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家づくりコラム
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2024.10.24
北九州の住宅事情とこれからの住まい選び—物価対策と高性能住宅の価値
価格と性能を両方真面目に考える北九州の「地元で生まれ地元で育った工務店」
ハゼモト建設より家づくりの役に立つ家づくりコラムです。
北九州を含む日本全国で、住宅価格が上昇し続けています。建築資材の高騰や人件費の増加、さらには変動型ローン金利の上昇が、その背景にあります。こうした影響により、家を持つという夢が遠のいている方も少なくありません。
家は家族の拠り所であり、生活の基盤です。しかし、その大きな投資がますます難しくなっている現状では、どのようにして最良の選択をするかが問われています。この記事では、北九州の住宅事情と、政治や経済の動向がこれからの住まい選びにどう影響するかについて考えていきます。
INDEX
衆議院選挙と各党の物価対策—住宅選びへの影響
現在の衆議院選挙において、各党は物価対策を主要な争点として掲げています。自民党は、経済の成長と賃金引き上げを通じて物価上昇に対応し、家計への負担軽減を目指しています。一方で、立憲民主党は、生活必需品の消費税率を一時的に引き下げることで、物価高騰に直面する家庭の負担を軽減する方針を打ち出しています。
また、日本共産党は、エネルギー価格への直接補助や低所得世帯向けの支援策を強化することを提案しており、これにより生活コストを抑えるとしています。しかし、こうした政策が実現するまでには時間がかかる可能性があり、短期的には住宅価格や生活費の負担が続くことが予想されます。そのため、家を建てる際には、こうした経済リスクを織り込んだ計画が必要です。
家づくりの課題—物価高と住宅ローンの影響【北九州 新築・注文住宅】
家づくりの課題—物価高と住宅ローンの影響【北九州 新築・注文住宅】
住宅価格の上昇とともに、変動型の住宅ローン金利も上がる見込みです。一方で、賃金が物価上昇に見合っていない現状では、将来の返済リスクも増しています。このような状況の中で、住宅を購入する際には慎重な計画が求められます。
マイナス金利解除後、すなわち2024年以降の変動金利の行方を予想するためには、引き下げ幅と日銀の今後の金融政策に注目する必要があります。
まず、引き下げ幅については金融機関同士の競争が続く限りある程度の高止まりが期待できます。住宅ローンは、金融機関にとって、個人のお客さまに提供している重要な金融商品の1つです。
都市銀行や地方銀行だけでなく、ネット銀行も含めた各金融機関では顧客の争奪戦が続いており、一定の引き下げ幅は維持されるでしょう。仮に引き下げ幅が縮小された場合でも、既に住宅ローンを借りている方の引き下げ幅は変更にならないのが一般的です。
次に日銀の金融政策に影響を与える物価の情報を確認しておきましょう。総務省統計局が発表した2024年7月分の消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数)は、前年同月比プラス2.7%となっており、日銀の目標としているプラス2%を超えています。
(出典)総務省 報道資料 2020年基準 消費者物価指数 全国2024年(令和6年)7月分しかも、年2%以上の物価上昇は一時的なものではなく、2022年中から継続的に起きている現象です。
引用:SBI新生銀行 2024年以降の住宅ローン変動金利はどうなる?
「マイナス金利政策解除後の変動金利はどうなるのか」より抜粋
例えば、多くの方が内装や外装、設備選びにおいてコストを抑えようとするのは当然です。しかし、家の基本性能、特に断熱性や耐震性など、生活の快適性や安全性に関わる部分については、妥協せずに考えることが大切です。
これからの住宅選びに求められるものとは【北九州 新築・注文住宅】
これからの住宅選びに求められるものとは【北九州 新築・注文住宅】
高性能住宅という言葉を耳にする機会が増えていますが、これは単なる流行ではありません。気候や経済状況の変化に対応し、長期的な視点で居住コストを削減できる住宅が求められています。
例えば、高断熱仕様の窓や高効率のエアコンを導入することで、冷暖房費が大幅に削減できるだけでなく、快適な生活環境が実現します。また、太陽光発電などの再生可能エネルギーを活用した住宅も、家庭の電力コストを抑える一助となります。こうした工夫を凝らすことで、長期的な生活コストの削減が可能です。
高性能住宅の最大の特徴は、断熱性や耐震性、省エネルギー性能が高いことです。これにより、以下のような利点があります。
– 冷暖房費の削減:断熱性能が高いため、外気の影響を受けにくく、冷暖房の効率が向上します。
– 安心な構造:地震に備えた耐震性能の向上により、長く安心して住める家となります。
– 長期的な経済メリット:初期費用が高くても、光熱費やメンテナンス費用の削減で、長期的な家計負担を軽減できます。
北九州の気候に合わせて設計された高性能住宅は、冬の寒さや夏の暑さを和らげ、快適な住環境を提供します。これにより、日々の光熱費の負担も抑えられ、経済的な面でも家計の助けになります。
生活コスト削減のためにできること【北九州 新築・注文住宅】
生活コスト削減のためにできること【北九州 新築・注文住宅】
家計管理の一環として、住宅にかかるコストをいかに抑えるかは重要なテーマです。省エネルギー性能が高い住宅に住むことで、日々の生活コストを削減することができます。
例えば、エアコンや照明、給湯器などの設備を高効率なものに替えるだけで、年間数万円の節約が可能です。さらに、断熱材を使った壁や床、天井の設計により、冷暖房の効率を高めることができ、結果的に光熱費の削減につながります。
家を建てる際に考慮すべきポイント
家づくりには多くの選択が伴います。デザインや設備の選び方によってコストが大きく変わるため、どこにお金をかけ、どこで抑えるかが大切です。
– 必須な部分には投資する:断熱や耐震といった住宅の基本性能には投資を惜しまない。
– デザインや仕上げにメリハリをつける:手すりやカーテン、キッチンのデザインなど、生活に直接関わらない部分は標準仕様を選び、コストを抑える。
– 予算と実際の生活のバランスを考える:理想的な空間を作り上げるためには、現実的な予算設定が必要です。土地と建物のバランスを見極めながら、無理のない範囲で家を作ることが求められます。
補助金や減税制度の活用法
住宅購入にかかるコストを抑えるためには、国や自治体が提供する補助金や減税制度をうまく活用することが重要です。例えば、省エネルギー性能が高い住宅に対しては、補助金が提供される場合が多く、これにより初期費用を軽減できます。
また、北九州市では、省エネ設備の設置に対する補助金が出るほか、住宅ローン減税も活用できます。こうした制度を使うことで、より経済的に住宅を取得できる可能性があります。
実際の体験談—ハゼモト建設のモデルハウスを訪れて
ハゼモト建設では、実際に高性能住宅を体感できるモデルハウスを用意しています。先日、北九州市在住の若い夫婦が訪れた際、「夏でも涼しく、冬でも暖かい」と驚かれていました。また、「光熱費が今よりも大幅に下がることが期待できる」との感想をいただいています。
実際にモデルハウスで体感することで、住まいの性能がもたらすメリットをより具体的に感じていただけるのではないでしょうか。私たちはお客様一人ひとりのライフスタイルに合わせた設計プランを提案し、無理のない予算で住まいを提供することを心掛けています。
まとめ:未来に備えた住まい選び【北九州 新築・注文住宅】
まとめ:未来に備えた住まい選び【北九州 新築・注文住宅】
住宅を選ぶ際には、価格やデザインだけでなく、長期的な視点でのコストパフォーマンスを考慮することが重要です。高性能住宅は、初期投資がやや高く感じられるかもしれませんが、長期的な視点で見れば、光熱費の削減やメンテナンスコストの低減といった形で、家計に大きなメリットをもたらします。
また、衆議院選挙における各党の物価対策がどのように実現されるかについては、不透明な部分も多く、現時点での生活コストの上昇に対しては、住宅自体が持つ省エネ性や耐震性が一つの対策となります。高性能住宅は、快適な住環境を提供するだけでなく、経済的な負担を抑え、家族全員が安心して住み続けられる場を提供するものです。
北九州での住まい選びに迷われている方々には、まずは一度、モデルハウスでの体験を通じて、その快適さと経済的メリットを感じていただきたいと思います。もしご興味があれば、ぜひハゼモト建設にお問い合わせください。未来の住まいについて、皆様と共に考え、最適な提案をさせていただければと思います。
ハゼモト建設は、これからも皆さまに「安心して暮らせる、快適な住まい」を提供するため、日々努力を続けてまいります。次回もぜひお読みください。ありがとうございました。