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2016.04.07
建築力は偉大
以前に書かせていただいたことのある、リノベーションをするお宅の床下です。
その時は、ここまで見られなかったのですが、今回は階段を撤去したので、更に詳しく確認することができました。
昔の家は勾配がきつい階段が多いですが、その勾配を緩める方法は一つしかありません。
階高は変わらないので、全長を長くするしかありません。
昔の家は玄関ホールに階段が繋がっています。
それを反対側のリビングに曲げて、距離を稼ぐ手法で、勾配を緩めます。
トイレが階段下にあるので、注意が必要ですが、新築やリノーベーションに数多くの経験がある、私たちならではのご提案ではないかと思っています。
床下にはこちらの材料を入れ込みます。
等級3に該当する断熱材です。
今までは、全く断熱材が入っていません。
これにより、足元の冷たさは軽減されます。
リフォームは、見かけの美しさを改善するだけでは、不十分だと考えています。
暮らしを向上させる工事をすることが、本当のリフォームなのですが、
最近は、それらの工事を明確にする為に、「リノベーション」と呼んでいる傾向があります。
暮らしを向上させる、建築力が必要です。
真の意味での建築力を語れる方が少なくなってきました。
私はそんな建築力の偉大さに、心酔しています。
建築力を通じて、暮らしを向上させる
経営理念に掲げています。