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スタッフブログ

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2024.07.19

大工さんがいなくなる⁉️

こんにちは!
価格と性能を両方真面目に考える北九州の「地元で生まれ地元で育った工務店」
ハゼモト建設より住まいと建築の知識をお届けするブログコーナーです。

住宅業界では、大工不足が深刻な問題となっています。
今回は、この問題の背景や影響、そしてハゼモト建設株式会社の取り組みについて解説します。
住宅業界の最新動向を知り、安心して家づくりを進めるための参考にしていただければと思います。

大工不足の現実とその背景

労働環境の悪化と高齢化

大工の数は、過去数十年で大幅に減少しており、建築現場での大工不足が深刻化しています。この問題の背後には、大工の労働環境の悪化や高齢化、若者の職業としての大工への関心の低下が挙げられます。現場の労働条件が厳しく、賃金の低下が続いていることが大きな要因です。また、高齢化が進行しており、技術力の高い大工が減少しています。これにより、建築現場での管理能力が低下し、品質にも悪影響を及ぼしています。

若者の大工離れと高齢化

若者の建設業界への関心低下が、大工不足を助長しています。高校や大学を卒業する若者の多くが、安定した企業で働くことを望むため、建設業界への就職希望者が減少しています。また、大工の仕事に対するイメージが悪化しており、若者が手に職をつけるための職業教育も受けづらい状況にあります。一方で、現役大工の高齢化が進行しており、技術継承の問題が生じる可能性があります。

賃金低下と労働環境の悪化

大工不足の背後には、賃金の低下と労働環境の悪化が主な要因となっています。過去数年にわたり、建築業界では賃金の低下が続いており、その結果、労働者にとって魅力的でない業界となってしまっています。さらに、建設現場での労働条件も厳しく、休日や時間外労働に対する対応が不十分であることも、若者や有能な労働者が他の業界に流れる原因となっています。このような状況が続く中で、業界全体として労働力の確保が難しくなり、大工不足が深刻化しています。

ハゼモト建設株式会社の取り組み

ハゼモト建設株式会社では、大工不足問題に対して様々な取り組みを行っています。以下に、その具体的な施策を紹介します。

外国人技能実習生の育成

ハゼモト建設株式会社では、外国人技能実習生を積極的に受け入れています。彼らに対しては、技術や日本語の教育を行い、現場での実践的な経験を積ませることで、高い技術力を持った人材へと成長させています。技能実習生たちは、日本の建築技術を学び、自国に帰った後もその技術を活かすことができるよう、しっかりとした教育プログラムが組まれています。

異業種からの転職支援

異業種からの転職を積極的に支援しています。建設業界に未経験の方でも、安心して新しいキャリアをスタートできるよう、丁寧な指導とサポートを提供しています。転職者には、基礎から実践までしっかりとした研修プログラムを提供し、短期間で現場での即戦力となれるよう育成しています。

仕事内容の規格化と属人性の排除

仕事内容を規格化し、属人性を排除することで、誰でも同じ品質の仕事ができるようにしています。これにより、作業効率が向上し、安定した品質を提供しています。具体的には、作業手順書の整備や、作業の標準化を進めています。これにより、個人のスキルに依存せず、高い品質の施工が実現されています。

最新式工具の導入

最新式工具の導入により、作業効率と安全性を高めています。新しい技術を積極的に取り入れることで、現場の生産性を向上させ、働きやすい環境を整えています。例えば、電動工具や精密機器を導入することで、作業の効率化と安全性の向上を図っています。また、新しい技術を活用した研修プログラムも提供し、社員のスキルアップを図っています。

社員化と福利厚生の充実

大工を社員として雇用し、福利厚生を充実させています。これにより、長期的な雇用が確保され、働き手のモチベーションが向上しています。具体的には、健康保険や年金制度、休暇制度の充実など、社員が安心して働ける環境を整えています。また、社員のスキルアップを支援するための研修制度や、資格取得支援制度も整備しています。

大工不足への対策としての人材育成

ハゼモト建設株式会社は、大工不足への対策として人材育成に注力しています。若者や未経験者を積極的に採用し、職業訓練校での技術教育や現場での実践的な研修、マンツーマン指導を行っています。また、労働環境の改善や賃金の見直しも行い、働きやすい環境を提供しています。

現場での実践的な研修

現場での実践的な研修も重視しています。新人の大工には、経験豊富な先輩大工がマンツーマンで指導し、実際の作業を通じて技術を磨いています。この研修を通じて、若手大工は現場でのリアルな経験を積み、即戦力として活躍できるようになります。

技術伝承のためのマンツーマン指導

技術伝承のためのマンツーマン指導も行っています。高齢化が進む現役大工の技術を次世代に継承するため、若手とベテランのペアを組んで作業を行います。これにより、若手は現場での具体的な技術を学び、ベテランの知識と経験を引き継ぐことができます。

労働環境の改善と賃金の見直し

労働環境の改善や賃金の見直しも行っています。大工不足の一因である労働条件の悪化を改善し、働きやすい環境を整えることが重要です。具体的には、作業時間の短縮や休暇制度の充実、賃金の引き上げなど、働きやすさを重視した施策

を実施しています。

住宅建築とリフォーム業界への影響

大工不足は、新築やリフォームの工事スケジュールが遅れたり、品質が低下したりするなど、大きな影響を与えています。企業の業績にも影響を及ぼしており、技術伝承の途絶えによる日本独自の建築技術が失われる恐れもあります。

工事スケジュールの遅れ

大工不足によって工事スケジュールが遅れるケースが増えています。人手不足により、予定通りに工事が進まず、納期が遅れることがあります。これにより、お客様に迷惑をかけることがあり、企業の信頼性にも悪影響を及ぼしています。

施工品質の低下

人手不足により、施工品質が低下するリスクもあります。経験不足の職人が増えることで、施工ミスやトラブルが発生しやすくなります。これにより、お客様の満足度が低下し、リフォームや新築の品質に対する信頼が揺らぐことがあります。

受注可能な案件の減少

大工不足により、受注可能な案件が減少することもあります。人手不足のために、多くの案件を受注することが難しくなり、企業の業績に影響を与えています。これにより、企業は限られたリソースを効率的に活用し、受注する案件を選別する必要があります。

業界全体の改革と技術革新

ハゼモト建設株式会社は、業界全体の改革と技術革新に積極的に取り組んでいます。企業同士の協力や労働環境の改善、IT技術やAIを活用した効率的な建築プロセスの開発、新たな住宅建材の研究開発などを行っています。

IT技術やAIの活用

IT技術やAIの活用により、建築プロセスの効率化を図っています。例えば、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を活用することで、3Dモデリングを用いた設計・施工・管理が実現します。これにより、正確な情報共有や効率的なプロジェクト管理が可能となり、作業の効率化が図られます。

プレキャスト工法の導入

プレキャスト工法の導入により、施工期間の短縮や品質向上を図っています。工場で部材を作り、現場で組み立てるこの工法は、効率的な施工が可能となり、現場での作業時間を大幅に短縮することができます。また、工場での製造により、品質の均一化も図られます。

ハゼモト建設株式会社では、モデルハウス見学や体感Laboの訪問、無料相談会を随時開催しています。これらの機会を通じて、私たちの取り組みや技術を直接体感していただけます。お気軽にご参加いただき、理想の住まいづくりの第一歩を踏み出してみませんか?
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

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