九州 新築・注文住宅】
出典:スーモ 2025年以降に新築する住宅では、断熱等級4以上、2030年には等級5以上の義務化が決まっています。

家づくりにおいて断熱性能は非常に重要な要素です。日本では断熱性能を評価する基準として「断熱性能等級」が定められており、断熱性が高い住まいを選ぶことで、冬場の寒暖差による体調不良やインフルエンザの発症リスクの軽減に寄与します。断熱性能等級は注文住宅を計画する際に必ずチェックし、地域や生活スタイルに合った性能を選ぶことをおすすめします。

高断熱住宅を建てる際には、他の一般住宅よりも初期費用が高くなる傾向がありますが、暖房効率が高まり光熱費の節約が期待できる点を踏まえると、長期的にはランニングコストの削減に繋がる可能性があります。断熱性能等級や注文住宅の設計仕様を慎重に検討し、自分のライフスタイルに適した計画を立てることが重要です。

二重窓や樹脂サッシがもたらす効果

二重窓や樹脂サッシは家の断熱性能を向上させる有効な手段です。特に窓は建物の中で熱損失が大きい部分であるため、二重窓を採用することで大幅に熱損失を抑えることができます。また、樹脂サッシは金属製のサッシに比べて熱伝導率が低いため、家全体を暖かい環境に保つ効果があります。さらに、室温が一定になりやすい環境は免疫力を安定させるピーク温度をサポートし、ウイルス対策の観点からも効果的です。

気をつけたい施工技術の重要性

設計段階でいくら高い断熱性能を目指しても、その施工品質が伴わなければ、期待する暖かい家にはなりません。例えば断熱材の隙間や不適切な窓サッシの設置は断熱効果を大幅に損なうことがあります。また、防湿シートや気密材など細部の施工品質にも注意する必要があります。信頼のある施工業者を選び、高度な技術による施工を行うことが住宅の性能を最大限に引き出す鍵となります。

これから家づくりをお考えの方は、その後の暮らしの安全も家づくり次第で変わってくると知っていただければと思います。

いかがでしたでしょうか。

高断熱住宅の持つ快適な環境は、風邪やインフルエンザの予防に直結します。多くの研究から、適切な温度・湿度が健康管理において重要であることが示されています。温度が20℃以上、湿度が50〜60%に保たれた環境では、ウイルスの感染性が著しく低下するため、風邪やインフルエンザのリスクを減らすことができます。また、快適さがストレスを軽減し、結果として免疫力の向上にも繋がります。このような住環境から得られる総合的な効果が、ウイルス対策における高断熱住宅の重要性を高めているのです。

北九州での住まい選びに迷われている方々には、まずは一度、モデルハウスでの体験を通じて、その快適さと経済的メリットを感じていただきたいと思います。もしご興味があれば、ぜひハゼモト建設にお問い合わせください。未来の住まいについて、皆様と共に考え、最適な提案をさせていただければと思います。

〈最高に暖かい! 床下エアコンで床暖房のように暖かい家〉
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実録!家づくりストーリーはこちら【北九州 新築・注文住宅】
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